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一人暮らしや、夫婦二人暮らしだった時とは異なり、おうちに赤ちゃんがやってくるとお掃除のやり方が気になりますよね。
赤ちゃんのためを考えてできればいつも清潔にしていたいけど、仕事に復帰したら時間がなくなるし、なかなか毎日掃除機をかけるのも難しい…。
「他のご家庭がどのくらいの頻度で掃除機をしているのか?」
「自分の子どもにアレルギーがあったら?」
「子どもの側で掃除機をかけてもいいの?」
など、気になることも多いでしょう。
今回はそんなママのために、赤ちゃんがいるおうちのお掃除方法をまとめました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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掃除機
どのくらいの頻度で掃除機をかけるべきか聞くと、「毎日かけなくちゃいけない」と思っている方が圧倒的に多いようです。
しかしお子さんがダニやハウスダストにアレルギーを持っている場合などでなければ、それほど強迫観念にかられる必要はないでしょう。
できれば2日に1度は掃除機かけをしたいところですが、忙しい方は最低週に一度という方もいらっしゃいます。
また逆に、毎日掃除機をかけてもやり方が間違っていたら意味がありませんよね。
まずは正しい掃除機のかけ方を説明します。
1.カーペットやラグの掃除機のかけ方
カーペットやラグ、じゅうたんなどは、毛のスキマにゴミが残ってしまうことがあります。
特に赤ちゃんがいるご家庭は、食べかすなどの小さなゴミが絶え間なく発生するものです。
そのようなゴミをしっかり取るために、掃除機のヘッドはゆっくりと動かしましょう。
また、目に逆らって毛を逆立てるようにするのもコツです。
そして一方向から掃除機をかけたら、同じ場所に横方向から掃除機をかけましょう。
縦と横に二度掃除機をかけることで、一方向では取りづらい細かなゴミも取れるのです。
2.フローリングの掃除機のかけ方
大人が意識するよりも赤ちゃんにとってはフローリングの衛生は遥かに重要です。
特にハイハイ時期の赤ちゃんにとっては、ほぼ1日中フローリングに触れていると言っても過言ではありません。しっかり掃除してあげたいですね。
カーペットやラグなどは目に逆らって掃除機をかけましたが、フローリングの場合は逆です。フローリングの目にそって掃除機をかけるようにします。
フローリングを傷つけないために、力を入れすぎたり、壁にぶつけたりしないように優しくかけましょう。
お使いの掃除機に「フローリング」モードがあれば、利用するのも良いでしょう。
3.畳の掃除機のかけ方
そもそも畳に掃除機をかけて良いのかどうか、気になっている方もいらっしゃいます。
確かに、せっかくキレイな畳を傷つけたくないという気持ちも分かりますよね。
結論から言うと、畳にもしっかり掃除機をかけましょう。
ただし、掃除機のかけ方には注意が必要です。
まず、畳を傷めないようにするために、畳の目に沿って掃除機をかけます。
力を入れる必要はなく、スピードもゆっくりで大丈夫です。
そしてフローリングと同じくお使いの掃除機に「畳」モードがあれば、利用するのも良いでしょう。
特に夏には、赤ちゃんは畳で過ごしやすようにしています。
ただ、液体のものを食べこぼしてしまうこともあり、そうなるとかなり面倒ですよね。
そういう時には、食事用の敷きマットもおすすめです。
拭き掃除
掃除機だけだとどうしてもベタベタ汚れや油汚れ、液体の汚れは落ちません。
特に子どもが小さい内は毎日のように拭き掃除が必要になるはずです。
掃除機のかけ方に続き、拭き掃除のやり方を説明します。
1.フローリングの拭き掃除のやり方
普段あまり拭き掃除をしていない場合、フローリングがベタベタしてくることがありますよね。そのベタベタの原因の1つは、なんと足の裏の皮脂汚れだとか。
足の裏の皮脂だとすると、いくら気をつけていても時間が経てば必ずベタついてきてしまいます。
スリッパを履けば足の裏の皮脂汚れは防げるかも知れませんが、飛び跳ねた油や食べこぼしを運びやすくなる可能性もあり、やはりフローリングのベタつきは防ぎきれません。
フローリングのベタつきの掃除は、水拭きが基本です。
というか、水拭きでほとんどの場合ピカピカになります。
ポイントは、部屋の奥から手前に水拭きしていくこと、そして木の目に沿って拭くことです。
さらにおすすめなのが、水拭きをしてすぐに乾拭きをするという方法です。
乾拭きのコツは、水分が乾ききる前に乾いた雑巾で拭き取ること。
水拭きの後にする乾拭きをすることで、カルキなどを拭き取ることができ、拭き跡を消すことができるのです。
お酢や重曹などを使うとよりキレイになると言われていますが、ワックスが落ちるなどのデメリットも考えられますので、よほどの汚れの場合以外は水拭きで十分でしょう。
また、どうしても油汚れなどが気になる場合は台所用中性洗剤を薄めて使う方法もあります。
その際にも、しっかり拭き取るために水拭きの後に必ず乾拭きをしておくようにしましょう。
2.畳の拭き掃除のやり方
畳の拭き掃除は、フローリングのやり方とは全然違いますので、確認しておきましょう。
畳の材料であるい草は、一度傷つけてしまうと元には戻りません。畳は水気に弱いので、基本的に水拭きはしないようにします。
もしどうしても水拭きしたい時は、固く絞った雑巾を使います。
そして、水拭きした直後に乾拭きをすることが重要です。
拭き掃除をする時は、畳の目に沿って行いましょう。
また、いくらキレイにしていてもカビやダニが発生してしまうことがあります。
その時は思い切って畳を買い替えても良いでしょう。
畳屋さんに聞くと、2〜3年毎に畳の葺き替えをするのが良いとのことです。
シートモップ、コロコロ
1.掃除機や水拭きの代わりにシートモップではダメなの?
掃除機をかけるのが苦手なお母さんって意外に多いんです。
あの音や、排気が嫌いだという声もよく聞きます。
そういう方からよく質問されるのが「掃除機の代わりにシートモップを使っても一緒でしょ?」というもの。
シートモップは、フロアワイパーとも呼ばれ、”クイックルワイパー”が有名ですね。
小さなゴミやホコリを吸着する”ドライシート”だけでなく、拭き掃除もできる”ウェットシート”にも取り替え可能です。
確かに便利で優秀な掃除道具ですが、実は目に見えないような小さなホコリを吸い取れないケースもありえます。
できれば掃除機と併用して使うことをおすすめします。
2.掃除機の代わりにコロコロではダメなの?
吸着性のシートをコロコロと転がす、いわゆる「コロコロ」。
一応正式名称は”粘着カーペットクリーナー”らしいのですが、ここではコロコロで統一します。
このコロコロ、ちょっとしたゴミやホコリなら一瞬で吸着してくれて、そして手も汚さず捨てることができます。
コロコロを発明した人にお中元でも贈りたいほど感謝している人も多いはず。
子どもが小さいと、ポロポロと食べこぼしてお菓子のカスが散らかっちゃうこともしょっちゅうありますが、そういった時に活躍してくれます。
しかし、あくまでちょっとした範囲では活躍できても、部屋全体をコロコロするのは現実的ではありません。
もちろん、目に見えないような細かいホコリやダニの死骸なども吸着しきれないこともありえます。
掃除機だからと言って万能ではないですが、コロコロを掃除機代わりに使うのは難しいと言えるでしょう。
ルンバ
1.ルンバはママの味方なのか?
もはや知らない人は少ないとも言える「ルンバ」。
iRobotが製造販売する、ロボット掃除機の代名詞とも言える商品です。
自動で掃除ができるというので便利ですが、実は妊婦さんや赤ちゃんのいるママは購入を控える方もいらっしゃるようです。
しかし、ルンバの公式サイトを見ると、ルンバは妊婦さんや子育て中のママの味方なのだとか。どういうことでしょう。
まず、妊婦さんや出産直後のママはお掃除どころではありません。
しかしお掃除はしっかりしておきたい時期。そういう時に、ルンバがあれば楽に掃除を済ませることができます。
赤ちゃんがいるママにこそ使っていただきたいのですが、「赤ちゃんにぶつかったりしないの?」と不安になる方も多いかも知れません。
iRobotさんに問合せたところ、「基本的には危険性はないのですが、赤ちゃんから遠いところに設置するようにしてください。
おもちゃと間違って触れてしまうこともあるので、赤ちゃんから目を離さないようにしてください。」ということでした。
換気
1.ホコリやダニの死骸の舞い上がりを防ぐ
掃除をする時には必ず窓を全開にする人も多いと思います。
確かに窓を開けて換気をすると気持ち良いですよね。
しかし実は、窓を開けることがホコリを舞い上げる要因になってしまうことも。
ハイハイ時期の赤ちゃんがいるご家庭など、ホコリやダニの舞い上がりが気になる方は、窓を空ける前に水拭きをすることがおすすめなんです。
水拭きをして、床に落ちている小さなホコリやダニの死骸などをある程度廃棄しておけば、ホコリやダニの舞い上がりを抑えることができます。
同じ理由で、掃除機をかける間に水拭きをすることもおすすめです。
これまでは掃除機をかけてから水拭きしていた、という方も、これからは水拭きをしてから掃除機をかけるようにしてみては?
2.掃除中に子どもはどうする?
まず、部屋の中に寝かせたままで掃除機をかけるのはよくありません。
掃除機をかけるとホコリが舞い上がり、そして低い場所にいる赤ちゃんのところに舞い降ります。
赤ちゃんに抵抗の術はありませんので、その空気をダイレクトに吸い込むことになります。
掃除機を書ける時には、可能であれば別の部屋で誰かに見てもらっておくのがベストでしょう。もしそれが難しい場合は、せめて抱っこして掃除機をかけるようにしましょう。
3.掃除中の換気
掃除をすると少なからずホコリが舞ってしまいます。
ホコリはハウスダストの1つです。ホコリを舞い上がらせるのは掃除機だけではありません。
赤ちゃんのハイハイやずり這いなどでもホコリは舞い上がります。
ハウスダストはアレルギーや喘息などを引き起こす原因にもなりえます。
掃除中にハウスダストを少しでも抑えるために、換気は正しく行いましょう。
4.排気が気になる方は
赤ちゃんが動くようになってくると、掃除機の排気が気持ち良いのか、掃除機に付いてきちゃう赤ちゃんもいます。
排気が気になる方には、キレイな空気で排気してくれる掃除機もありますので、おすすめです。
もちろん、空気清浄機も良いでしょう。
最近の空気清浄機は、脱臭機能や加湿機能のついたものまであります。
気になる方は家電量販店に行って見比べてみても楽しいですね。
ダニ
1.ダニを退治するには?
赤ちゃんの天敵の1つがダニです。
ダニに刺されると痒いという理由だけではありません。
ダニの死骸を大量吸い込んでしまうと、ダニアレルギーの要因となってしまうことも。
ダニアレルギーは、アトピー性皮膚炎や喘息、鼻炎などの症状を引き起こします。
赤ちゃんをダニアレルギーから守るためにも、ダニを退治することは必須なのです。
ダニを退治すると言っても、すぐに思いつくのは
- 布団に掃除機をかける
- 布団を天日干しする
- 布団を丸洗いする
などでしょう。
1つずつ解説すると、まず布団に掃除機をかけるのは有効な手段だと言えます。
しかし、奥にとどまったダニには効果がないため、完全に除去することはできません。
天日干しもダニの撃退には有効です。
ダニは高温や低湿度に弱い生き物です。
しっかり乾燥させることはダニ退治に有効です。
しかし、ダニは移動できるので布団の裏側に逃げたダニを死滅することはできません。
次に丸洗いですが、これもダニアレルギーを防ぐにあ有効な手段の1つです。
しかし、アレルゲンとなる糞や卵は洗い流せますが、ダニの成虫は死にません。
ここで挙げたいずれも、やらないよりはやったほうがいいのですが、もしどうしてもダニを根絶させたい場合は、「防ダニ布団」を買うことをおすすめします。
まとめ
赤ちゃんがいるご家庭のお掃除方法を説明しました。
参考になりましたでしょうか?
赤ちゃんが家にやってくると、どうしても「こうしなければならない」と頑張っちゃうものです。
しかし、子育ては長期戦なので、あまり神経質にならない方が良いでしょう。
頑張りすぎて「お掃除ノイローゼ」気味になる方もいらっしゃいます。
ベテランママに話を聞くと、「1人目の時は毎日掃除していたけど、2人目以降はそこまで気にしていられない」という方も大勢いるんです。
小さなゴミを見つけたらその都度拾うとか、「時間が空いたから今日は普段できていないところまで掃除しよう!」という風に、ライフスタイルに合わせてできるところからやっていきましょう。
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