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ある日突然、私たちの生活を一変させる災害ですが、それに対し私たちにできることはあるのでしょうか。「もしも地震が起きたら?身を守るために知っておきたい住宅に関する5つの事柄」でも災害時にどんなことが起きるのかご説明しましたが、今回は、復旧の段階で必要となる水や食糧の問題についてご説明します。
日頃の暮らしの中でどんな備えをしておけばよいのか知りたい方、ローリングストックという言葉は知っているけれど具体的にどう実践すればよいのか知っておきたい方に役立てていただきたいと思います。
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1.ローリングストックとは?
ローリングストックとは、別名ランニングストックとも呼ばれます。その名のとおり、水や食糧を“循環”ないしは“走らせながら”備蓄をし、災害に備えようという考え方です。
日常生活の中でも、数日間飲食できるだけの食糧は冷蔵庫や戸棚などにストックしているはずです。これを賞味期限の近いものから消費し、食べた分だけ新たに購入してストックしておくのがローリングストックです。
このようにしておけば、いざというとき慌てずに済みますし、買い占め行動をする必要もほとんどなくなるでしょう。
通常、最低でも3日間の食糧を備蓄しておくよう勧められていますが、東日本大震災や熊本地震の際は、ガスや電気などのインフラが元通りになったり、救援物資が届くのに1週間以上かかった例もありました。
このため、できればご家族の人数×7日間の水と食糧をストックしておくことが望ましいとされています。
「1週間を想定した工夫と備え│内閣府防災情報のページ」
http://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h25/73/bousaitaisaku.html
2.内閣府推奨のローリングストック
内閣府も、いざというときのため、最低1人×3日分の飲み水や食糧をストックしておくよう推奨しています。また、「非常に広い地域に被害が及ぶ可能性のある南海トラフ地震では、1週間以上の備蓄が望ましいという指摘もあります」としていて、余裕あるストックを勧めています。
また、ローリングストックについても以下のように言及しています。
非常に広い地域に被害が及ぶ可能性のある南海トラフ地震では、1週間以上の備蓄が望ましいという指摘もあります。
そこで、特別に備えるのではなく、日頃から食べているものや使っているものを少し多めに購入し、食べた分を補充しながら日常的に備蓄する(ローリングストック)ことで、無理がないだけでなく、消費期限切れなどの無駄のない備えができます。
ちなみに、内閣府推奨のストック品目は以下の通りです。
・飲用水=1日ひとり3リットル×3日分
・食品=アルファ米などのご飯ひとり5食・ビスケット・板チョコなど最低3日分
・生活用品=カセットコンロ・簡易トイレ・ビニール袋・トイレットペーパーなど
3.ローリングストック「これだけあれば安心」リスト
上記の品に加え、次のような品物を備蓄しておくとより安心です。
【食品】
・すぐに食べられるもの=パウチに入った食品、缶詰、栄養補助食品など、加熱せずに食べられる食品
【救急用品や薬】
・救急箱=常備薬や市販の薬、絆創膏、栄養補助サプリメント
【日用品】
・灯り取り=懐中電灯やLEDライト、ろうそく
・情報収集=手回し充電式ラジオやスマートフォン
・電気確保=太陽光発電パネルつきバッテリーや乾電池、小型UPS(無停電装置のこと。バッテリー機能を備えているので、いざというときスマートフォンの充電などに使える)
・高齢者用=パウチに入った介護食やケア用品
【衛生用品】
・使い捨て品=除菌ウエットティッシュやティッシュペーパー、ゴミ袋、おむつや生理用品、新聞紙、洗口液など
【調理補助用品】
・調理時にあると便利=過熱に耐えるポリエチレン袋、ラップ、アルミホイルなど(極力水を使わずに調理をしたり紙皿の繰り返し使いができる)
4.イオンや無印良品などの企業もローリングストックできる食品を多く販売
プライベートブランドを持つ全国チェーン店(イオンや無印良品など)は、いざというときの食品の例として、以下のような商品をストックしておくよう勧めています。
「ローリングストック│イオンの防災」
「もしものごはん│無印良品」
これを見てみると、「案外と日頃から口にしているものが多いな」とお気づきになられることでしょう。
レトルト食品や缶詰は、忙しい日の食事に活用しておられる方も少なくないはずです。このような食品を多めに購入しておき、賞味期限が近いものから消費、食べて減った分だけまた買い足しておけばよいだけですので、特に難しく考えることはありません。
5.ローリングストック品を使った簡単レシピ
ローリングストックの果たす役割が広く知られてからこちら、ストック食品を使った簡単レシピも広まってきています。
レシピに関するサイト「cookpad」でも、ローリングストックレシピが多く紹介されています。日頃からこれらの料理を作り慣れておけば、いざと言うときに慌てずに済みます。ローリングストックレシピは、基本的に加熱時間が短くて済む・時間はかかっても熱源が不要という特徴がありますので、ご家庭内で「防災の日」を定め、これらのレシピにチャレンジしておくとよいでしょう。
「ローリングストックのレシピ│cookpad」
6.食品ストックに適した収納場所
缶詰やレトルト、栄養補助食品といっても、やはり直射日光が当たらない場所、温度の変化の少ない場所に置いておきたいものです。
もしもこれから家づくりを考えている方なら、ウォークインクローゼットやパントリーの検討、そしてそれらを少し大きめに設置することをお考えになってはいかがでしょうか。
水や食品は重量がありますので、できれば1階にこれらを収納できるようにします。そして、新しく購入したものを奥に、早めに食べたいものを手前に収納できるよう棚のしつらえを工夫したり、家族と話し合い収納ルールを決めたりしておくとよいでしょう。
あえて逆発想で、「モノの中の空間」をストック場所に決めるのも悪くありません。たとえば長期旅行用の大きいキャリーバッグ(スーツケース)を持っているのなら、その中は普段は空でしょう。そこに缶詰や栄養補助食品を入れておくのもひとつの方法です。
また、背の届きにくい押入れ上部にある収納(天袋)に比較的軽量なカップ麺をダンボールごと入れておくのもよいでしょう。このような場所は、頻繁にモノを出し入れできるところではありませんし、直射日光も入らないので、水分を含まない軽量な食品の保管場所にできます。
6-1.家づくりの際に「ローリングストック」を考慮に入れた収納づくりをする
間取りの面である程度自由が効くようならば、ウォークインクローゼットやパントリーを設け、2方面から出入りできるようにするのはいかがでしょうか。
2方面から出入りできれば、ストックした食品やウォーターサーバーの水など、「先入れ先出し(流通用語で“先に仕入れたものを先に出す”こと。賞味期限/消費期限の問題が少なくなるメリットがある)」が自然と行えるようになります。収納として日頃の使い勝手もよくなりますし、日常的に行うローリングストックも容易になります。
このときのヒントは、「家族が消費する1日分の水・食糧をひとつのプラケースにまとめておく」ことです。こうすると、7日分の必要物が目に見えて理解できます。
8個目安のプラケースを用意します。日常生活の中で使用する食糧が尽き、プラケースが空けば、そこに新しく同じ量の水・食糧を詰め込み、列の後ろに移動させれば、賞味期限/消費期限も適切にコントロールできます。
いくら耐震制度の高い家をつくっても、水や食糧、カセットコンロなど、救援物資が届くまでの間をしのぐ品物がなければ、ガスや電気、水道などのインフラが絶たれたときその家で暮らすことはできません。
このようなことにまで配慮をしてはじめて、安心して暮らせる家が出来上がるというものです。
まとめ
近年、「災害に強い家」「耐震性能の高い家」が注目されています。しかしながら、一度大きな地震などの災害が起きてしまえば、各種インフラが破壊され、家は何ともないのに生活に欠かせない水や食糧が手に入らなくなってしまう、もしくは加熱するための熱源が手に入らなくなってしまうことも考えられます。
この問題を解消する方法が、ローリングストック(ランニングストック)です。今回はランニングストックについてご説明しましたが、特にご記憶頂きたいのは次の4点です。
1.ローリングストック(ランニングストック)とは、日頃の生活に必要な食品を消費しながらもストックをキープすること。
2.3日分の水や食糧のストックが推奨されているが、東日本大震災や熊本地震のとき、1週間近く救援物資が届かなかったエリアもあったため「7日分」が望ましい
3.緊急時には水が使えない/熱源が確保しづらいといった問題があるので、ストック品で最低限の水や熱源で調理する方法をいくつか覚えておくとよい
4.家づくりの段階から、ローリングストックする品物を収納できるスペースを確保しておくと、なお良い家になる
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