DIY初心者でも知っとくべき!?木材用人気塗料の種類と違い

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「どれも素敵じゃん!」

他の方の動画を見ていると、木材を使ってDIYしていく前に、木材に塗料を塗っていることが多いです。塗料は様々で、ワトコオイル、オイルステインとかなんとか。他にも、アイアンペイントやミルクペイント、チョークペイント、etc…

 

「どれも素敵じゃん!」

これが私の感想です。そう、どれもみんな素敵なんですよ!だから困るんです。なんとなく違いの分かるモノもあるけど、種類が多すぎてよく分かりません。ということで、私みたいなDIY初心者でもしっかりと理解出来るように、初心者目線で分かりやすく「塗料」や「ペイント」と呼ばれるモノの種類やそれぞれの違いをまとめてみました。おかげで、なんだかよく分からなかった塗料のことが少し分かるようになりました。

本文に入る前に、この記事を読んでいるあなたへとっておきの情報をお伝えします♪
 

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選び方の基本

塗料は、何でもかんでも好き勝手塗っていいというわけではありません。塗料缶には、用途に適した表示(〜用)がされています。その用途に適した場所以外に塗ると、剥がれの原因になったりします。例えば木部用の塗料なのに、鉄に塗ったり。

 

裏面にさらに詳しい説明が表記されているので、どんな場所に塗料を使いたいのか、どんな風に仕上げたいのか、あらかじめイメージして、用途にあった塗料の中から好みのカラーを選んでいきます。

 

その為にまず、塗料の基本的な違いを知っておきましょう。

水性塗料と油性塗料の違いって何?

一般的に、塗料と呼ばれるモノには3つの原料が含まれています。顔料、樹脂類、溶剤です。

溶剤が、なのかシンナーなのかによって「水性塗料」「油性塗料」に分けられます。

 

水=水性塗料

シンナー=油性塗料

「この違いすらよく知らなかった…」

水性塗料と油性塗料の特徴

水性塗料=塗料の原液をで薄めたり、刷毛をで洗ったりすることができます。

油性塗料=塗料の原液をペイント薄め液で薄めたり、刷毛をペイント薄め液で洗ったりすることができます。

 

「うわっ、全部水で洗えるもんだと思ってた…」

ステイン塗料と造膜塗料の違いって何?

木材に染み込む染み込まないかの違いによって、「ステイン塗料」「造膜塗料」に分けられます。さらにステイン塗料は、水性と油性に分けられます。

 

染み込む=ステイン塗料

染み込まない=造膜塗料

 

「ステインの方が、なんか名前がかっこいい!くらいにしか思ってなかった」

ステイン塗料と造膜塗料の特徴

ステイン塗料=木材用の塗料です。木材の表面に膜を張らないので、汚れや傷がつきやすいですが、メンテナンスはしやすい。ステイン塗料を塗ることで、安価な木材であっても木目がはっきりと浮かび上がり、高級感のある仕上がりになります。

 

造膜塗料=ステイン塗料と逆で、木材の表面に塗膜を作り、木材を保護してくれます。ワックスとウレタンニスの2種類に大別されます。

 

「メリットとデメリットを知るのは大切」

ワックスとウレタンニスの違いって何?

ワックスとウレタンニスは、同じ造膜塗料と呼ばれるモノです。その造膜の硬さによって、「ワックス」と「ウレタンニス」分けられています。

 

ワックス=柔らかい

ウレタンニス=硬い

 

「同じようなイメージがあったけどこーゆー違いなんだね!」

ワックスとウレタンニスの特徴

ワックス=ステイン塗料と合わせて使用することで、より深い色合いを出すことができ、磨くと光沢が出ます。弱点は、熱と水です。

 

ウレタンニス=乾燥するとワックよりも硬いプラスチックのような塗膜を作り、木材を保護してくれます。ただし硬い分、傷がつきやすく目立ちます。

 

「なるほど。」

DIY向けの人気塗料

あまり塗料について詳しくなかった私でも見たことある&聞いたことのある、DIYでよく使われる、人気の塗料をまとめてみました。

どのような仕上がりにしたいかをイメージしながら、見比べてみてください。

ミルクペイント(水性塗料)

 

質感はトロトロしていて、伸びも良い塗料なので、初心者でも塗りやすい仕様になっています。マットな仕上がりで、アンティーク調の家具を表現したい時などに、最適の水性塗料です。

扱っているショップさんも多く、ホームセンターでも気軽に購入することが出来ます。森永のミルク原料を使用した、体に優しい天然由来の水性ペイントです。主に、ホビー&工作用の塗料として使われています。

 

塗れる素材…木、紙、金属(シーラー使用)、モルタル(シーラー使用)
★ミルクペイント詳細→ターナー社HP

チョークボードペイント(水性塗料)

 

黒板が部屋にあったら?と、一度は憧れた方も多いはず。部屋の好きな場所に黒板を作れるチョークボードペイント。速乾性で、塗ったところがすぐに黒板のようになる楽しい水性ペイントです。

乾くと耐水性になるので、重ね塗りやチョークで書いた文字を水拭きで消すことが出来ます。遊び心のある、ワクワクするペイントですね。

 

塗れる素材…木、コンクリート、ダンボール、ガラス、アクリル、塩化ビニールクロス、石膏ボード、プラスターボード、モルタルなど(下地処理が必要な場合もあります)

★チョークボードペイント詳細→ターナー社HP

アイアンペイント(水性塗料)

 

塗るだけで、ザラザラとした鉄や金属のような質感を表現することが出来ます。インダストリアルな部屋にオススメの塩ビパイプDIY。塩ビパイプにアイアンペイントを施して、本物の鉄の質感を模写することが出来ます。男心をくすぐるペイントです!

 

塗れる素材…木、ダンボール、紙、硬質塩ビ、金属&ガラス(マルチプライマー使用)

★アイアンペイント詳細→ターナーHP

チョークペイント(水性塗料)

前述したチョークボードペイントとは別モノです。歴史が刻まれた古き良き家具だけが持つシャビーシックな風合いを、塗るだけで自由自在に表現することが出来ます。

天然成分で体にも安心で、色の種類も豊富です。

 

塗れる素材…木、プラスチック、ガラス、金属、塩化ビニールクロス、アクリルなど

 

ワトコオイル(油性塗料)

 

時間をかけて木の内部に浸透し、木の美しさを引き出してくれるオイルフィニッシュで、本物思考の人達に人気のある塗料です。ワトコオイルを施した木材からは、より一層木の優しさと温もりを感じさせてくれます。

また、シックハウス症候群の原因とされるホルムアルデヒドなどを原料に含まないので、安全面でも良好な塗料だと言えます。

 

塗れる素材…木

★ワトコオイル詳細…DIY FACTORY

ブライワックス(ワックス)

 

英国王室も御用達のワックスです。ワックスでありながら、着色も出来る素敵な塗料です。木材に塗ると、男前インテリアやアンティークな仕上がりになります。オイルステインと組み合わせて使用すると、より風材が増しますが、ブライワックス単体でも十分に、木の風合いを美しくすることが出来ます。

 

塗れる素材…木

★ブライワックス詳細→DIY FACTORY

KUMIMOKUステインカラーズ(ステイン)

 

オイルフィニッシュのように木目をくっきりと目立たせる塗料です。室内で使用しても安心な「食品衛生法適合商品」です。

他の塗料と合わせることで、木の耐久性や風合いをより高めることが出来ます。

 

塗れる素材…木

★ステインカラーズ詳細→CAINZ

塗料の仕上がりアップのポイント

塗る場所や塗料の種類によって仕上がりを美しくするポイントに違いはありますが、どの塗料にも基本的に言えることを忘れないように記しておきます。

 

塗装面の汚れを綺麗に拭き取ること。2度塗りするのであれば、最初は薄めに塗り2回目に風合いを意識する。2種類以上の塗料を使用するなら、正しい塗装順番を知っておくことが重要。必要であれば塗装後に、素材を磨く。

 

調べだすと塗料の種類がとても多いことに気づき、迷ってしまうかもしれませんが、仕上がりのイメージと用途、健康への配慮の点を重視して塗料を絞っていくと、決めやすいかもしれませんね。

この記事が、塗料初心者の皆様の参考になれば幸いです。

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