クリナップのキッチン「クリンレディ」の特徴や価格、評判をプロの目線で紹介!

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出典:http://cleanup.jp/kitchen/stedia/

クリンレディは、クリナップを代表するキッチンのひとつで、1983年の発売以降、30年以上にわたって多くの人に愛されています。

クリンレディは、システムキッチンの中で最も販売期間が長く、日本一売れているキッチンと言えます。長い歴史を持つクリンレディは、たくさんの工夫やこだわりが詰まっています。

クリンレディは、クリナップの中で、CENTRO(高価格帯)、ラクエラ(低価格帯)との間、中価格帯に位置します。

このページでは、クリンレディの魅力を、キッチンメーカーに勤める筆者の「プロの目線」を交えて解説していきます。

※尚、クリンレディは2018年に生産を終了しています。現在は後継機種「STEDIA(ステディア)」の販売を行っています。この記事は2018年時点でのクリンレディの情報を掲載しています。

本文に入る前に、この記事を読んでいるあなたへとっておきの情報をお伝えします♪
 

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クリンレディの基本情報(間口255cm)価格やレイアウト

※尚、クリンレディは2018年に生産を終了しています。現在は後継機種「STEDIA(ステディア)」の販売を行っています。この記事は2018年時点でのクリンレディの情報を掲載しています。

まずクリンレディの基本情報を紹介します。

メーカー参考価格 ¥638,000 (間口255cm Dクラス)
キッチンレイアウト I型L型、フラット対面(ペニンシュラ型、アイランド型)
キッチン間口 180cm、195cm、210cm、225cm、240cm、255cm、270cm、285cm、300cm(1mm単位で対応可能)
調理カウンター高さ 80cm、85cm、90cm
扉カラー Sクラス、Aクラス、Bクラス、Cクラス、Dクラス(全40色)

 

ちなみに、キッチンの使いやすい調理カウンターの参考高さは「身長(cm)÷ 2 +5cm」です。

クリンレディの特徴

クリンレディには、クリナップのこだわりがたくさん詰まっています。

それでは、クリンレディの特徴をみていきましょう。

1.ステンレスキャビネット

 

クリンディは、ステンレスキャビネットを採用しています

キャビネットとは、キッチンを構成する「箱」の部分です。キッチンは、キャビネットに引き出しを差し込んで構成しています。

つまりステンレスキャビネットは、キッチンのキャビネットの部分を、ステンレス製にしたものをいいます。一般的なキッチンは、キャビネットの部分が木製です。

キャビネットをステンレスにした場合、以下のようなメリットがあります。

  • サビ、カビに強い
  • 湿気、熱に強い
  • ニオイが付きにくい
  • 汚れが染み込まない
  • ゴキブリ等の虫が、寄り付きにくい

 

古いキッチンを開けると、ツンっと臭うことがあります。それは、染み込んだ汚れやカビが原因です。ステンレスキャビネットの場合、木製のキャビネットと違って、汚れやにおいが染み込むことがないため、清潔に長く使うことができます。

さらにステンレスは、湿気や熱に強く、丈夫な素材です。水や火を使うキッチンで、湿気や熱に強いのはうれしいポイントです。

また、虫は光りものに巣をつくりにくいという性質があります。それにより、木製のキャビネットより、ステンレスのキャビネットの方が、ゴキブリ等虫が寄り付きにくくなります。

 

2.流レールシンク(ながれーるしんく)

 

クリンレディのキッチンは、「流レールシンク」を標準採用しています。

流レールシンクは、クリナップ商品の大きな特徴のひとつで、排水溝が調理面側(包丁を扱う調理スペース側)に近い位置にあります

 

一般的なシンクは、排水溝がシンクの真ん中の奥に設置されているため、排水溝に向かって水は奥に流れていきます。

しかし流レールシンクは、業界で初めて「手前勾配(てまえこうばい)」を採用し、水が手前に流れて、レールを伝って排水溝に流れる仕組みにしています

そうすることにより、シンク手前に出やすい野菜くず等のゴミを、どんどん流していく仕組みになっています。

 

90リットルと言えば1回の洗濯に使う水量とほぼ同じ!!

普段の手洗いの水、皿洗いの水で、どんどんシンク内のゴミを流すため、節水にもつながります。

 

主婦の意見から生まれた流レールシンク。実際にキッチンに立つ人からの評判が良く、満足度も高いようです。

シンク内のゴミを手でかき集めている人も多いですが、やはり生ごみは、極力手で触りたくないもの。

勝手にゴミが流れていく構造は助かりますね。さらに節水につながるのもうれしいところです。

しかし、シンクの底が若干手前に傾いている分、手前への水はねが少し心配です。強いシャワーを当ててみたところ、やはり普通のシンクより少し水はねが多い気がしました。

3.オートムーブシステム

 

クリンレディでは、「オートムーブ」という自動昇降式の吊戸棚(つりとだな)を選ぶことができます。

ボタン一つで吊戸棚が自動で昇降し、洗った食器やまな板、ふきん、調味料等、様々なものを入れることができます。ふきんや、まな板を除菌乾燥するタイプを選ぶこともできます。


吊戸棚を設置しても、結局は使っていないという家庭は多くあります。

これは吊戸棚の上の方は手が届かず、わざわざ踏み台を持ってくるのも面倒なため、使いにくいことが原因でした。

しかし、オートムーブは吊戸棚が電動で昇降してくれます。使いやすさが格段にアップしており、有効に吊戸棚を活用することができます。

4.うきうきポケット

シンクの引き出し部分に、「うきうきポケット」をつけることができます。

 

 

うきうきポケットとは、引き出しをあけると、ラップやおたま、包丁などを入れたポケットが、手元までグッと上がってくるものです。

よく使うものを、腰をかがめずに取ることができるというメリットがあります。

ポケットは取り外し可能で、汚れた場合は取り外して洗うこともできます。

 

必要なものが手元まで上がってくるため、腰を曲げる必要がなく、スマートに料理を進めることができます。

ポケットが上下する仕組みが引き出しの中に入っているため、引き出しの中を最大限使いたい方は、無くても良いかもしれません。

実際にショールームで、どのように上がってくるか、どのくらいの大きさかを、確認してみると良いでしょう。

5.Cクラスが人気の豊富な扉(とびら)カラー

 

クリナップの扉カラーは、Sクラス、Aクラス、Bクラス、Cクラス、Dクラスと5段階の中から選択することができます

全部で40色あり、中でもCクラスが種類が豊富で、金額もそれほど高価ではないため、特に人気です。

上位クラスとなると、クリナップならではのステンレス扉も揃えてあります。重厚感のあるカラーや、ステンレスの木目調といった珍しいカラーもあります。

 

キッチンの扉カラーで、鏡面のものとマットなもので迷う方は多いです。

鏡面の扉は、表面がつるつるしている分掃除がしやすいですが、色によっては指紋が目立つ場合があります。マットなものはあまり指紋が目立つことはありません。

 

クリンレディの収納例

クリンレディの収納例を紹介していきます。

キッチンの背面に位置する収納は、様々な収納部材を組み合わせて作ります。

シンプルなセパレート型収納

シンプルなセパレートの収納です。セパレートとは「上下に分かれている」というニュアンスで、カウンタースペースを広く取れるのが特徴です

広いカウンタースペースは、家電を置いたり、サブの調理スペースとして使ったりできます。

家電収納を含んだセパレート型収納

家電を引き出しにしまうことができる、「家電収納」を入れています。

家電収納の部分にはコンセントがついており、家電を収納したままで使用することができます。

カップボード(食器棚)を含んだコの字型収納

背の高い「トール収納」と、上下に分かれた「セパレート収納」を組み合わせてた収納例です。

カタカナの「コ」の字に見えるため、このような形の収納を「コの字型収納」と呼ぶことがあります。

背の高いトール収納を用いると、食器を多く入れることができます。

また、写真のようにフリースペースを設けることで、ゴミ箱などを置くことができます。

引き違い扉のシステムエリア収納

引き違い扉の「システムエリア収納」を用いた収納例です。

大きな引き違い扉のシステムエリア収納は、開けると上から下まで中身を一目で確認することができます。

収納量が多く、たくさんの食器やカトラリー(スプーンやフォーク等)を収納できます。

システムエリア収納の下には、「ステップボックス」という、収納兼踏み台となる引き出しがあります。高いところに置いたものを取る際に、わざわざ踏み台を持ってくる必要がありません。

これはクリナップ商品の中でも、非常に評判が良いです。

クリンレディの価格・値引き率

クリンレディは、クリナップのキッチンのランクで中価格帯に位置します。

クリンレディのメーカー参考価格は、¥638,000 (間口255cm 扉グレードDクラス)です。

メーカー参考価格とは定価のこと。

実際にキッチンが定価でお客様に売られることはなく、流通を経て価格が決まります。ほとんどの場合値引きが入ります。

クリンレディの値引き率の相場は、定価の20~40%OFF

つまり定価の6割~8割で購入できる計算になります。ここでの注意点は、値引きはキッチン本体の価格であり、工事費等は別途かかります

。間口やレイアウト、設備のグレードによっても、料金が大きく変わります。キッチンリフォームは、リフォーム費用の総額や、相場が分かりにくいのが現状です。

キッチンリフォームで実際にかかる費用を知るには、業者から見積もりを取ってみるのが一番です。このとき、見積もりは、必ず複数の業者に依頼するようにしてください

料金は、リフォームの内容だけでなく、業者によっても異なります。

複数の業社から見積もりを取ることで、リフォーム費用の相場や、適正な価格が見えてきます。

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クリンレディの評判、口コミ

クリンレディを実際使っている人たちの意見はどうでしょう。

クリンレディに対する評判や、口コミをいくつか紹介します。

 

 

 

自宅を建築中の設計士です。
今まで色んなキッチンを見てきましたが、自宅にはクリンレディを採用しました。
ステンレストップに流レールシンク、洗えーるレンジフードです。
三角コーナーは、メーカーのものではないですが、使う予定です。(これは使い方によってだと思いますが)

クリンレディにした理由としては、下台の中の表面がステンレスでできていることと、洗えーるレンジフードと、クリナップが昔からキッチンやステンレスに特化したメーカーなことと、SS(クリナップの最高級システムキッチン)だと高すぎるから(笑)です。

小花柄の人大(人工大理石)確かに出た頃は、かわいいな、とは思いましたが、実用的にはいらないなと思い、扱いやすく見た目も好みのステンレスにしました。
めんどくさがりなので、熱いもの直に置きたいですしね(笑)
引用:https://goo.gl/a77PVX

 

まず、クリンレディにした決め手は、キャビネットの中もステンレス、自動で洗ってくれるレンジフード、キッチンの前側全面に収納のある物にしたのですが、このデザインが好みだったことです。
ワークトップは、ズボラで丁寧な扱いが不得意なので、初めからステンレスに決めてました。
三角コーナーも付けましたが結局、流レールシンクのおかげで細かいクズが三角コーナーの下にある排水溝に流れて行くのでクズが排水溝に溜まります。なので、二度手間かと思います。
私の場合は、三角コーナーをずっと使ってきたので、流レールはいらなかったかもって思ってます。
あとは、キッチンの前側の全面収納がすっきりしていいのですが、収納の場所によって奥行きが違うのが使ってみて分かったので、これなら結構な値段もしたので、大工さんに作り付けで作ってもらっても良かったかなって後悔してます。でも、デザインはめちゃ好みです。

引用:https://goo.gl/a77PVX

 

クリンレディの口コミは、流レールシンクが気に入ったという声が多くあります。流レールシンクがあれば三角コーナーは要らなくなり、楽にお手入れができます。

一方で、自分好みの色に選べる個性的な扉や調理カウンター、幅広く選べる設備機器に満足している声もあるようです。

 

また、ステンレスにすることで

 

害虫が減ることもうれしい要素ですね。

ステンレスというしっかりとした特徴を持ちつつ、たくさんの選択肢があることが、クリンレディの人気の理由かもしれません。

まとめ

クリンレディは、清掃性や使い勝手をとことん追求したキッチンです。

歴史も長く、多くの人が使っているため、機能性は申し分ありません。業界内での評判も良く、安心感があります。

紹介した以外にも、たくさんの機能やオプションがあるため、カタログやショールームに行って確認してみると良いでしょう。

現在は生産が終了していますが、工務店によっては販売されていることもあるので、見積りの際、業者に聞いてみましょう

その際、どちらがお買い得か、収納スペースや、進化した部分などのクリンレディとステディアの違いも良く聞いてみると良いでしょう。

※尚、クリンレディは2018年に生産を終了しています。現在は後継機種「STEDIA(ステディア)」の販売を行っています。この記事は2018年時点でのクリンレディの情報を掲載しています。





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