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「外壁で使う塗料の種類や費用を知りたい」
「内壁の塗替えには何の塗料を使えばいいのか」
こういった考えを持っている人は多いでしょう。
この記事では、壁の塗装で使う塗料について紹介します。
具体的には、
- 内壁、外壁で使う塗料の種類
- 内壁、外壁で使う塗料の費用
- DIYで塗装する場合に使うべき塗料の種類
を解説します。
塗装で使う塗料の種類を把握すれば余計な費用を使わずに壁に適した材料を選べるでしょう。
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内壁で使う塗料や種類、費用を解説!
内壁塗装で使う塗料には以下のような種類があります。
基本的に塗る場所ごとに材料が異なります。
内壁に使う主な塗料は「合成樹脂エマルション塗料」です。
合成樹脂エマルション塗料とは、主に内壁材で使う材料で、塗りやすくて燃えることのない水性塗料です。
AEP、EPといった略語で記されることもあります。
基本的に内壁の金属・木部以外の部分は合成樹脂エマルション塗料で塗装をします。
価格は1㎡あたり1,440円〜1,880円で、外壁塗装に比べると半額以下の費用しかかかりません。
内壁では木材部分に以下の塗料を使います。
- クリヤラッカー(透明な塗料)
- オイルステイン(木材に浸透して色をつける塗料)
- ポリウレタン樹脂ワニス(透明な厚めの塗料)
クリヤラッカーは窓枠まわりに、オイルステインは天井周りの細い木部に、ポリウレタン樹脂ワニスは木製の棚などに使います。
クリヤラッカーとポリウレタン樹脂ワニスは材料こそ異なりますが、両方とも透明な塗料のため使い道が似ています。
ただし、ポリウレタン樹脂ワニスはクリヤラッカーよりも仕上りが厚いため、床にも使うケースがあるでしょう。
1㎡あたりの価格の相場は以下となります。
- クリヤラッカー 1,820円
- オイルステイン 920円
- ポリウレタン樹脂ワニス 1,310〜2,000円
上記の塗料の耐用年数が気になる人もいるでしょう。
実は、内壁塗料には明確な耐用年数がありません。
内壁塗料の寿命は湿気対策をどれだけできているかで決まります。
湿気対策が十分であれば20年以上の耐用年数がありますが、メンテナンスを怠れば10年ともたないでしょう。
また、内壁は紫外線や雨を受けるわけではないため、放置しても見栄え以外は問題となりません。
雨漏りやカビが発生した場合は補修が必要ですが、基本的に見た目が悪化しなければ塗り替えは必要ないと考えましょう。
外壁で使う塗料の種類や費用はどのくらい?
外壁塗装で使う塗料には5種類があります。
塗料グレード | 1㎡単価 | 耐用年数 | 特徴 |
アクリル塗料 | 1,840〜2,970円 | 5〜7年 | 耐用年数が短すぎるため外壁塗装では一部にしか利用しない |
ウレタン塗料 | 2,100〜3,100円 | 8〜10年 | 価格は安い一方で耐用年数が短い |
シリコン塗料 | 2,730〜4,140円 | 10〜15年 | 個人住宅で最も利用されている塗料 |
ラジカル塗料 | 2,930〜4,290円 | 14〜16年 | コストパフォーマンスが非常に高いものの性能に疑問が残る |
フッ素塗料 | 3,690〜4,700円 | 15〜20年 | 耐用年数が長いが、価格が高い |
30坪程度の住宅でシリコン塗料による外壁塗装をする場合、70〜100万円程度の費用が相場となります。
- とにかく安い塗料を使いたいのであればウレタン塗料
- 塗料選びが面倒という場合はシリコン塗料
- 寿命が長い塗装をしたいのならフッ素塗料
が適しているでしょう。
アクリル塗料は耐用年数が5〜7年と短すぎるため、現在では外壁塗装の一部にしか利用しません。
ラジカル塗料は登場して間もない材料のため耐用年数を超えた実例がなく、寿命はメーカーの自己申告でしかありません。
各塗料の具体的な特徴は以下のようになります。
アクリル塗料
アクリル塗料は外壁塗装のなかで特に安い塗料で、アクリル樹脂を利用しています。
アクリル樹脂は元々が透明なため着色がしやすく、軽量というメリットがあります。
耐用年数が5〜7年と非常に短いため外壁塗装ではほとんど使われていません。
一方で、付帯部などの細かい部分に利用することがあるため、塗装の見積書に書かれる場合があります。
なおアクリル塗料と似た材料に「アクリルシリコン塗料」があります。
「アクリルシリコン塗料」はシリコン塗料の一種です。
見積書で「アクリルシリコン塗料」を見かけてアクリル塗料だと勘違いし、「アクリル塗料にしては価格が高すぎる」と業者に文句を言わないよう気をつけましょう。
アクリル塗料は耐用年数が短いため、5年以内に壊す予定の建物に向いているでしょう。
ウレタン塗料
主にポリウレタン樹脂を利用した塗料です。
ウレタン樹脂は、ポリオールとイソシアネート化合物という物質を反応させて結合させた高分子化合物です。
付着性に優れていて光沢があるため、高級に見える肉感をしています。
ウレタン塗料は近年まで利用されていましたが、シリコン塗料の価格が安くなってきたため次第に使われなくなっています。
耐用年数は8〜10年で、低価格で塗装ができる点がメリットです。
一方で、コストパフォーマンスは高くないため長期的に考えるとシリコン塗料やフッ素塗料よりも割高となるでしょう。
外壁塗装で選ぶ塗料としては最安値のため、とにかく費用を安くしたい場合に適しているでしょう。
シリコン塗料
主にアクリルシリコン樹脂を利用した塗料です。
シリコン樹脂は、ケイ素を核としたシロキサン結合という要素を持つ無機化合物です。
似たような性質の化合物が水晶やガラスの原料にも使われています。
シリコン樹脂は約600度の高温にも耐えられますが、塗装で使うには粘り気が足りないため、他の物質と合成した「変成シリコン」を使うのが一般的です。
このため塗料で使われる「アクリルシリコン樹脂」は200℃程度の温度しか耐えられませんが、外壁塗装に使う分には問題ないでしょう。
シリコン塗料は日本で最も利用されている塗料で、耐用年数は10〜15年です。
ウレタン塗料より高額で、フッ素塗料より耐用年数が短いため、塗料の価格や耐久性を重視する人には向いていません。
商品種類が豊富で実績があるため、特にこだわりがなければシリコン塗料を選ぶとよいでしょう。
ラジカル塗料
2012年に登場した最新の塗料グレードで、正式名称を「ラジカル制御形塗料」といいます。
ラジカル塗料は、「ラジカル」という塗料を劣化させる要素を抑えるために作り出された商品です。
耐用年数は14〜16年と長い一方で、価格はシリコン塗料と大差がないため、コストパフォーマンスが非常に高いと評価されています。
欠点として実績の少なさが挙げられます。
ラジカル塗料の耐用年数はメーカーの試験によるものだけです。
登場から10年未満の塗料のため、実際に耐用年数を耐え抜いた実例はありません。
フッ素塗料
フッ素樹脂を利用した塗料で、外壁塗装によく使う塗料のなかで最も寿命が長いのが特徴です。
フッ素樹脂は耐摩耗性、耐絶縁性、耐候性(気性の変化に強いこと)を備えています。
一方で、有機溶剤に溶けにくい性質があり、そのままでは塗料に向いていませんでした。
このため何度も改良されたのが現代のフッ素塗料です。
フッ素塗料の耐用年数は15〜20年あり、メンテナンス頻度が非常に少ない塗料です。
東京スカイツリーや公共工事でも利用されている実績ある塗料で、商品種類が豊富なこともメリットでしょう。
価格が高額なことが難点ですが、30年といった長期で考えるとコストパフォーマンスに優れています。
耐久性が高い塗料を求めている人や、塗り替えが面倒な場合はフッ素塗料が向いているでしょう。
外壁塗装における塗料グレードと特殊塗料とは
塗料グレードにはアクリル、ウレタン、シリコン、ラジカル、フッ素といった種類のことです。
グレードが高い塗料ほど性能が高く、寿命が長くなります。
一方で、グレードが高いほど価格も上がるでしょう。
グレードのほかに、塗料には特殊性能が付与された商品があります。
特殊塗料として知られているのは、遮熱塗料、断熱塗料、光触媒の3つです。
遮熱塗料
太陽光を遮断して熱の発生を抑える効果がある塗料です。
遮熱は、「シリコン系の遮熱塗料」や「フッ素系の遮熱塗料」といったように、塗料グレードとは異なる性能です。
費用は一般的な塗料の3割増しですが、遮熱塗料で外壁塗装をすると自治体から補助金が得られるケースがあるため工事費が安くなるかもしれません。
遮熱塗料は熱の発生を抑制するため、夏は涼しいですが冬は寒くなる傾向があります。
また、光の反射率が関わるため塗料の色に影響を受けやすく、黒だと効果が薄く、白だと効率的に遮熱ができるでしょう。
断熱塗料
遮熱塗料が光を遮断する一方で、断熱塗料は熱を抑制します。
光による熱の発生は防げませんが、生まれた熱を通しにくくする機能があります。
断熱塗料は夏だと外の熱を室内に通しにくいため涼しく、冬は室内の熱を逃さずに保温できるため暖かくなります。
断熱塗料は商品によって性能に大きな差があります。
少しでも断熱機能があれば断熱塗料と名乗れるため、ほとんど保温効果がない商品もあるでしょう。
遮熱・断熱塗料として有名なのは日進産業が販売する「ガイナ」です。
宇宙船の技術を転用した外壁塗料で、信頼性は高いでしょう。
光触媒
光触媒とは、光を当てることで表面の汚れを分解してくれる、メンテナンスの手間がほとんどいらない塗料です。
トイレで有名なTOTOが販売したことによって有名になりました。
白っぽい塗料のため、外壁に色を付ける場合はシリコンやフッ素といった一般的な塗装をした後に光触媒を使います。
一般的な塗料よりも高価格で、工事の難易度も高いです。
そのため一部の塗装業者しか施工ができず、失敗するリスクも高い塗料です。
光触媒を使う際にはリスクや価格を十分に検討しましょう。
塗装が可能な外壁素材とは?
外壁には塗装が可能・不可能な素材があります。
塗装が可能な外壁素材の例は以下となります。
- サイディング外壁
- モルタル外壁
サイディング外壁とは、セメントや金属、木材で作られたサイディングボードを張り合わせた外壁です。
デザイン性が豊富で外壁素材としては安価ですが、塗装メンテナンスをしなければ劣化が早まります。
モルタル外壁とは、セメントと砂を水で混ぜた「モルタル」で形成される外壁です。
素材をむき出しにしたままだと雨などで劣化しやすいうえ、デザイン性に欠けるため塗装をしなければいけない外壁素材です。
一方で、塗装が不可能な素材はタイル外壁です。
タイルはサイディングやモルタルよりも寿命が長く、塗装が必要ありません。
ただし、定期的に目地を補修しなければタイル外壁であっても劣化していきます。
耐久性が高くて塗装は必要ありませんが、メンテナンスがいらないわけではないので気をつけましょう。
DIYで壁を塗装する際に選ぶべき塗料は?
DIYで外壁や内壁の塗装を行う場合はどのような塗料が望ましいのでしょうか。
外壁の場合はシリコン塗料が適しているでしょう。
安価で性能が高く、失敗しても再購入しやすいです。
内壁の場合は合成樹脂エマルションペイントが必要です。
こちらは一般的な内壁に使われる塗料です。
なお、DIYで塗装をするにはリスクがあります。
それは、業者に依頼するよりも費用が増えるリスクです。
DIYで塗装をすると成功すれば業者に依頼するよりも半額程度の工事費用で済みます。
しかし、DIYで塗装をする場合は近隣に塗料が飛散して賠償金を請求されたり、せっかく塗った塗装が1年で剥がれたりします。
原因は、インターネット上の知識だけで工事を行うことにあります。
外壁塗装は国家資格が存在するほど高度な作業です。
ネットの情報だけでは不十分で、実際に工事をしてノウハウを蓄積しなければ塗装は簡単に剥がれてしまうでしょう。
近隣住民から賠償金を請求されたり、剥がれて再塗装の費用がかかったりすれば、最初から業者に依頼したほうが安くなることもあります。
DIYの他のデメリットとしては、業者に依頼するより6〜12倍の日数がかかることです。
業者に外壁塗装を依頼した場合の工期は2〜3週間です。
しかし、1人でDIYを行う場合は毎日4時間の作業をしても3ヶ月〜半年かかります。
工期に差が生まれる理由は、業者は2〜3人体制で平日8時間を毎日行っていること、作業に慣れていることが考えられます。
上記のようにリスクがあることを承知で行うのならDIYでもよいでしょう。
まとめ
外壁で使う塗料は、ウレタン、シリコン、フッ素がオススメです。
一方で、内壁塗料では合成樹脂エマルションペイントを利用します。
外壁には、塗料グレードの他に特殊性能(遮熱、断熱、光触媒)が付与された商品があります。
室内の温度を快適にしたい場合や、外壁のメンテナンスの手間を省きたい人には特殊塗料が適しているでしょう。
外壁で塗装が必要な素材は、サイディングとモルタルです。
個人住宅では稀ですが、金属外壁の場合も塗装が必要でしょう。
タイル外壁の住宅には塗装する必要はありません。
外壁や内壁に使う塗料を把握して、費用を抑えつつ自宅に最適な材料選ぶようにしましょう。
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