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日本のものづくりを影で支えているのは、世のニーズに合わせて作られた精巧な工具たちだと思う。
工具は、ものづくりを生業とする職人さんだけではなく、休日にだけご家庭でDIYやセルフリノベーションをしている一般の人にとっても、一緒にロマンを実現していくパートナーのような存在なのです。
今回は、どの工具で何が出来るのか全然わからないー!という方のために、予算1万円以内で購入できる「電動工具」の用途をご紹介します。
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予算1万円以内で買える電動工具の種類と使い道
同じメーカーで同じ用途の電動工具でも、値段が違うのは何故なんでしょう?一言で言うと、スペック(性能)の違いですね。パワーとか機能の充実度とか。高いもので一つ10万円近くする電動工具もあります。値段が上がるほど当然スペックは高くなっていきます。とはいえ、1万円以内で買える電動工具の完成度の高さ、コストパフォーマンスの高さは侮れません。
(※購入場所や時期によって、値段に差があります。記事執筆時点で、1万円以内で購入することの出来たネットショップのみを対象としています。)
材料を切るための切断工具
【ジグソー(マキタ ジグソー 4327)】
ジグソーは、木材や金属までも切断可能な電動工具です。付け替え可能な細いブレード(刃)を上下に動かし、10cm以下の薄い材料を切断するときなどに使用します。ブレードが小さいので切断中の小回りが効くので、初めての方や初心者でも扱いやすい工具です。
【電動丸ノコ(リョービ 丸ノコ MW-46A 610509A)】
電動丸ノコも、ジグソーと同じく材料を切断する電動工具です。ジグソーよりも小回りは効きませんが、その分パワフルで、材料をまっすぐ切断したい時の作業効率がとても良いです。
穴を開けたり、ネジを締めるための電動ドリル
【ドライバドリル(マキタ 充電式ドライバドリル 10.8V 本体付属バッテリー1個搭載モデル DF030DWSP)】
ドリルで穴を開けたり、ネジを締めて材料同士をくっつける時などに使用します。DIYをしていると、そんな場面がたくさんです。初心者には電動は難しそうだと、ネジ締めを手動ドライバーでしようとする方もいますが、実は手動は思っている以上に大変です。1つや2つならまだいいですが、あまりたくさんネジ締めすると手が痛くなります。ドライバドリルは初心者でも扱いやすいので、すぐに慣れます。
ネジ締めに特化していて、ドライバドリルより強くネジを締めたい時などに使用します。ドライバドリルとインパクトドライバの違いを簡単に説明すると、ドライバドリルは「回転」のみ。それに対してインパクトドライバは「回転+衝撃(インパクト)」となります。なので、よりネジを強力に締めつけることが出来るのですが、衝撃が強いためにドリルを使った穴あけには不向きです。ドライバドリルではなく、インパクトドライバを使う時というのは、大型家具など硬い材料を組み立てる場面です。使い方はドライバドリルと変わらないので、扱う材料によってどちらを使用するか決めます。
材料の研磨を行うサンダー
【オービタルサンダー(ボッシュ 吸じんオービタルサンダーPRO GSS23AE/MF)】
サンダーは、木材などの材料にヤスリがけをしたい時に使用します。大きな木材などに手作業でヤスリをかけるのは、ものすごーく大変です。そして意外と時間もかかります。でもこの工程を面倒臭がると、見栄えが悪かったり、怪我にも繋がります。サンダーの使い方は難しくないし、削って出る塵などを吸い取る機能もついている(ついていないものもあります)ので、木材メインのDIYをしている方にとっては、とっても心強い味方となってくれるでしょう。
初心者だから工具いらないってのは間違い?
一見、電動工具って危なそうだし、なんか難しそうと思う方もいると思います。確かに使い方を間違えると、体に怪我をさせる危険はないとは言えません。でも、正しい使い方を覚えて工具に慣れることで、効率を上げ、余計な労力を減らし、DIYの可能性を広げてくれます。実は手動で全てDIYしようとすると思いがけず大変だったりします。途中で心折られたりすることも……。
今の電動工具は安全面や使いやすさを見ても、とてもよく出来ています。初心者だからこそ、電動工具の力を借りて、ものづくりのハードルを下げてみてはいかがでしょうか?
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