「吹き抜けのある家」で事前に知るべきメリット・デメリット各3点

建築家
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設計者:加門潤一さん

解放感を感じる吹き抜けのある家。
近年建てられる家で多く取り入れられている手法です。

吹き抜けのある家で得られる良い点と、残念ながら気になるデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
どんなものでも「万事OK」「全てにおいて満足」、というものは存在しません。

メリットとデメリットをきちんと理解した上で、この吹き抜けを採用するかどうか判断したいものです。

本文に入る前に、この記事を読んでいるあなたへとっておきの情報をお伝えします♪
 

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【メリット1】解放感

人間が「広さ」を感じる要素に、横のスケール感と、縦の高さがあります。
家の建坪という横のスケール感を満たすことができない時に、この吹き抜けのある家が候補に上がります。
ホテルのシングルの部屋などでもわかる事ですが、部屋自体は狭くてもあまり圧迫感を感じないのは高さがあるからです。
このように、人間が視覚から得る情報をコントロールし、広々と感じさせるのがこの吹き抜けです。

また、柱や梁をあらわし(わざと見えるようにする)のもブーム。
これもまた、天井や壁を極力排除することで「広さ」を認識させるものとされています。

せっかくのリビングですから、広くゆったりとくつろげる場所にしたいのはどなたも同じお考えでしょう。
「広々と感じさせる」―これが吹き抜けのある家の一番のメリットです。

 

【メリット2】家族の気配を感じることができる

キッチンとリビングを一体化させ、吹き抜けにすることで、お子さまやご高齢のご家族の気配を感じられるのもメリットのひとつです。
家事をしながらも、ご家族がどこにいるかを感覚的に知ることができるのはとても便利で安心です。
何かがあれば、その物音の方へさっと駆け寄れる―呼び声はしなくとも、その場所がある程度音で特定できるのは、生活の中での不安をぬぐう一側面です。

また、食事の際なども一声かけるだけで家族にその旨が伝わるのも主婦にとってはありがたいところです。
「ご飯できたわよ!」と大声を上げたり、2階の部屋までわざわざ伝えに上がったりという作業は意外と面倒なものです。
キッチンとリビングダイニングが一体化された吹き抜けの家でしたら、このような家族間の意思疎通も気軽にできる面があります。

 

【メリット3】日中の明るさの確保

狭小な土地や、近隣の家が迫っている住宅地に家を建てようとするとき、頭を傷めるのが「日中の明るさの確保」ではないでしょうか。

吹き抜けのある家は、リビング部分を1階・2階と分断しませんから、たとえ隣の家が迫っていても2階部分のガラス窓から日光を取り入れることが可能です。
特に冬場は太陽光の角度が下がりますから、近隣の家に1階部分の日照を邪魔されてしまうこともあり得ます。
吹き抜けがあれば、この2階部分から差し込む光はとてもありがたい「自然の恵み」となるでしょう。
昼間から電気を点けなくてはならないというのは、少し残念な家。
こういったお悩みを解消する手段としても、吹き抜けのある家は有効なのです。

 

【デメリット1】光熱費が上がる可能性

1階・2階の区別のない吹き抜けですから、冷暖房の効率が問われます。
冬は1階で温めた空気が2階部分へ抜けて行きますし、夏は夏で熱気はすべて2階部分へ上がって行き、2階にいる人は汗だく―という事もあり得ます。
1階・2階をきちんと区別した家でしたら、本当に必要な部屋でだけ冷暖房をすればよいところ、吹き抜けのある家では、家全体での冷暖房の計画が必要となるのです。

せっかく温めた空気が上層部で溜ってしまわないように、シーリングファンライトを設置するなどの工夫をする必要があるかもしれません。
また、リビング横に設置してある階段部分を除き、1階・2階を暗くならない白っぽい色調の布で分断するなどの工夫で寒さ対策をされている「吹き抜けのある家オーナー」さんもいらっしゃいます。

当然、家自体の断熱性が大切です。
家の中で暖かい空気や涼しい空気を循環させればよいという断熱性があってこそ、この吹き抜けで快適さ・リラックス感を満喫することができます。
特に冬場、暖房は入れるけれどもどんどん上層階に暖かさが逃げるような状態となってしまっては、今や高齢者だけの問題ではない「ヒートショック」というトラブルにもつながりかねません。
暖房器具を使っても使っても「風邪をひきやすい家」となっては、ご家族の健康にとっても良い物ではありませんね。

広さを演出するということは、こういった断熱性や冷暖房についての配慮も必要になって来ることは、少しだけ覚えておいてください。

 

【デメリット2】音が不必要に響く可能性

家族の気配を感じられる(=物音に敏感でいられる)のが吹き抜けのある家のメリットでもありますが、これがデメリットになる側面も否めません。
1階で見ているテレビの音が2階の子供部屋にまで響いたりするというケースもあり得ます。

特に問題になりそうなのが、2世代で生活する場合でしょう。
大体の場合において、親世代と子世代では生活時間帯がずれることがほとんどです。
このため、親世代の部屋には防音対策をしておくなど、事前の準備が求められることもあるかもしれません。
または、勤務時間が変わるお勤め方をされている人のいるご家庭も充分な検討が必要です。

特に物音に敏感な方でしたら、睡眠が必要な時間帯に寝つけないなどの現象が発生するケースもあるでしょう。
家が建った後で「防音対策をしておけばよかった」と思っても手を入れづらいのが現実です。
一緒に暮らす方の音の感じ方・お勤めの仕方によっては、この吹き抜けのある家はデメリットになることもあるのです。

 

【デメリット3】メンテナンスが難しいことも

2階部分に相当する窓ガラスのお掃除が難しくなることも、この吹き抜けのある家のデメリットとして挙げられるかもしれません。
外は高圧洗浄機などで汚れを洗い流すことはできても、内側はそういう訳にはいきません。

また、キッチンからリビングダイニングに続く間取りとなっている時には、お料理の汚れや匂いが2階部分にまで上がってしまいます。
このため、極力メンテナンス(お掃除)が簡易になるような工夫が必要です。
2階部分の窓のそばにキャットウォーク(保守点検用の狭い通路)を設けるなどして、手入れのしやすい作りにしたいものです。
せっかく日光を取り入れる窓ですから、この部分の手入れがしづらいのはあまり好ましい状態ではありません。

 

吹き抜けのある家―メリットはデメリット

近年流行中の吹き抜けですが、やはりこれにもメリット・デメリットがありました。
ただ単に「流行っているから」「広く見せたいから」というだけで安易に採用すると、後々悩ましい思いをしてしまうかもしれません。
もちろん、機能として吹き抜けを必要とする家も存在します。

  1. 【メリット1】解放感
    建坪を広く取れない場合、高さで「広々感」を演出できる。
  2. 【メリット2】家族の気配を感じることができる
    極力天井や壁で仕切らないのが吹き抜けのある家。
    家族がどこにいて、どういう状況なのかを常に感じることができる。
  3. 【メリット3】日中の明るさの確保
    近隣の家が迫っているなど、明るさの確保が難しい場合にはとても有効。
    2階部分の窓ガラスから取り入れる明るさが大きなメリット。
  4. 【デメリット1】光熱費が上がる可能性
    家全体で冷暖房を考える必要が出てくる。
    断熱性能と併せて、冷暖房も検討することが大切。
  5. 【デメリット2】音が不必要に響く可能性
    2世代で生活する場合、生活リズムの違いで音が気になることもある。
    また、勤務時間が変化する勤め先の場合、睡眠がうまく取れないケースも考えられる。
  6. 【デメリット3】メンテナンスが難しいことも
    2階部分の窓の清掃が容易くなるような工夫が必要。

 

このように、メリットとデメリットが直結してしまうのが吹き抜けのある家でした。
お施主さまの「私たちの暮らし方」を充分振り返り、生活に無理がないようでしたら、明るく快適・開放感のある家にするための方法として吹き抜けはとても素敵なものです。

デメリットを払しょくするにも、建築家の知恵や工夫を存分に発揮してもらわなくてはなりません。
自分たちの目指すライフスタイルを充分に受け止め、形にしてくれる専門家がいてこそ、快適な我が家が出来上がります。
そのためにも、あういえをに掲載している作品写真をじっくり見比べてみてください。
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