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冬になると家の中が寒くてたまらなくなることがあります。
特に築年数に比例して、家は寒くなっていく傾向があります。
住宅のゆがみなどによって隙間が生じてしまったり、そもそも古い住宅は断熱性能が低いことも関係しています。
「マンションは暖かいって聞くけど、一戸建てはどうして寒いの?」
「実家に帰るといつも寒くて体調を崩してしまう…」
「冬に部屋が寒いのはどうすればいい?」
日本ではこんな風にお悩みの方がとても多いと思います。
今回は、家が寒くなる原因と寒い家を暖かくする15つのポイントについて解説していきます。
一戸建てを想定した記事ですが、もちろんマンションなどの集合住宅でもできる工夫をたくさん載せていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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一戸建てはなぜ寒い?家の中が寒い3大原因
「一戸建ては寒い」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
気密性が高いマンションと比べると、一戸建ては窓が多く吹抜けなど開放的な間取りも多いため寒く感じやすいという特徴があります。
では家の寒さの原因は何でしょうか?
それは主に3つの場所に原因があります。
- 窓
- 壁
- 床
「つまり家全部じゃない?」と思われたかもしれませんが、外気に接している部分から冷気はやってくるため当然外に接している部分が原因になります。
その中でももっとも冷気が伝わりやすいのが「窓」です。
【窓】窓からの冷気、すきま風が一番の要因
家が寒い原因としてもっとも大きいのが「窓」です。
窓の隙間から冷気が入り込み、反対に暖かい部屋の空気は外に逃げてしまいます。
経年とともにサッシのパッキンも劣化しますので、そうなるとますます熱が出入りしやすくなってしまいます。
さらに、日本の窓の多くがアルミサッシであることも寒さの一因です。
アルミニウムは、鍋などにも使われるように、非常に熱を通しやすい性質を持っています。
それゆえにアルミサッシは断熱性という点では極めて劣っています。
しかし、日本の窓はそのほとんどがアルミサッシです。
その普及率は実に89.8%に及びます。
アメリカはわずか16.0%です。
アメリカでは24州でアルミサッシの使用が禁止されています。
こういった問題点があることから、特に日本では窓対策が重要になってくるわけです。
参考:成形加工第18巻第11号2006|J-STAGE Home
【壁】家の断熱性能が低い
築年数の古い家の場合、断熱性能が低いために壁から冷気が伝わりやすく、部屋が寒くなります。
壁自体の厚さ、壁材、断熱材によって、外の冷気をうまくシャットダウンできていない状態となっています。
【床】底冷えでより寒く感じる
暖かい空気は上に流れる性質があるため、2階より1階の方が寒くなったり床が冷たくなったりします。
特にフローリングでは素材の性質もあり、より冷たく感じやすいでしょう。
加えて、「コールドドラフト現象」と呼ばれる現象によって特に窓付近で床が冷たくなります。
「コールドドラフト現象」とは、部屋で暖かくなった空気が冷えた窓によって冷気となり床に下降する現象のことです。
窓の近くに行くとひんやりとした風を感じたことはありませんか?
これは多くの場合、すきま風ではなくコールドドラフト現象によるものです。
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◆簡単にできるDIY!窓からの冷気をシャットアウトする方法5つ
家を暖かくするためには、窓を対策するのが最も有効です。
暖房で温かくなった空気は、約6割が窓から逃げると言われています。
この対策をすることで、随分と寒さを和らげることができます。
ここでは、窓対策5つをご紹介していきます。
【point1】フィルムやテープを貼る
窓には、断熱のための専用のフィルムやテープが販売されています。
シール状になっている物やドライヤーで簡単に貼り付けることができるものもあります。
こういったものを利用するだけで、だいぶ断熱性が上がって電気代の節約ができます。
窓の建て付けの問題で空気が漏れているなら、その箇所にタオルを押し込んでおきます。
何もしないよりも遥かに冷気が入ってこなくなったことに気づくはずです。
【point2】カーテンを工夫する
カーテンについて工夫をすることも必要です。
■裏地付きのカーテンにする
裏地の付いているカーテンが保温性が高く有効です。
新たに裏地付きのカーテンを購入しなくても、今のカーテンに後付けの裏地ライナーを付ける方法があります。
カーテンは厚手のもののほうが冷気を遮断できます。
2重や3重カーテンにするのもおすすめです。
■カーテンを長くする
床に付くほどの長さにすると、床とカーテンの隙間からの冷気を防げます。
ポリ塩化ビニル製のシャワーカーテンだと、太陽の光を溜めて、温かい空気を外に逃がしません。
夏にポリエステルなど化学繊維の服を着ると熱が逃げなくて汗だくになりますが、反対に冬だとこの特性が上手く働きます。
カーテンは、ドアや通気孔などの空気の出入り口にもかけておくと効果があります。
この場合は、カーテンの代わりにシートや使わなくなったひざ掛けなどでも良いでしょう。
【point3】窓下ヒーターを設置
窓からの冷気がひどくて、ちょっとした工夫では改善されないということもあるでしょう。
そういった場合には、窓下ヒーターの設置がおすすめです。
窓のすぐ近くでは、冷気が下降するコールドドラフトという現象が発生しています。
これによって足元に冷風が流れ込んできます。
窓下ヒーターは、「結露防止ヒーター」や「マルチヒーター」、「ウインドラジエーター」などの名称で販売されています。
■窓下ヒーターのメリット
・工事不要
・1~2kg程度なので、設置も簡単
・暖かい空気の壁を作って窓からの冷気をシャットアウト
・伸縮性のあるものや、色々なデザインの商品がリリースされていて、自分の家の窓に合わせやすい
・結露防止にも役立つ
■窓下ヒーターのデメリット
・値段が高め(12,000円~30,000円くらいが相場)
・電気代がかかる(1台につき月400~600円ぐらい。複数使用で高額になることも)
・窓の近くにコンセントがないと不便
・暖かくなるまでに時間がかかるものが多い
・あくまで窓の冷気に対する暖房器具。部屋全体を暖める意図では使えない
コールドドラフトを防ぐ3つの視点
窓から下降する冷気であるダウンドラフトを防ぐためには、3つのポイントがあります。
①窓ガラスを冷やさない
②暖かくなった空気を窓に触れさせない
③窓からの冷気を遮断する
①については、断熱性が高い窓に替えるのが有効です。
②については、内窓や断熱スクリーンを取り付けるのが良いです。
前項で紹介した窓下ヒーターを活用するのも効果があります。
③についても、内窓や断熱スクリーン、窓下ヒーターの設置が効果的です。
【point4】ハニカム構造の断熱スクリーンを取り付け
断熱スクリーンのなかでも特に性能が高いのが、ハニカム構造のものです。
ハニカム構造のスクリーンは、特に蜂の巣のような断面を持っています。
そこに空気の層が入っているため、高い断熱性を有しています。
これを窓に取り付けることで、コールドドラフトをシャットアウトできます。
ハニカムスクリーンは、窓の寸法を計測したうえで、そのサイズに合わせて制作されるので、ぴったりと取り付けることが可能。
窓からの底冷えするような冷気を防いでくれます。
ハニカムスクリーンをつけると温まりやすく冷めにくい部屋が完成するため、暖房器具の省エネにもつながります。
また、ハニカムスリーンは開閉式なので、昼間には開けて太陽の光を取り込むこともできます。
コールドドラフトが発生しているか確認する方法
家が寒いけれど、それがコールドドラフトによるものなのか分からない、ということもあるでしょう。
そういった場合には、簡単にコールドドラフトの有無を知る方法があります。
それは、結露です。
結露が発生しやすい窓は、コールドドラフトが起きている可能性が極めて高いです。
結露はそもそも、窓が非常に冷えることでできるものであるからです。
【point5】太陽光の力を借りる
日当たりの良い部屋であるなら、日中はカーテンを開けておいて太陽光を室内に入れるのも効果的です。
太陽光は光熱費のかからない大変にエコな暖房器具です。
寒い住宅を暖めるには、これを上手く活用することが大切です。
太陽の熱は住宅の床や壁に蓄えられます。
そしてそこからの輻射熱で、室内はぽかぽかになります。
よく家の周りに大きな植木があって、せっかくの太陽光を自ら遮っているケースがあります。
できるだけ日の光を遮るような植木などの障害物は置かないようにしましょう。
室内においても、窓の周りにたくさん物を置いて太陽光を遮るのはNGです。
日中はカーテンを開けて太陽光を存分に取り込んでおいて、日が落ちたら厚手のカーテンをする、というのが賢いやり方です。
◆暖房器具の工夫であたたかくする方法2つ
家を即効であたためてくれる暖房器具。
より効果的に使う方法を2つご紹介しましょう。
【point1】サーキュレーターでエアコン効率を高める
家の暖房器具としてエアコンの暖房を使っている方は多いと思います。
それにも関わらず、なかなか暖かくならなかったり、部屋の中の温度にムラができてしまったりという経験をされた方も多いのではないでしょうか?
そんな時におすすめなのがサーキュレーターです。
サーキュレーターは空気を循環させてくれるので、効率的に暖かい空気を運んでくれるお助けマン。
エアコンと対角線上におくことで、あたたかい空気が部屋の中を効率よく回ってくれます。
冷房の時でももちろん使えますが、暖房でもお役立ちアイテムなのです。
【point2】輻射熱を利用した暖房器具を使う
エアコンのように温風を出して部屋を暖めてくれる暖房器具のほかに、「熱」を使って室内をあたためくてれる暖房器具もあります。
床暖房、オイルヒーター、薪ストーブなどがこれに当てはまります。
これら「輻射式」と呼ばれる暖房器具は、赤外線によって床や壁をあたためます。
発せられる「輻射熱」は、温度の高いところから低いところに移動するという性質を持っています。
そのため部屋の冷えている場所をよりあたためてくれるのです。
床や壁も温めてくれるため、部屋の温度が均一となり快適です。
人の体の中にも輻射熱が届くので、より冷えを感じやすい女性が温かく感じられるなどファミリー世帯にもメリットが大きい暖房器具ですね。
◆節約しながら部屋を暖かくする方法・グッズ2つ
家の中を暖かくしたいけれど、光熱費や材料費に高い費用をかけるのも躊躇してしまうもの。
「家は寒いけどお金をかけずに暖かくしたい」
このように思っている方のために、節約しながら部屋を暖かくする方法を2つご紹介しましょう。
【point1】ルームスリッパや着る毛布を着用する
発想を変えて、部屋全体ではなく自分が暖かくなる方法です。
人は足元が冷えると非常に寒く感じるもの。
特に最近ではテレワークで長時間座ったままの方も多いので、足元の防寒は必須です。
モコモコのスリッパや靴下、レッグウォーマー、足を入れるタイプのクッションなど便利グッズを利用してみましょう。
他にも、着る毛布、湯たんぽ、カイロを入れて体をあたためるネックウォーマーなど様々な商品があります。
省エネにもなりますので上手に活用したいところです。
【point2】カーペットやマット、アルミを敷く
カーペットやマットを敷くことも断熱性を高めてくれます。
厚手のものを敷けば床からの冷気を遮断することができます。
カーペットの下にアルミシートを敷くとさらに効果が高まります。
◆リフォーム・リノベーションで解決する方法5つ
リフォームやリノベーションを行えば、根本的に家の断熱性能を高めることができます。
費用は大きくなりますが、その後の快適性、光熱費、省エネ性を考えると決して無駄な出費ではありません。
特に古い住宅の場合は自分でできる防寒対策にも限界があるため、リフォームをおすすめします。
耐震リフォームなども同時におこなえば一石二鳥となります。
ここでは、家をあたたかくするリフォームメニュー6つをご紹介します。
【point1】二重窓にする
二重窓にすることで、特に寒い地方の寒さ対策としては大きな効果があります。
空気の層をつくることで、冬だけでなく夏にはクーラーで冷やした部屋の空気を逃がさない効果も期待できます。
ショールームでは、こういった二重窓の効果を体感できるコーナーが設置されていたりします。
■二重窓のメリット
・断熱性のほか、結露防止や防音機能を備えているものがある
・防犯性が上がる
■二重窓のデメリット
・鍵が2つになり、窓を開けるのに手間がかかる
・窓掃除の枚数が増えて時間がかかる
【point2】樹脂サッシにする
窓をアルミサッシから樹脂サッシに変えるだけでも、断熱効果があります。
まだまだ日本全体では普及率の低い樹脂サッシですが、北海道などの寒い地域では半分以上が樹脂サッシを採用しています。
アルミに比べて熱伝導率が1000分の1なので、外の冷気を室内に伝えず結露も発生しにくくなります。
樹脂サッシはアルミと比べると価格が高いですが、アルミと樹脂の複合サッシもあるためぜひ検討してみて欲しいサッシです。
【point3】床暖房を設置する
床暖房を設置することで足元から暖めることができます。
床暖房は輻射熱で部屋全体を暖めてくれるため、ハウスダストなどのアレルギーや乾燥が気になる方にもおすすめです。
床暖房には主にガス温水式と電気式があり、初期費用は電気式の方が安いですが、毎月の光熱費はガス温水式の方が安めという特徴があります。
【point4】ドアや仕切りを設置する
温かくしたい範囲をしっかりと区切ることも有効な方法です。
最近はリビング階段として、リビングと階段の間にドアが無いタイプの家も多いです。
開放的で良いのですが、断熱性という点ではイマイチ。
1階からの冷気が上がってきてしまったり、反対にせっかく温めた空気が上階に逃げてしまったりするので非効率です。
ロールスクリーンやカーテンで仕切る方法もありますが、一番はドアを設置すること。
隙間がなくなり断熱性も向上します。
また、よくいる空間だけを仕切るためのパーテンションをつけるのも良い方法です。
エアコン効率も良くなり光熱費も節約できます。
【point5】床下に断熱材を入れる
戸建で多いのは、2階より1階のほうが寒いという現象です。
1階が寒い理由として、1つに床下からの冷気が挙げられます。
特に古い戸建の場合、床下に断熱材が入っていないことがあり、氷のように冷たくなった地面のすぐ上に床があるという状態になってしまっています。
これだと、いくら窓からの冷気を対策して部屋を暖めても、足から伝わってくる冷気で寒さを感じてしまいます。
床下に断熱材をはめ込むリフォームをすれば、この問題が解決されます。
工事は1日で終わるので、気軽に発注できます。
【point6】高性能な断熱材に替える
壁内や天井に高性能な断熱材を入れることで、家全体の断熱性を高めるのもおすすめです。
断熱リフォームを行えば、冬だけでなく夏も涼しく快適に過ごすことが可能になります。
壁内に断熱材を入れるリフォームは壁を剥がす必要があるため大きな規模となりますが、ひと部屋だけリフォームする方法もあります。
こうした断熱リフォームには国の補助金が使え、最大200万円補助が出る場合もあります。
利用する場合はリフォーム会社とともによく確認しましょう。
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まとめ
家が寒い一番の原因は、窓からの冷気です。
ここを対策するだけで随分と家の中は暖かくなります。
まずは窓周りの寒さ対策を始めてみましょう。
他にも、暖房を工夫したり便利グッズであたたかくなる方法もあります。
しかし最も効果的なのは家を断熱性の高い家に変えること。
近年の家は国の基準も以前より厳しくなっているため断熱性が向上していますが、古い家は昔の基準で建てられているため断熱性がそもそも低いのです。
そうした場合、自分でできることにも限界があります。
リフォームやリノベーションを行う場合には、複数の会社に見積もりをとって相場を知ることがとても大切。
大切な住まいをより快適なものにするため、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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