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設計者:山本嘉寛さん
太陽光発電にご興味を持っていらっしゃいますか?
エコ志向の高まりと、売電収入と言うメリットから、導入を検討されているご家庭もあるでしょう。
一方で、電力会社が買い取りをストップさせる動きが報道され、これをデメリットと捉え、太陽光発電の導入を控えようかとお考えの方もいらっしゃるはずです。
この太陽光発電、見る角度を変えれば様々な捉え方ができます。
これまでの太陽光発電、今後の太陽光発電について考えてみませんか?
また、解説に入るまでに失敗しない家づくりで1番重要な事をお伝えします。
「夢のマイホーム」の実現に向けて、多くの人が住宅展示場を訪れたり、雑誌やウェブサイトで情報を集めたりします。
しかし、その一方で、家づくりを始める前に「知っておくべきだった…」と後悔する人が後を絶ちません。
理想の家を建てるためには、情報収集が最も重要と言っても過言ではありません。
しっかりと情報収集を行わずに安易に住宅メーカーを決めてしまった結果、取り返しのつかない後悔をしてしまう方は非常に多いです。
家づくりで失敗しないために、そして、あなたの理想を叶える家を建てるために、ぜひ活用していただきたいのが「一括資料請求サイト」です。
一括資料請求サイトを利用すれば、複数の住宅メーカーの資料をまとめて取り寄せることができます。
家づくりのプロが厳選した優良企業ばかりなので、安心して利用できます。
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家づくりは、多くの人にとって、人生で一度きりの大きなイベント。
だからこそ、後悔のない家づくりを実現するために、まずは情報収集から始めてみましょう!
今回ご紹介した一括資料請求サイトを有効活用して、あなたにぴったりの住宅メーカーを見つけてくださいね!
きっと、あなたの夢を叶える、素敵な家との出会いが待っています。
さあ、理想の住まいづくりを始めましょう!
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それでは解説をしていきます。
1.「これまでの」太陽光発電―デメリットとなることも
これまで、テレビCMなどで人々に”刷りこまれた”イメージの太陽光発電といえば、「売電」でした。
発電し、自宅で使用した後の余剰電力を、電力会社に買い取ってもらうというものです。
ハウスメーカーなどでは、「売電収入で家のローンがほとんどゼロ」のような謳い文句のPRも行っていたようです。
ですが、先の買い取りをストップしようとする動きもあり、「太陽光発電をこれから考えても大丈夫なのか」という不安をお持ちの方もいらっしゃるはずです。
2015年には、電力会社が説明会を開き、買い取り制度そのものに難色を示すシーンがニュースでも流れました。
これは特に大規模な太陽光発電設備を設置した、いわゆる「業者」にとっては痛手だったことでしょう。
一般家庭においてはどんな変化があったのでしょうか。
買い取り価格の点で、下落を続けているというのがその回答です。
例えば10kW未満の買い取り価格を見てみると、2009年に設置(10年間契約)では、1kWhあたり48円でした。
これが、2012年には42円に、2014年には37円に―と大きく落ちていることがわかります。
もしも、売電を検討しているのであれば、早めに取り掛かる必要がありそうです。
2.「これから」の太陽光発電―自宅で使用する分をしっかり”蓄電”
今後、この買取価格がどんどん下落して行く可能性を見据えると、「売る」ではなく「蓄電」をメインに考える必要がありそうです。
そもそも、太陽光発電は設置する向きや角度、太陽光の状況(曇り・雨は発電しづらい)、季節により発電量が大きく左右されるものです。
そのような”お天道様任せ”の部分を折り込んで考えておけば、自宅で利用する電力を発電できれば御の字だ、という考え方にシフトしていっているご家庭も多くあります。
このような動きもあることから、太陽光発電関連設備のメーカーも蓄電池の改良に力を注ぐようになってきています。
蓄電をきちんと行えば、災害時にも備えることができます。
料金の安い夜間電力を蓄電しておくこともできますので、日中うまく発電できなかった日の翌日も安心です。
3.イニシャルコストと耐用年数は
ごくごく一般的な価格として、「約150万円くらいを意識しておいてくださいね」と業者に言われたというご家庭が多いと言われています。
これに対し、自治体でこの太陽光発電システムの導入への補助金を利用できるケースもあります。
自治体が毎月発行している「市報」やHPで、この補助金の予算が公開されるのが春先。
いわゆる当初予算と呼ばれるものに盛り込まれているはずです。
補助金を受けるために満たすべき条件や、手続き方法も記載されていますので、春先はこれらの情報をチェックしてください。
たとえば、先ほどの約150万円で太陽光パネル・パワーコンディショナー・屋内分電盤などを設置したとしましょう。
これらの耐用年数(固定資産税において償却する年数)は17年と定められています。
つまり、概ねこの期間中には発電が続けられるだろう、ということです。
例えば、1ヶ月約1万円の電気代がかかっている家庭があるとして、12ヶ月で12万円、これを17年とすると204万円の節電(もしくは売電)ができなければ、イニシャルコスト+税金をカバーできないことになります。
発電量は設備の内容次第、家の向きなどの条件次第のところがありますので、信頼できる業者にきちんと試算してもらう必要があります。
できれば、地元の業者が安心。
その土地の特性や、自治体の補助金制度に通じているからです。
3.メンテナンスで大きく変わる発電量
それでなくとも”お天道様次第”の部分が大きい太陽光発電。
メンテナンス次第で発電量が大きく変化します。
例えば、鳥のフンや黄砂、雨上がりに付着した砂などで、1年のうちに最大10%もの発電量低下を見せるケースもあるようです。
高圧洗浄機で一気に清掃してしまいたいところですが、それは避けてください。
水道水にはカルキが含まれているため、そのカルキが白い汚れとなってパネルに残ってしまうのです。
また、屋根の上に登りケガをする、パネルを破壊してしまうなどのトラブルもあり得ます。
設置だけでなく、このようなメンテナンスまで細かに相談に乗ってくれる良心的な業者を探すのが一番安心です。
4.「将来」の太陽光発電
「スマートシティ」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。
メガソーラーでの発電、風力による発電、家庭での太陽光発電を有機的に結び、まち全体でエネルギーを”共有”しようという考え方です。
その構想の中の蓄電池の一部は、何とEV(電気自動車)。
蓄電池として利用しながら、必要な時は移動手段に早変わりです。
まだモデルケースとしてスタートしたばかりのプロジェクトの代表としては「柏の葉スマートシティ」が挙げられます。
今後、このような考え方も広く普及してくるかもしれません。
このような、まち全体で再生可能エネルギーを考える動きに興味のある方は、「日経スマートシティコンソーシアム」のサイトが参考になるでしょう。
太陽光発電についての考え方をシフトする必要があるかも
これまで取り上げてきたように、太陽光発電の買い取り価格が下がり続けている事に加え、各メーカーの価格競争により太陽光発電設備の価格もこなれ始めていることから、「売電」から「自宅の電力を自宅で賄う」「地域で賄う」方向へとシフトして行くのが自然な流れかもしれません。
言ってみれば、電気の自給自足。
災害による停電時にも、節約はしながらも最低限の電力を確保することができますから、太陽光発電のポテンシャルは侮れません。
Co2削減への関心、3・11からこちらの原子力に頼るエネルギーへの不信感―人に平等に与えられた自然エネルギーを生活の中に取り入れる動きは、太陽光発電のみならず、風力発電、地熱発電などの形でも広がっています。
これら再生可能エネルギーの中で、いち早く一般化へのスタートを切った太陽光発電。
これからも、設備の欠点の解消や、さらなる発電効率化など、多くの動きを見せるでしょう。
これまでに上げてきたメリット・デメリットも、今後どんどん変化が現れてくるはずです。
太陽光発電の設備、実際の発電の口コミなどは「価格.com 太陽光発電」をチェックしてみてください。
これから太陽光発電を始めてみようか、という方には多くの情報に触れて頂きたいと思います。
今や、設備のメーカーも、品目も増えています。
既に導入した”先輩”の感想を読んでみるのも勉強になります。
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