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都市計画法とは
都市計画法とは、無秩序な開発を防ぐと同時に、健全なまちのありかたを定めるための法です。
駅に近いエリアは商業施設や公的施設が多く、いわゆる「市街地」を形成していることはお気づきのとおりです。一方、市街地から離れれば住宅地が多くなり、さらにとおくになれば工業地帯や農地が増えるのも都市計画法により管理されているからです。
都市計画法の「目指すもの」
***引用ここから***
この法律は、都市計画の内容及びその決定手続、都市計画制限、都市計画事業その他都市計画に関し必要な事項を定めることにより、都市の健全な発展と秩序ある整備を図り、もつて国土の均衡ある発展と公共の福祉の増進に寄与することを目的とする。
***引用ここまで***
「都市計画法第一章 総則（目的）│e-Gov」
上で触れたとおり、エリアごとに明確な“性質”があり、自然とつながるように並んでいれば、生活環境は快適なものとなります。都市計画法はエリアごとに性質を定めますので、「ご近所で起きそうなトラブルを防止する」といった細かなことではなく、より高い視点から定める計画です。
準都市計画区域と都市計画区域外の違い
既に人口密度の高いエリアは都市計画区域であるはずです。それに対し、
・準都市計画区域＝これから開けていくと考えられ、なおかつ乱開発により混乱/支障が生じると考えられるエリア
・都市計画区域外＝人口が少なく、特に今すぐ何らかの規制をかけなくてもよいエリア
があります。
準都市計画区域で気にしなければならないこと
準都市計画区域では、エリア内のどこに住宅を建ててよいか、建ぺい率や容積率をどこまで許容するかが決められています。
また、準都市計画区域内には風致地区に定められている場所もあります。風致地区とは、河川/水路や緑など自然を感じられる良好な環境を保つために定められるエリアです。
東京都にも、明治神宮近郊や洗足、江戸川、石神井など28もの風致地区があります。新しく家を建てるとき、大掛かりなリフォームをするとき、木や竹の伐採など、土地に何らかの手入れをするときに区長の許可を申請しなければなりません。
もしも新しく家を建てたいとき、大掛かりなリフォームをしたいときは、土地を購入する不動産業者に聞いてみる、もしくは自治体の建設課など住宅建築を司る部署に出向き確認することが大事です。
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