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「捨てコンクリート」という言葉を聞いたことはありますか?
基礎工事を行う際に、上に建つ建物を立てやすくするために必要なのが「捨てコンクリート」です。
この記事では捨てコンクリートについて、分かりやすく解説していきます。
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「捨てコンクリート」の意味とは
家を建てるためには、基礎工事が必要です。
目に見える「ベタ基礎」「布基礎」工事の前に、敷地に砂利や砕石を均し、5センチ程度の厚みでコンクリートを流し込むことがありますが、これを「捨てコンクリート(捨てコン)」と呼びます。
敷地のどの位置に、どのような形状で基礎のためのコンクリートを打つのかを示す「墨だし」作業をしやすくするため、ないしは基礎を乗せる面を良好な状態にするために捨てコンクリートを打ちます。
敷地の状態が良好で、わざわざ水平面を作る必要がなければ捨てコンクリートを打つ作業は省略されることがあります。
しかし、基礎の鉄筋が直接土中の水分に触れ、錆びてしまい「将来の家の強度」を脅かさないよう、積極的に捨てコンクリートを打とうと考える建設業者も存在します。
そもそも、土地の状態や作業性の問題の面で問題があるときにのみ必要で、家の強度に直接関係するわけではないので、「捨てコンクリート」と呼ばれています。
捨てコンクリートの2つの役割
それでは捨てコンクリートには実際どのような役割があるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
1.建物の基準となる高さの調節・目安
まずは、建物の基準となる高さを整える/見やすくするという役割があります。
例えば、コンクリートを流しこむ際、更地にそのまま流し込むよりも、先に高さの目安となる平らなコンクリートがある方が、次にコンクリートを使用する際に圧倒的に効率が違います。
しかし、捨てコンクリートが高さを間違えてしまうと、家全体の高さまでずれてしまうので注意が必要です。それほど繊細で重要な作業段階だと言えます。
2.墨出しをしやすくし、作業効率を上げる
墨出しとは、壁や床などの位置となる基準を、線を引いてわかりやすく示す作業のこと。
しかし捨てコンクリートがあることで、平面になり、線も引きやすくなります。
このように捨てコンクリートはのちの作業効率をあげてくれる効果があるんですね。
捨てコンクリートってどんなもの?
捨てコンクリートについてもう少し詳しく見てみましょう。
強度や厚さはどれくらい?
捨てコンクリートには一般的に強度は求められません。
上述したように、捨てコンには建物の高さの基準となったり墨出しをしやすくすることが目的だからです。
捨てコンクリートの基準強度は18N/mm2以上とすることが一般的なようです。
捨てコンの厚みは、約5cm程度が一般的です。
捨てコンクリートと基礎コンクリート(ベースコンクリート)はどう違う?
基礎部分のコンクリート内には、強度を出すため鉄筋を入れます。
基礎コンクリートは、その上に建物が建つため構造計算を行ったうえで鉄筋の配置を決めていきます。
一方、捨てコンクリートは「無筋(鉄筋を入れない)」です。
「地面をならす」「墨だしのために必要」というだけのことですので、わざわざ鉄筋を入れない、という特徴があります。
今流行の土間はどんなコンクリート?
強度の面で問題がない広さの土間であれば、捨てコンクリートと同様に無筋で施工されますが、広い土間のときは沈下の恐れがありますので、鉄筋を入れることがあります。
しかしこれは捨てコンクリートとは違いますので、コンクリート打設が行われている現場を見にいったときに慌てないでください。
それでも心配なときは、施工監理をしている建築士に聞いてみるとよいでしょう。
一度打設した捨てコンクリートや基礎は、家が建ってしまってから手を入れることは「ほぼ不可能」です。
捨てコンクリートの上ないしは下には「防湿シート」が貼られる
捨てコンクリートの上または下には、土中や捨てコンクリートから立ち上る水気を家の中に入れないよう、防湿シートが貼られます。
とはいえ、防湿シートも必須ではありません。
ベタ基礎の場合、底になる部分に12センチ以上の厚みがあれば、床下防湿は充分とされているからです。
しかし、床下換気口を作らない/床断熱のための逆ベタ基礎の場合、土中の湿気は充分に“シャットアウト”したいところです。
このようなときは、防湿シートでしっかりカバーします。
まとめ
いかがでしたか?
捨てコンクリートとは、基礎のさらに下に敷かれるコンクリートのことで、作業効率を上げてくれる役割を持っています。
また実際には住宅の強度には関係していません。
もしかすると建築関係者以外そこまで捨てコンクリートについて知っている人はいないかもしれませんが、参考になれば幸いです。
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