中古マンションのベランダはリフォームできる?素敵な場所にする工夫2選

リフォーム・リノベーション

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中古のマンションの中には「とても味のあるもの」があります。

ちょっとレトロな雰囲気を出しているものもありますし、「ビンテージマンション」と呼ばれる何年経っても価値の下がらない魅力的な物件さえあります。

しかしながら、これらのすてきな中古マンションであっても、設備などで手を入れたくなる箇所が生じているのは事実です。

マンションのよさは、生活動線が平面で済むことです。

生活動線とは、家庭内で、日常生活を営むうえでの動線。居間や台所、浴室などの間を移動する線

引用: https://kotobank.jp/word/%E7%94%9F%E6%B4%BB%E5%8B%95%E7%B7%9A-544690

 

その延長上にあるベランダを好みにしたいとき、どのようにすればよいのでしょうか。

本文に入る前に、この記事を読んでいるあなたへとっておきの情報をお伝えします♪
 

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1.基本的に「ベランダはリフォームNG」

マンションでリフォームしてよいのは、「専有部分のみ」です。

専有部分とは、その部屋を所有する人「のみ」が常識の範囲内で自由に使えるスペースを指します。つまり、室内が専有部分と考えておけばよいでしょう。

 

一方、ベランダ(バルコニー)や玄関ドア、ドアを一歩出た廊下、エントランス、エレベーターは「共有部分」で、勝手に手を入れることはできません。

「なぜ、ベランダ(バルコニー)が共有部分なのかわからない」という方もいらしゃるでしょう。これは、ベランダ(バルコニー)は「外から見えるもの」であることが理由です。勝手に手を入れてしまうと、外観を損ねることがあり、それによってそのマンション全体の資産価値が下がってしまうことも充分に考えられるからです。

また、何かしらのことがあったとき、緊急避難経路となるという性質も持っている場所ですので、マンション管理組合の定める規約から外れることはNGとされます。

この理由から、ベランダのリフォームは(基本的)に許可されないのです。

 

2.ベランダを美しく使い勝手よくする方法2つ

とはいえ、中古マンションの場合、新築のマンションのような豪華なベランダではないでしょう。

今やベランダは、「もうひとつのリビング」として、戸建てでいうところのウッドデッキのような使い方をするパーツと認識されています。

ウッドデッキについて詳しく知りたい方はこちら

 

干し物だけでなく、小規模ながらも“家庭菜園”を楽しむ、できればお茶を楽しみたい、といった具合です。

ベランダを好みに近づける方法には、いくつかの方法があります。

 

2-1.すのこないしは木質床材を設置する

豪華設備がウリの新築タワーマンションでは、ベランダがタイル張りになっていることが多くあります。そこにガーデンセット(屋外用テーブル&チェア)を設置した写真が印象的なカタログも用意されています。

たとえそのような広さがなくとも、自分自身でそれに近づける方法があります。

それが、ベランダに「すのこを敷き詰める」というものです

 

ある程度の築年数を経たマンションは、ベランダが狭く感じられる、部屋の床との高低差が思いのほか気になる、というケースがあるものです。

これら、見た目や実用性の問題を解消する手段として、「ベランダすのこ」が人気なのです。

引用: Sweet Shower

ベランダにすのこ、ないしは木質床材を敷き詰めれば、リビングや部屋とベランダが視覚上、切り離されたイメージを軽減できますので、室内からの眺めも良くなります。

また、高低差の解消ができれば、布団干しのような重労働のとき、つまづく危険性を減らすこともできます。

 

さらにもうひとつのメリットとして、特に夏場に気になる暑さ低減が上げられます。

ベランダはコンクリートでできていますので、ジリジリとした太陽にさらされると熱をため、夜になってもその暑さを屋内にまで放出し続ける特徴があります。

この問題をベランダすのこで避けることができれば、この放射熱による暑さ低減をも見込むことができます。

植物プランターを置く場合は、植物を無駄な暑さにさらさないひとつの方法ともなりますので、いわゆる「ベランダガーデナー」にも好まれる方法です。

 

しかしながら、注意点もいくつかあります。

・すのこをベランダぴったりにしなければ、足で踏んだときにずれて転倒する危険性がある

・定期的にすのこを上げ、溜まった枯葉や砂を掃除しなければ、排水口のつまりが生じて漏水問題に発展することも

・DIYで設置も考えられるが、長期間使用できる素材選び、隙間なく敷き詰める技術など、気をつけなければならない点も少なくない

・ガーデンセットを設置したい場合、すのこの隙間にテーブルやチェアの足部分が落ち込まないよう「組み合わせ」を考えなければならない

 

2-2.目隠しの設置

1階・2階の部屋ですと、どうしても通りからの視線が気になるものです。

たとえ高層階であっても、近隣に同じような高さの建物があれば、「なんだか見られている気がする」、といった悩みが生じるかもしれません。

そのような場合は、てすりやフェンス部分に

・目隠しフェンス

引用:リフォームガーデンクラブ – タカショー

 

・バルコニーシェード

引用:アマゾン

 

・目隠し用フェイクグリーン

引用:【楽天市場】 ショップ一覧

 

・オーニング(つっぱり棒式)

引用:review.rakuten.co.jp

 

・ラティス

引用:エコウッド

 

以上を取り付けるという方法があります。

いずれも、視線を遮るだけでなく、取り付け位置(角度)によって、夏場の太陽光をもうまく遮ることができます。

 

3.好みのベランダにしたいときは、リフォーム業者への依頼も選択肢に

いくら本格的なリフォームのできないマンションベランダとはいえ、規約内でできることは探せるはずです。このようなときこそ、リフォーム業者の登場です。

・どこまで許されるのか

・それを踏まえてあなたのニーズを満たす方法がないか

・あるとすればどんなプランが考えられるか

・その費用は…。

これらのことを“丸投げ”できる、という点では、リフォーム業者はありがたい存在です。

 

まとめ

中古マンションといえど、できる範囲内で手を入れたいのがベランダです。憧れのタイル敷きにすることはできなくても、ウッドデッキ調にすることはできます。

しかしながら、そこには「ベランダ=共用部」「規約を超える手入れはできない」という壁があります。

このような問題と上手に折り合いをつける方法がいくつかありました。

 

今回の記事では、次の3点について特にご記憶いただきたいと思います。

  1. 外観を損ねないため・いざというときのための避難経路となるという点で、ベランダは「共用部」
  2. ベランダにすのこや木質系床材を設置する、目隠しをつけるなどで、「くつろげるベランダ」を作ることができる
  3. DIYという方法はあるものの、規約内で好みを最大限反映させ、安全を確保するために、リフォーム業者への相談も選択肢に入れる

 

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