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「塗り壁」とは、漆喰や土などを使って凹凸がある模様を作れる特殊な工事手法です。
広い意味では外壁塗装全般を指す場合もありますが、この記事では職人が手作業で行う昔ながらの塗り壁を解説します。
具体的には、
- 塗り壁のメリットとデメリット
- 外壁で使う塗り壁の種類
- 外壁を塗り壁で工事する際の手順
を紹介します。
珪藻土(けいそうど)や漆喰(しっくい)などで外壁を工事したい人には必須の知識といえるでしょう。
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外壁を塗り壁にするメリットとデメリット
サイディングや外壁塗装、タイルに比べて、塗り壁にはどのような特徴があるのでしょうか。
メリットとデメリットを把握して、あなたの住宅に合った外壁工事の方法を考えましょう。
外壁を塗り壁にするメリット
塗り壁のメリットは以下の3つです。
- 世界に1つだけのオリジナルデザインを作れる
- 防火性能が高い
- 独特の質感がある
塗り壁は、モルタルで基礎などを作る「左官職人」が手作業ですべて塗りつける工事です。
模様はオーダーメイドで、塗り壁の仕上がりは職人によって変化します。
同じ職人が決まったパターンで塗り壁工事をしても同一の模様を作ることは不可能なため、世界に1つだけしかないオリジナルデザインの外壁を作れます。
外壁のオリジナリティを重視する人には塗り壁が向いているでしょう。
塗り壁は素材に土などを利用しているため防火性能に優れています。
漆喰などを利用すれば独特の質感を得られるため、デザイン性が非常に高い工事手法です。
外壁を塗り壁にするデメリット
塗り壁のデメリットは以下の4つです。
- 職人の技術力で仕上がりが決まる
- 費用が高い
- 割れやすい
- 汚れやすい
塗り壁は手作業で行わなくてはいけないため、職人の技術力がデザインや耐久性に影響を及ぼします。
高い技術をもった職人に任せれば他の外壁素材よりも寿命が長くなるでしょう。
一方で、未熟な職人が作業をすると1年でボロボロとなることが多いです。
塗り壁は手作業で行うため、費用が非常に高額です。
工事の進行が遅くて工期も長くなるため、他の外壁素材であれば1日で終わる広さが塗り壁だと3日かかることは珍しくないでしょう。
また、塗り壁は土や砂といった固形物を利用しているため施工後に割れやすいです。
適切な工事を行えば1年や2年で割れることはありませんが、長い年月が経てば劣化によってひび割れが目立つようになるでしょう。
塗り壁の種類によっては表面がザラザラしているため汚れやすい性質があります。
汚れや雨などで一部に黒ずみが出ることもあるでしょう。
外壁で使う塗り壁の種類と価格
外壁で使う主な塗り壁には以下の3種類があります。
種類 | 価格 | 特徴 |
漆喰 | 5,200〜6,000円 | 汚れに強く美しい |
ジョリパット | 3,800〜5,000円 | デザインが豊富 |
珪藻土 | 4,200〜5,900円 | 調湿性が高い |
漆喰
表面がなめらかで鏡のように美しい塗り壁素材です。
基本的に白色を使いますが、他の色でも利用可能ですが、その際はムラが出る可能性が高くなります。
漆喰のメリットは静電気をためない性質があるためホコリや汚れがつきにくい点です。
他にも調湿効果があります。
湿度が高いときは水分を吸収し、湿度が低いときは水分を放出するでしょう。
ただし「調湿素材」と呼べるほど高い性能ではないため、過度の期待をしてはいけません。
漆喰のデメリットは価格が高いことです。
白以外の漆喰を利用する場合は着色に高い技術が必要となるため、通常よりも高額な費用が必要です。
ジョリパット
出典:ヌマノ塗装工業
アイカ工業が販売している外壁の仕上げ材です。
塗料に砂などを混ぜ、モルタルの上から凹凸がある模様付けができます。
ジョリパットのメリットは、豊富なデザインです。
180色以上のカラーがあり、あなたが望む塗り壁を作りやすいでしょう。
液体状の塗料としても使えるため、手作業だけではなく機械による吹き付け塗装が可能です。
他にも、柔軟性がある素材のためひび割れがしにくい特徴があります。
ジョリパットのデメリットは、耐久性が低いことが挙げられます。
ジョリパットを使うと10年に1度は塗装が必要でしょう。
再塗装の際には通常の外壁よりも凹凸があるため塗料の使用量が増えます。
珪藻土(けいそうど)
出典:外壁塗装の達人
植物プランクトンによって作られた土が「珪藻土」です。
珪藻土を作るには長い年月が必要なため「天然素材」と呼ばれます。
珪藻土のメリットは脱臭性と吸湿性です。
臭いがこもりにくく、湿度の調整に優れています。
珪藻土のデメリットは衝撃に弱いことです。
地震や強風による衝撃で崩れやすい性質があります。
珪藻土は天然素材ですが、単体では接着力がなくて壁に塗れません。
このため化学薬品を配合しており、分量によっては珪藻土がほとんど含まれていない製品も存在します。
外壁を塗り壁にする際の注意事項
外壁を塗り壁にする際はどのような業者に依頼すればよいのでしょうか?
依頼方法を間違えると塗り壁が数年で剥がれるおそれがあります。
塗り壁を業者に依頼する場合は以下の点に注意しましょう。
候補となる業者を探す方法
塗り壁を依頼する専門業者は「左官業者」です。
外壁塗装と同じ分類だと思って塗装業者に依頼してはいけません。
ただし、塗り壁以外に塗装作業がある場合は外壁塗装職人が必要です。
塗装業者に依頼して左官職人を呼んでもらうか、左官業者に塗装職人を呼んでもらいましょう。
相見積もりをして比較する
塗り壁を行う際に欠かせないのが「相見積もり」です。
相見積もりとは、同じ工事内容で複数の会社に見積もりを依頼することです。
⇒塗り壁の得意な業者に相見積もりをする際はこちらがおすすめです。
相見積もりを行えば、費用が高すぎる業者や、工事内容におかしな点がある場合に気づきやすくなります。
訪問営業の業者は避ける
自宅に訪問してきた業者に工事を依頼してはいけません。
訪問営業をしている会社は高確率で悪徳業者です。
優良業者であれば個人の住宅に訪問営業はしません。
待っていても仕事が舞い込んでくるか、企業を相手に営業をするからです。
訪問営業をしている業者は悪徳すぎて企業から相手にされていないか、未熟なために仕事が受けられないケースが多いです。
訪問営業の業者に工事を依頼すると後悔するため、決して依頼しないようにしましょう。
自社施工をしている業者に依頼する
工事費用を安くしたい場合は自社施工をしている業者に依頼してください。
自社で工事をしていない業者に依頼してしまうと、仲介料として余計なお金をとられてしまいます。
自社施工をしていない業者の例としては、ハウスメーカー、ホームセンター、ゼネコンがあります。
自社施工をしているかどうかは業者のホームページを確認すると判別しやすいです。
ホームページに職人の写真が掲載されていれば自社で工事をしている可能性が高いでしょう。
まとめ
外壁の塗り壁には「漆喰」「ジョリパット」「珪藻土」があります。
いずれもサイディングや塗装に比べて費用が高額となりますが、防火性に優れており、世界に1つしかないデザインを作れるメリットがあります。
塗り壁を施工する際は職人の技術力で耐用年数や仕上がりが決まります。
業者選びが重要なため、後悔しないように相見積もりで優良企業を見つけましょう。
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