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設計者:濱嵜良実さん
近頃、デザイナーの手によりリノベーションされたマンションがその資産価値を上げ、賃料をも上げることができる収益物件となるケースが多く報道されています。
これはアパートでも同じことが起きています。
「せっかく住むなら、オシャレでなおかつ使い勝手の良いアパート」―これは借り手ならば誰もが考えることでしょう。
大手ハウスメーカーの提案する賃貸物件では「壁紙が選べます」などのCMをテレビで流すほど、住まい手側に選ぶ余地が増えている様子。
それもそのはず、日本の家の7軒に1軒は空き家という調査結果もある程。
そのような状況ですから、賃貸物件に空室が目立つこともごく普通の事となりつつあります。
やはり、他の物件との差別化―「オシャレ・選べる」は、アパート経営者にとって避けて通れない問題なのかもしれません。
ここでは、デザイナーズアパートを建築するにあたって知っておきたいことをピックアップしてみます。
「借り手に選ばれるアパートを」とお考えのオーナーさまに、ご一読頂きたいと思います。
また、解説に入るまでに失敗しない家づくりで1番重要な事をお伝えします。
「夢のマイホーム」の実現に向けて、多くの人が住宅展示場を訪れたり、雑誌やウェブサイトで情報を集めたりします。
しかし、その一方で、家づくりを始める前に「知っておくべきだった…」と後悔する人が後を絶ちません。
理想の家を建てるためには、情報収集が最も重要と言っても過言ではありません。
しっかりと情報収集を行わずに安易に住宅メーカーを決めてしまった結果、取り返しのつかない後悔をしてしまう方は非常に多いです。
家づくりで失敗しないために、そして、あなたの理想を叶える家を建てるために、ぜひ活用していただきたいのが「一括資料請求サイト」です。
一括資料請求サイトを利用すれば、複数の住宅メーカーの資料をまとめて取り寄せることができます。
家づくりのプロが厳選した優良企業ばかりなので、安心して利用できます。
「でも、資料請求って面倒くさそう…」
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家づくりは、多くの人にとって、人生で一度きりの大きなイベント。
だからこそ、後悔のない家づくりを実現するために、まずは情報収集から始めてみましょう!
今回ご紹介した一括資料請求サイトを有効活用して、あなたにぴったりの住宅メーカーを見つけてくださいね!
きっと、あなたの夢を叶える、素敵な家との出会いが待っています。
さあ、理想の住まいづくりを始めましょう!
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それでは解説をしていきます。
1.もう、防犯設備は当たり前
デザイン以前の問題として、防犯に対する備えはもう当然のこととして考えておかなくてはなりません。
オートロック、防犯カメラ、センサーライトは今や当たり前。
かといって、あまりに物々しいのでは印象も良くありません。
目立たないよう、しかも死角なく―スマートな配置が必要です。
建築前の設計段階で組み込んでもらえるよう依頼を。
アパートという集合住宅だからこそ欠かせない最低限必要な「機能」として費用計上してください。
2.その土地、エリアに合った風情の外観
住まい手の世代により、人気のエリアは異なるはずです。
若い世代に人気のあるエリア、子育て世代に求められるエリア、シニア世代からの引き合いの多いエリアなど…。
その土地その土地には、いわば「カラー」のようなものが存在します。
その空気にそぐう外観がとても大事です。
シニア世代に人気のエリアに、安普請の簡素なアパートは似合いません。
それなりの重厚感とも言うべき、落ち着いた風情の建物が似合うはずです。
デザインを考える前に、是非そのエリアの雰囲気を掴んでください。
デザイン選定はそれからスタートしても遅くありません。
3.リフォームしやすい躯体(建物本体)であること
これまでもアパート経営をしてきた方でしたら既に痛感されていることかもしれませんが、その時その時により人気の設備・内装のイメージは異なります。
そのため、躯体自体は「枠組みしっかり、リフォームしやすい」スケルトン・インフィルの考え方で建てるべきです。
建築物としての強固さを持たせながら、リフォームしやすいこのような建物は、長期にわたって収益物件として頑張ってくれることでしょう。
後々の内装・外装リフォームをしやすくする事によって、常にフレッシュな印象の建物として存在させることが可能となります。
いずれかは空室が出ることは解っているアパート。
そのタイミングで、その空室部分のメンテナンスやリフォームがしやすいアパートならば、少しずつ手を入れることが可能です。
流行の色合いの壁紙、キッチンへの入れ替えなど、時流に沿ったイメージや設備に変更できるならば、人気物件であり続けることが可能でしょう。
4.どこかに「尖がった」部分を持たせる
外観などは周囲の環境に合わせたものにする必要はありますが、部屋の内側、つまり住まい手に一番近い部分で、何かしらの特徴を持たせるとよいかもしれません。
例えば、住人が変わるたびにクリーニングや貼り換えが必要なクロスを、次の住居希望者の好みに変更できるなどのように、住まい手に合わせるサービスを準備することもできるかもしれません。
また、ベランダを広く設ければ、鉢植えのグリーンを育てるのが趣味の方、庭用テーブルを置いてお茶やアルコールを楽しんでみたい方、もちろん干し物など生活を充実させる機能としての強みを持たせることができるはずです。
お友達が来ても自慢できるような水回りのオシャレさも必要でしょう。
住民同士が交流できるスペースを持たせることも流行中。
もちろん、個性的な外観も、建築物としてのこのポイントに位置します。
5.手に入りやすい建材の組み合わせで個性を持たせる
ここが一番の核心部分かもしれません。
「とにかくオシャレに」―予算を考えずに趣味やボランティアでアパート経営をなさる方はいらっしゃらないでしょう。
デザインに走りすぎると、予算は天井知らずになってしまいます。
当然、入居する方にも「この賃料ならば入居してみたい」という予算感があることから、やはり手をどこで打つのかがとても重要な点となるはずです。
そこでとても大切なのが、「入手しやすい資材の組み合わせでセンス良く仕上げる」ということ。
輸入品などは、正直お勧めできません。
いつ供給が途絶えるかわかりませんし、輸入元がなくなってしまうことも充分考えられます。
そのため、定番品で比較的安価なものを組み合わせオシャレに見せることを熟知している建築家に相談をしたいところです。
日本国内で流通している一般的な資材でしたら、数十年と続く定番品も当然あります。
このようなものを使用することで、後々「手に入らない」「高騰してしまった」というトラブルを未然に防ぐことが可能です。
一般の戸建てと異なり、アパートには常に誰かが入居しているものです。
全ての部屋を一度に手入れすることはほぼ不可能。
そのことを考えると、空室が出た時がリフォームやメンテナンスのチャンスなのです。
その大事なチャンスで、「資材がない」「型が合わない」といったことがないように、手に入りやすい資材活用が大事なのです。
リフォームは、躯体がある程度老朽化しても賃料を維持する(ないしは上げる)絶好の機会です。
これをみすみす逃すような内装・設備であってはならないのです。
アパートを経営面までも配慮できる建築家と出会えれば百人力。
是非、このような強力なサポーターを探し出し、こまめなリフォームやメンテナンスの相談もできるような人間関係を築いておきましょう。
デザイナーズアパートの強み
数ある賃貸の中で「選ばれる」立ち位置を確保するためには、土地の利便性だけではもうダメです。
オシャレで使いやすい、ちょっと自慢できるアパートが人気です。
アパート経営で一番怖いのが、空室。
この空室の頻度・期間を減らす工夫が、デザイナーズアパートなのです。
建築に当たっては、オシャレなだけでなく、暮らしやすさ・リフォームやメンテナンスのしやすさを考慮する必要があります。
- もう、防犯設備は当たり前
オートロックやセンサーライトなど、セキュリティ面の充実はデザイン以前、当然の事 - その土地、エリアに合った風情の外観
エリアの特性に合った外観・住まい心地を追及する - リフォームしやすい躯体(建物本体)であること
長期にわたって収益物件であるためには、こまめに手入れできる作りでなければならない - どこかに「尖がった」部分を持たせる
その建築物(アパート)独特の特徴・機能を持たせる - 手に入りやすい建材の組み合わせで個性を持たせる
メンテナンスやリフォームの段階で慌てないために、定番品の組み合わせでのおしゃれ感を出せる建築家をさがしておくこと
特に「手に入りやすい建材の組み合わせで個性を持たせる」については、どんな物件にも共通の必須条件です。
住みやすい・オシャレであることは賃料を上げるポイントではありますが、資材自体が手に入りにくいものや高いものならば、利益につながらないどころか、後々手を入れる際に困った事にもなってしまいます。
アパート経営をされる方はもうご存知の「マンション・アパートをリフォームやリノベーションする事で賃料アップできる」という事実。
コストは極力かけずに、既製品でリフォームするだけでも人気物件にすることが可能なのです。
それは、これから建築するアパートであっても同じこと。
既製品であっても、組み合わせ次第で様々な印象の内装を作り上げることができます。
それは、専門家である建築家の腕とセンス次第。
将来にわたって相談し続けることのできる、何でも話せる建築家を見つけておくことが何より大事なのです。
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