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土地家屋調査士とは
土地家屋調査士とは、不動産を取り引きするときに必要となる調査や測量、手続き代理などをする職業です。
特に、土地は路線値の大きな下落さえ起きなければ、長い間一定の「価値」を持ち続けるものです。
土地＋家という財産を手に入れても、木造の家なら20年もすればほぼ「土地だけの値段」とみなされるのが日本の不動産取り引きにおける暗黙のルールです。そこで重要となるのが、特に土地の測量と、家の状態の確認です。
土地家屋調査士の仕事が最も「見えやすいところ」
日常的に不動産売買を行っている方でもない限り、土地家屋調査士の仕事に触れることはありません。
土地家屋調査士の仕事に触れるとしたなら、
・親が残した家を売却する
・自分自身が所有する家を売却する
といったシーンです。
また、地方裁判所の資料縦覧コーナーに置かれている
・競売物件情報
でも、その仕事ぶりを見ることができます。
敷地や家の状況を写真に撮り、問題となりそうな点について詳細に解説しているページがいくつもあります。これらのページの一番目には、「土地家屋調査士○○○○」と、調査をした土地家屋調査士の氏名が記載されています。
土地家屋調査士のうち、民間紛争解決手続きができるのは少数
上で触れたとおり、土地家屋調査士は土地取り引きに欠かせない基本的な情報を、専門家の目でチェックする大事な役割を担っています。
しかしながら、土地取り引きで少なからず起こる「土地の境界があいまいであったことから起こる民間紛争（裁判など）」に携わることのできる土地家屋調査士はあまり多くありません。
土地家屋調査士の中でも、「ADR認定土地家屋調査士」ならば、弁護士と共同受任することで、“境界問題解決”への糸口を見つけてくれます。
土地家屋調査士のしごと
では、改めて土地家屋調査士の仕事についてご説明します。
・登記に必要な、敷地・家屋の調査
・登記に必要な、測量または土地境界（筆界）の確認
・不動産取り引きに必要な手続き（登記申請手続き）の代理
これらは、敷地ないしは敷地＋家を売り買いするときに重要な情報であり、手続きです。この中で特に土地境界の確認や家の調査は、一般の人では行えないもので、土地家屋調査士に依頼すべきことです。
家や土地の売買に関し、不明な点があれば土地家屋調査士に依頼し、正しい情報を得れば、不動産業者も売買仲介をしやすくなるというものです。
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