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設計者:山本嘉寛さん
平屋の家と一言でいっても、今では従来の「日本風建築」だけではありません。
建築家に依頼することで、好みのテイストの家に仕上げることができます。
スクエアイメージのシンプルでモダンな物から、まるで洋館に見えるものまで幅広い印象のものが見つかります。
「建築家 平屋」で画像の検索をしてみてください。
それはもう、様々な外観のものが見つかることでしょう。
ある調査では、日本全域の7軒に1軒は空き家とされています。
高齢化により住まい手がいなくなってしまった、もしくはその家がライフスタイルに合わなくなり住みづらくなったために転居したことが原因とされています。
せっかく手に入れたマイホームも、一生ものではなかったという残念なケースもあるということなのです。
その点、平屋は、終生住うことのできる家として、使いやすいものとなる可能性が高まります。
ご希望の土地のエリア、予算、希望する家のテイストはどんなものですか?
どうぞ、あういえをの「家づくり相談」を活用し、建築家に相談してみてください。
また、登録建築家の作品集もじっくり見比べてください。
2014年9月現在、12軒の平屋が掲載されています。
どの作品にも独自の工夫が凝らされており、「思わず納得」のアイディアが満載です。
家は「外観」だけではありません。
実は平屋こそ、機能面から将来を見越した家として、建築家に依頼すべきものなのです。
それはなぜでしょうか。
特に建築家の腕の見せ所となる4つのポイントから、平屋の家を考えてみます。
また、解説に入るまでに失敗しない家づくりで1番重要な事をお伝えします。
「夢のマイホーム」の実現に向けて、多くの人が住宅展示場を訪れたり、雑誌やウェブサイトで情報を集めたりします。
しかし、その一方で、家づくりを始める前に「知っておくべきだった…」と後悔する人が後を絶ちません。
理想の家を建てるためには、情報収集が最も重要と言っても過言ではありません。
しっかりと情報収集を行わずに安易に住宅メーカーを決めてしまった結果、取り返しのつかない後悔をしてしまう方は非常に多いです。
家づくりで失敗しないために、そして、あなたの理想を叶える家を建てるために、ぜひ活用していただきたいのが「一括資料請求サイト」です。
一括資料請求サイトを利用すれば、複数の住宅メーカーの資料をまとめて取り寄せることができます。
家づくりのプロが厳選した優良企業ばかりなので、安心して利用できます。
「でも、資料請求って面倒くさそう…」
そんな忙しいあなたも、隙間時間で簡単に情報収集を進めることができるように、今回はスマホから1分で出来るサービスを2つご紹介します。
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家づくりは、多くの人にとって、人生で一度きりの大きなイベント。
だからこそ、後悔のない家づくりを実現するために、まずは情報収集から始めてみましょう!
今回ご紹介した一括資料請求サイトを有効活用して、あなたにぴったりの住宅メーカーを見つけてくださいね!
きっと、あなたの夢を叶える、素敵な家との出会いが待っています。
さあ、理想の住まいづくりを始めましょう!
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それでは解説をしていきます。
1.近隣との関連性を熟考
一般的に平屋は、2階建・3階建に比べ土地を広く必要とすると言われます。
必要な部屋数と広さを、1階ですべて賄わなくてはならないからです。
そのことから、よほど土地が広大でない限り、近隣の家との関連性がトラブルのモトとなるケースがあります。
日当たりを確保するために南側を庭として広く取ったことから、敷地の北側ぎりぎりに家を建ててしまいお隣の生活音や生活臭に困った―などです。
時には、隣家のリビングとこちらのバスルームが近すぎてお風呂を使いづらいなどの話もあります。
希望する家の機能(間取り)を保ちながら、このような近隣との関連性からくる問題を解消するための方法も建築家の知恵を借りなくてはなりません。
トイレや寝室など、プライバシーを保たなくてはならない空間がすべて地面に近いところにある平屋の家は、こういった点での配慮を要します。
窓や玄関、換気扇、エアコンの室外機など、外との接点を持つポイントで、近隣住宅との相互の影響をしっかりと検討しておかなくてはなりません。
一見ささいに見える「干渉」も、積み重なることでご近所トラブルに発展することもなきにしもあらず―なのです。
これらは、ご近所とも気持ちよく接するためにも知恵と工夫が求められる部分であるだけに、選択の余地のほとんどない大手ハウスメーカーの規格に収める必要のある家は、平屋には向きません。
建築家ならではのアイディアを求めるべきです。
2.大地とつながる家―庭を含む外構をトータルでデザインしてもらえる
家のどの部屋も地面と接するのが平屋の特徴です。
災害時にはどこからでも逃げられることも、平屋のメリットのひとつです。
更には、庭を充分に楽しめる家であることも、この平屋の家の大きな魅力。
特にガーデニングや家庭菜園などがご趣味の方には、とても素敵な家になる可能性が。
リビングの延長に設けるウッドデッキを伝い、すぐに草木の手入れに出られるのは、快適この上ないことでしょう。
また、生活する上で避けて通れない「洗濯物や布団干し」も平面移動のみでラクですから、家事の主役である主婦(主夫)にとっても利点は大きく、暮らしやすい家と言えます。
大地とつながる家である平屋は、単に生活のうるおいとなる庭を楽しむだけでなく、生活の面から見ても利便性が高いのです。
駐車場を設けるスペースが確保できるとしたら、もっと便利です。
週末に食材のまとめ買いをされるご家庭も多いでしょうから、このような大量の荷物をほぼ平面移動で家に運び込めるのです。
キッチンやパントリーへ直接アプローチできるよう、お勝手口が駐車スペースに近ければ近いほど、重たい荷物を運びこむ労力を軽減できます。
急な病気の時などにも、ご病人を車に乗せる際にも有利です。
このように、全ての部屋が地面に近いことからくるメリットには、多くのものがあります。
3.「バリアフリー」―一生付き合える家にできる可能性
平屋とは、ワンフロアで生活が完結する「一生ものの家」にもなりえます。
これまでの一般的な2階建ての家では、洗濯物を干すにも、2階のベランダへ荷物を持ちあがらなくてはならないなどの重労働が発生しがちでした。
今現在賃貸アパートやマンションにお住まいの方ならば「水平移動のラクさ」は既に実感をお持ちの事と思います。
アパートやマンションで生活したことのある人の多くが、平屋を希望されると言われるのはこの点からです。
「一生もののお買いもの」である家ですから、最初から自分たちが年老いた時の事を考えておくのも悪い事ではありません。
完全に段差をなくすというのは当初からは考えなくてもよいかもしれませんが、家そのものは何十年も手を入れずに住めるものではありません。
いずれ手を入れる時に、細かな段差を解消するだけで長く住めるポテンシャルを持った家―それが平屋なのです。
4.季節を感じる家にするために
平屋は、部屋の仕切りとなる壁が多くなりがちです。
北に面した部屋は暗くもなるでしょう。
部屋を仕切る壁が多いため、家の中の空気が流れづらいという側面も持っています。
太陽光や風などの自然の恵みや、日本ならではの四季を満喫するためには、その土地その土地の日差しや風向きを充分に検討する必要があります。
そのご家庭にあった暮らし方に沿う間取りと、これらの自然の恩恵との間に、きちんとした折り合いをつけてくれるのが、建築家のつくる平屋です。
そのエリアの気象条件だけでなく、ご近所の建物が落とす影、季節の風向きもそれら近隣の建物に影響され微妙な変化を見せます。
全ての人にあまねく恩恵を与えるこれらの恵みを、余すところなくどの部屋にも快適に届けるよう、「採光計画」「通風計画」をしっかり組み立てられるのが建築家なのです。
どうしても暗くなりがちな北側の部屋には天窓を設けることもあるでしょう。
また、小さくても中庭を設けることで明るさを手にできるケースもあるでしょう。
通風のための小さな窓を、随所に設けることもあるかもしれません。
大切なのは、土地や近隣建物と、建てようとしている家との関係を充分に検討することです。
快適な平屋は、このように細部にまでの配慮によって実現します。
建築家こそ、この細かな配慮が可能です。
規格内に納めなくてはならないハウスメーカーでは、どこかにしわ寄せがくる可能性も否定できません。
平屋こそ建築家に提案してもらいたい―「今」と「将来」を見越した家にする
建築家と建てる平屋の良さには
- 近隣との関連性を熟考
お互いに干渉しあわない間取り・工夫 - 大地とつながる家―庭を含む外構をトータルでデザインしてもらえる
生活に関わる移動(動線)をワンフロアで完結でき、外部からのアクセスがカンタン - 「バリアフリー」―一生付き合える家にできる可能性
はじめからワンフロアで構成されているため、バリアフリー住宅への改修もラク - 季節を感じる家にするために―光と空気に至るまでデザインしてもらえる
その家ごとの「採光計画」「通風計画」は建築家によるものが理想的
が挙げられます。
「将来夫婦だけになっても安心して暮らせる」ことまでを考えると、平屋は「一生もののお買いもの」としてベスト・チョイスかもしれません。
先々車いすになった時のことまでを考え、廊下を広めに取っておくなど最初からバリアフリーを意識した家を希望される方も増えています。
長い目で見た家というテーマこそ、建築家が得意とする分野です。
建築家による平屋は、充分に検討に検討を重ねることで、土地や予算、ライフスタイルに合わせやすい家となり得るのです。
各種の制約により全ての夢を叶えることができなくとも、「規格ありき」ですすめるハウスメーカーの家とは一線を画しています。
希望の優先順位の、大きな部分から叶えられる余地が大きいのが、建築家の平屋なのです。
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