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掃除や家具アレンジが簡単なので近年フローリングが人気です。しかし、ここ近年、改めて和室のよさが見直されています。
特に、ご高齢の方がいらっしゃるご家庭や、小さなお子さんのいらっしゃるご家庭において、和室のある暮らしは「安全・安心」をもたらしてくれます。
今回は、再注目されている和室を、上手に、そしておしゃれに使う方法について解説いたします。和室のある家に関心のある方、フローリングだけでは味気ない・不安だと思われている方にお役立て頂きたいと思います。
また、解説に入るまでに失敗しない家づくりで1番重要な事をお伝えします。
「夢のマイホーム」の実現に向けて、多くの人が住宅展示場を訪れたり、雑誌やウェブサイトで情報を集めたりします。
しかし、その一方で、家づくりを始める前に「知っておくべきだった…」と後悔する人が後を絶ちません。
理想の家を建てるためには、情報収集が最も重要と言っても過言ではありません。
しっかりと情報収集を行わずに安易に住宅メーカーを決めてしまった結果、取り返しのつかない後悔をしてしまう方は非常に多いです。
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家づくりは、多くの人にとって、人生で一度きりの大きなイベント。
だからこそ、後悔のない家づくりを実現するために、まずは情報収集から始めてみましょう!
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きっと、あなたの夢を叶える、素敵な家との出会いが待っています。
さあ、理想の住まいづくりを始めましょう!
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それでは解説をしていきます。
1.和室を上手に使い、安心・安全を手に入れる
和室といえば畳です。フローリングとは異なり多少なりともクッション性がありますので、ご高齢の方や小さなお子さまのいらっしゃるご家庭にとって安心材料のひとつとなってくれます。
近頃では、リビングのそばに小上がり(リビング床面から部屋を少し高くしつらえる)をつくり、そこを和室にするよう提案するハウスメーカーや工務店も少なくありません。
小上がりにすることで、
・段差部分を収納スペースにできる
・ダイニングテーブルを寄せることで、ご高齢の方が畳を椅子代わりに使えて便利
・テレビを見ながらごろんと横になれる
・お子さんが寝ている/遊んでいる様子をみながら、お母さんが洗濯物をたたむなどの家事ができる
・はいはいをはじめたお子さんを安心して遊ばせられる
といったメリットを生みます。
小上がりの和室にふすまをしつらえれば、親御さんの部屋にできますし、もしも親御さんとの同居でなくても、来客時に寝室として使ってもらうこともできるでしょう。
畳は湿度の調節をするという機能も持っていますので、ご家族の健康の面でもメリットがあるとされています。この点からも、和室はご家族の安心をもたらしてくれるものといえます。
2.和室をおしゃれに、モダンにする秘訣は「インテリア」にあり!
フランスでは、靴を脱ぎ、床でくつろぐ様式を「タタミゼ」と呼ぶそうです。そもそもは「se tatamiser(ス・タタミゼ=日本文化を受け入れ日本的な暮らしをする)」という動詞だったそうですが、今はとてもカジュアルなイメージで捉えられています。
和室=畳の上での暮らしは、海外の方にとってむしろ“何かしら豊かなもの”と感じられたのでしょう。では、和室をよりおしゃれにする方法をいくつか考えてみましょう。
2-1.和室にあえてベッドを置く
「和室 ベッド│google画像検索」
畳の上に木製フレーム+落ち着いた色合いのリネン類のベッドを置くと、とてもモダンな和室になり、まるで高級旅館のベッドルームのような部屋が出来上がります。
注意点として、できるだけ家具類を置かない、置くとしても渋めの色合いのミニマムなものにするとよいでしょう。もちろん、壁紙が一般的なホワイト調であれば少し明るめの色合いもよいものです。いずれにせよ、ビビッドな色合いではなく、自然を感じさせる色調でまとめるとしっくりきます。
2-2.和室の照明は「床置き」「暖色系」
和室での動きは、布団を敷くにしても、お子さんを遊ばせる/寝かせるにしても、基本的に畳に近いところで完結します。このことを考えると、和室に向いたデザインのペンダントライトに加え、「床置き」「暖色系」の照明を用いると便利でしょう。
近年では、色調を変えられるLEDランプもあります。LEDはほとんど熱を発しないという特徴もありますので、和紙や竹ひごなどで作られた可燃性のシェードのものであっても心配は無用です。
2-3.和室に合うカーテンは?「アースカラーで統一」
「プリーツスクリーン 木製ブラインド│google画像検索」
古来の日本家屋では、部屋の仕切りや外部からの視線遮断のためにふすまや障子を用いてきました。特に障子は、縁側など光の入る面につけられることが多く、今でいう「レースのカーテン」の役割を担っていました。
しかし現代の家づくりにおいて、積極的に障子を使うことが難しい場合、カーテンに頼るしかありません。もちろん障子と同じく、求める機能は、遮光性や断熱性です。
今、インテリア雑貨を取り扱うチェーン店でも手に入る「遮光性のあるカーテン」に注目してください。これらのカーテンは少々厚みがありますので、重厚なイメージの和室にも似合うものも多くみられます。
カーテン選びもやはり、自然の中にある色合い、つまりアースカラーを中心に選ぶと室内のトーンが統一されて落ち着いた雰囲気になります。カーテンレールも、まるで木で作ったような色合いのものがあります。
もしもカーテンが好みでない場合、和紙のような風合いのプリーツスクリーンや、木製のブラインドも候補に入れてみてください。
2-4.和室に合う壁紙は「思い描くインテリアに合わせて」
「網代 壁紙│google画像検索」
部屋のイメージを大きく左右する壁紙は、必要な家具やベッドなどインテリアに合わせたものを選びます。
古典的な和室のイメージにしたいのであれば、漆喰塗りを思わせるデザインの壁紙がマッチするでしょう。一方、和洋折衷を目指すいわゆる和モダン調にしたいのであれば、思い切って黒っぽい和紙を使った壁紙もよいものです。
少し現代調にしたいときは、あじろ(網代=薄く削った木材や竹を編んだもの)をイメージさせる壁紙を使うこともできるでしょう。これもまた、色合いやデザインによって、高級旅館の寝室のような雰囲気を醸すことができます。
2-5.和室にソファを置きたいときは?
和室の特徴は、基本動作が低い位置で完結することです。このことを考えると、見た目の面でも、低めのソファがマッチします。フレームの素材は木材、深めの色合いがマストです。クッション部の色もまた、黒やグレー、アースカラーのものがよいでしょう。
現代調の室内にしたい場合は、足のない直置きタイプも選択肢に入ります。スプリングのしっかりとした折りたたみ式を選べば、来客時のベッドマットにもなりますので便利です。
3.リビングダイニングと和室を隣接させるときの“ルール”は?
近年、その便利さを互いに引き出すため、和室とリビングダイニングを隣接させるのが流行中です。この方式を導入するとき、ひとつのルールがあります。それは「色合いやイメージを合わせること」です。
親御さんや来客の寝室などに使う場ならば基本的に障子などで仕切って使うものでしょうが、親御さんの日中の生活やお子さんの遊ぶ場として和室を検討しているのならば、開放して使用することも考えておかなければなりません。
開放して使用する以上、「障子の向こうとこちら側のイメージ違い」は、あまり好ましいものとはいえません。フローリングと畳の機能性は違えど、印象までもが異なってしまうと“残念”な結果となってしまうはずです。2室の色合いを整えれば印象を統一するのに役立ってくれます。
また、小上がりにするときも高さに注意が必要です。せっかくリビングダイニングと和室を隣接させるのですから、テーブルを共にする機能を持たせるのはいかがでしょう。
テーブルを、ご高齢の方があぐらをかく/膝を崩したときの高さにあわせ、そしてそのテーブルにマッチした高さの椅子を用意すれば、ご家族全員で食卓を囲むことが可能となります。
「閉めたときにどう使うのか」「開けたときにどう使うのか」をしっかり考え、イメージのみならず機能面でもよいものとするのが、和室とリビングダイニングを隣接させるときの考えどころです。
まとめ
フローリング全盛期ともいえる期間を経て、近年改めて「一部の部屋を和室にしたい」という流れが現れています。そのニーズは特にご高齢の親御さんや親戚の方の来訪が多いご家庭、小さなお子さんがいらっしゃるなど様々ですが、基本的に畳のクッション性のよさやゴロゴロできる安心感があります。
今回は和室のよさやおしゃれな和室の作り方などについてご説明しましたが、特にご理解いただきたいのは次の3点です。
1.和室に欠かせない畳はクッション性が高い。和室は、ご高齢の方や、ハイハイをはじめたお子さんにとって安心できる部屋になる
2.和室をおしゃれに仕上げるには、インテリア(ベッド・カーテン・照明・壁紙)をトータルコーディネート。和/和モダン/現代調と、作れるイメージも多い
3.リビングダイニングと和室を隣接させるときは、テーブルの高さに注意。家族で食卓を囲める工夫を
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