建築家の仕事内容Vol,3 〜ジュウニミリ建築設計事務所代表二村はじめ氏のケース~

建築家

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建築家と家を建てたいと思った時、建築家はどのような仕事をしてくれるのか気になったことはありませんか?また、建築家と家を建てようと決断された先輩たちはどのようにして建築家と出会い、「この人にお願いしよう」と決断をしたのでしょうか。

ここでは、実際のプロジェクトの出会いのきっかけから設計、竣工までのプロセスなど建築家へのインタビューによりご紹介します。

今回、取り上げる建築家はジュウニミリ建築設計事務所代表二村はじめさんです。2017年9月に愛知県に竣工したばかりの素敵なお宅はどのようにして出来上がったのでしょうか…。

また、解説に入るまでに失敗しない家づくりで1番重要な事をお伝えします。

「夢のマイホーム」の実現に向けて、多くの人が住宅展示場を訪れたり、雑誌やウェブサイトで情報を集めたりします。

しかし、その一方で、家づくりを始める前に「知っておくべきだった…」と後悔する人が後を絶ちません。

理想の家を建てるためには、情報収集が最も重要と言っても過言ではありません。

しっかりと情報収集を行わずに安易に住宅メーカーを決めてしまった結果、取り返しのつかない後悔をしてしまう方は非常に多いです。

家づくりで失敗しないために、そして、あなたの理想を叶える家を建てるために、ぜひ活用していただきたいのが「一括資料請求サイト」です。

一括資料請求サイトを利用すれば、複数の住宅メーカーの資料をまとめて取り寄せることができます。

家づくりのプロが厳選した優良企業ばかりなので、安心して利用できます。

「でも、資料請求って面倒くさそう…」

そんな忙しいあなたも、隙間時間で簡単に情報収集を進めることができるように、今回はスマホから1分で出来るサービスを2つご紹介します。

①SUUMO


「SUUMO」は、豊富な物件情報だけでなく、家づくりに関する情報も充実しているのが特徴です。

特に、地域密着型の工務店の情報が豊富なので、「地元の工務店で、こだわりの家を建てたい!」という方におすすめです。

②HOME4U家づくりのとびら


「HOME4U家づくりのとびら」は、NTTデータグループが運営する、信頼と実績のあるサイトです。

無料で家づくりプランを作成してくれるサービスが人気で、「まだ具体的なイメージがない…」という方でも、理想の住まいを具体的にしていくことができます。

家づくりは、多くの人にとって、人生で一度きりの大きなイベント。

だからこそ、後悔のない家づくりを実現するために、まずは情報収集から始めてみましょう!

今回ご紹介した一括資料請求サイトを有効活用して、あなたにぴったりの住宅メーカーを見つけてくださいね!

きっと、あなたの夢を叶える、素敵な家との出会いが待っています。

さあ、理想の住まいづくりを始めましょう!

SUUMO・・・地域密着型の工務店を探したい方におすすめ!
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それでは解説をしていきます。

1.豊田市「豊田市の家」は心地よい和の家!

 

写真1

「豊田市の家」は、

  • お施主さまご家族の個性や好み
  • 敷地条件と敷地の周辺環境

大きくはこの2つを設計の材料として、設計された住まいです。

 

写真2

1階は、家族が集まり食事をする食堂を家の中心に置いています。そしてその食堂を囲むように、周りに台所、居間、畳室、水廻り、階段、玄関、縁側を配置しています。

写真3

お施主さまから居間にソファなどは置かずに床座で過ごしたいとお聞きしました。床座の場合、居間と食堂の床が同レベルなのはしっくりきません。食堂の床を下げて目線が揃う様にするか、食堂の床を逆に上げて完全にずらしてしまうと雰囲気がぐっと良くなります。

「豊田市の家」では、食堂の床を掘り下げることで、ダイニングテーブルに居る人と居間で寛いでいる人の目線の高さが一緒になるようにしています。

写真4

居間の横に引き込みの3枚引戸を設けた畳室を計画しました。地窓、障子、中霧島壁、なぐり、吊り押入等の要素で現代的な畳の落ち着ける空間になっています。

写真5

部屋で四方を囲まれた食堂の上は吹抜けになっています。この吹抜けがあることで、2階の窓から食堂・台所に光が入り、明るく風通しの良い空間になっています。

写真6

また、食堂の上を吹抜けとしたことで、2階の中心も食堂のようになり、吹抜けの周りを歩くことで各部屋に行く計画となっています。

2.建築家という選択に至った理由とお施主さんとの出会い、そして決め手

豊田市の家具屋さんと一緒に、家具から住宅までトータルにご提案する、「019 design」というプロジェクトをつくっています。家が完成してからダイニングテーブルなどの家具を考える通常の流れでは無く、家と家具を同時に考えはじめることで生活のし易いデザインをしたいという想いのもと立ち上げました。

お施主さまが家具屋でこの019 designを見つけて下さり、問い合わせを頂きました。

最初は弊社のほかにも自然素材を売りにした工務店など、複数社を検討されていました。

決め手としては、パースや模型等をご用意して、より具体的な生活のイメージをご提案出来たことです。

3.お施主様の希望(課題)とそれに対する解決策

お施主さまのご要望は、「日本らしい和の住まい」でした。そしてこちらからは、四方を隣地に囲まれた感じになる旗竿敷地は、眺望やプライバシー、採光、通風などが不利になりやすい、という旗竿敷地特有の問題を感じ取りました。

何度もプランを練る中で、食堂・居間を南面して設けるのでは無く、庭と食堂・居間の間に縁側(屋内)と大きな4枚の障子を設けることで適度な距離が生まれ、障子を開いたり閉じたりすることで距離感を調整出来るようにしました。

4.設計段階でお施主様の要望を汲み取るために工夫してきたこと

計画段階では2~3の案をご提案し、案を比較することでお施主さまにとって好みの案と好みでない案を判断してもらっています。

そして、評価の良かった案を更にブラッシュアップした2~3の案を次回の打合せでご提案して、という打合せを納得がいく案になるまで繰り返しています。

設計事務所が一方的に計画・提案するのではなく、お施主さまにしっかりと参加してもらうようにしています。

5.打ち合わせはどれくらいの頻度でどれくらいの期間行ってきたか

設計期間の打合せは、2週間に1回を基本的なペースとして進めました。着工後は2~3週間に1回くらいです。弊社事務所としては、標準的な打合せの頻度です。

6.工事期間中はどのような仕事をしてきたか

工事中は出来るだけ現場に多く通い、全ての職方の職人さんと会って話をするようにしています。

基本的に工事の進捗に合わせて1/2~1/10の詳細図等の施工図を作成して工務店に渡しますが、図面だけでは意図が伝わらないことも多いので、実際につくる職人さんと会話をすることを大切にしています。

職人さんと話すことは、こちらにとっても勉強となっています。

設計事務所紹介

二村はじめ (1)

名古屋市の小さな小さな設計事務所です。

住宅の設計が好きで、住宅だけでなく庭や植物、外構、家具、食器、雑貨、照明器具、椅子、家電などの住宅の周りのものも好きです。

住宅の設計では、「居心地が良いこと」、「わくわくする楽しさがあること」、「機能的なこと」、「コストが適切なこと」のバランスが重要だと考えています。

特に機能面である、採光、通風、換気、断熱、気密などの環境と性能に拘ることで、居心地のいい、優しい住まいができればと思っています。

現在は住宅の割合が多いですが、独立前は店舗デザインの会社に在籍していたために店舗デザイン・設計も好きです。

ですので、店舗併用住宅のご依頼を頂くと一番喜ぶかもしれません。

>>二村はじめさんへの無料相談はこちらからどうぞ

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