LIXILの洗面器・手洗いの特徴や価格、評判をプロ目線で紹介!

洗面台

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出典:LIXILのショールームより

出典:https://www.lixil.co.jp/lineup/powderroom/dokodemo-tearai/

LIXILの「どこでも手洗い・サティス洗面器/コンパクト洗面器」は、LIXILの洗面化粧台のカテゴリーの中では、ベースグレードの洗面化粧台となります。

【LIXILの洗面化粧台シリーズ】

  • ルミシス/ボウル一体タイプ     :31万円~140万円
  • ルミシス/ハイバックベッセルタイプ :59万円~118万円
  • ルミシス/ベッセルタイプ      :46万円~83万円
  • クレヴィ              :35万円~57万円
  • ピアラ               :17万円~37万円
  • リフラ               :8万円~19万円
  • オフト               :9万円~20万円
  • どこでも手洗            :17万円~35万円
  • サティス洗面器・コンパクト洗面器  :9万円~20万円
  • 角型洗面器(ベッセル型)      :17万円~24万円
  • ドゥケア・カウンター        :20万円~61万円

LIXILは、元々別の5社が合体した会社でありますが、洗面化粧台については旧INAXの技術が受け継がれています。

「どこでも手洗い・サティス洗面器/コンパクト洗面器」の3種類の洗面は、陶器やタイルの技術を活かした洗面化粧台です。

今回の記事は、LIXILの洗面化粧台「どこでも手洗い・サティス洗面器/コンパクト洗面器」について、特徴や価格、評判や口コミなどを、住宅設備メーカー勤務のプロの目線を交えて解説していきます。

本文に入る前に、この記事を読んでいるあなたへとっておきの情報をお伝えします♪
 

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【2024年最新】「どこでも手洗い・サティス洗面器/コンパクト洗面器」の価格・サイズなどの基本情報

まずは「どこでも手洗い」の基本情報について見ていきます。

価格 170,000円~350,000円
間口(幅) 600mm・750mm・600~1,800mm
高さ 現場で自由に変動可能
引き出しタイプ 引き出し無し
ミラーキャビネット 1面鏡(2種類)
カウンター材質 タイル製・木製
洗面ボール種類 4種類
水栓 2種類
カウンターカラー 12種類(タイル9種類・木製3種類)
扉カラー 扉なし

続いて「サティス洗面器/コンパクト洗面器」の基本情報について見ていきます。

価格 90,000円~200,000円
間口(幅) 500mm・600mm・750mm
高さ 現場で自由に変動可能
引き出しタイプ 引き出し無し
ミラーキャビネット なし
洗面ボール種類 6種類
水栓 2~3種類
カウンターカラー 1種類
扉カラー 扉なし

「どこでも手洗い」の特徴4つ

画像引用:LIXIL | 洗面化粧室 | どこでも手洗

それでは、LIXILの「どこでも手洗い」の洗面化粧台についての特徴を見ていきましょう。

商品コンセプトは「お気に入りのスタイルに合わせた手洗空間を実現」です。

自分の好きなインテリアに、多彩なタイルや木製カウンターを合わせて、おしゃれなベッセル洗面が既製品としてプランできます。

また、洗面化粧台は洗面所という概念を崩して、寝室や玄関などでも使える洗面化粧台です。その高いインテリア性と共に、洗面器や奥行、扉をなくして全体がコンパクトに設計されている点が、特徴になります。

自分だけの注文住宅をつくる上で、「水場がここにあったらいいな」という要望に応えることができ、プランの選択肢がひろがります。

「どこでも手洗い」の一番の特徴である「色々なインテリアで使える洗面」というを解説していきます。

1.色々な場所にフィット!


「どこでも手洗い」の上手な使い方「どこでも手洗い」は奥行が約300mmです。
奥行の違いは、選択する洗面ボウルのタイプによって異なってきます。
通常の洗面化粧台の奥行の寸法が、500mm~600mmに比べてかなりコンパクトに設計されています。
このコンパクトさを最大限活かすのは、洗面所ではなく「玄関」「寝室」「トイレ内部」「2階の廊下」がおすすめ
詳しくは下記で解説していきます。
ちなみに設置する際は給排水管が必要になってくるため、新築の間取り決定時や、大掛かりなリフォームを行う際に、あらかじめ考えておきましょう。

「どこでも手洗い」は間口(幅)の種類が豊富

間口の種類としては、「規格として決まっている」タイプと、「現場カットで自由に寸法が調整できるタイプ」の2種類があります。

規格の間口幅は、タイプ別に以下のようになっています。

  • 両側オープン・片側オープン用 :600mm・750mm

画像引用:LIXIL | 洗面化粧室 | どこでも手洗

  • 両側壁用 :600mm~900mm

画像引用:LIXIL | 洗面化粧室 | どこでも手洗

  • 片側オープン・両側壁用:600mm~1,800mm

画像引用:LIXIL | 洗面化粧室 | どこでも手洗

玄関、洗面所、寝室、2階の廊下といったあらゆる場所で、プランがしやすいように様々な間口のプランが用意されています。

壁と壁の間にぴったり納めることも、オープンなプランで納めることも自由にできます

玄関スペースへ設置

画像引用:LIXIL | 洗面化粧室 | どこでも手洗

最近の新築では、箱型の玄関収納ではなくシューズクロークを設けるプランが多くなってきています。

そのシューズクロークや玄関ホールの一角に、この「どこでも手洗い」があると非常に便利です。

  • 帰宅時に手を洗ってから、家に入ることができる。
  • 庭いじり等の際に、洗面まで行かずに手や道具を洗うことができる。

特に、お子さんがいらっしゃるご家庭や、家の中に雑菌などを持ち込みたくない!という方におすすめなプランです。

寝室・ウォークインクローゼットに設置

画像引用:LIXIL | 洗面化粧室 | どこでも手洗

最近の新築では、寝室に併設してウォークインクローゼットを設ける方が多くなっています。

その中でもウォークインクローゼットの中や、寝室の端にこの「どこでも手洗い」がジャストフィットします。

部屋の中に洗面化粧台?と思われる方もいるかも知れませんが、洗面所でのお化粧に時間をかけていると、家族が使う時に邪魔になってしまうケースも考えられます。

また、着ていく服・髪形・アクセサリー類のコーディネートをする際にも、寝室にコンパクトな洗面化粧台があると、使い勝手が非常に良い間取りになります。

お値段も手頃で、コンパクト設計であることから、ドレッサーとして活用される方も多いです。

ただし「どこでも手洗い」は収納がないため、単独ではドレッサーの役割としては厳しいでしょう。そのため、同時に埋め込み収納などを併設しておくと良いでしょう。

また、洗面ボウルの容積が小さいので、洗髪等の作業は難しいです。化粧で汚れた手を洗ったり、軽く顔を洗う程度の作業になります。

2階の廊下・トイレ内部に設置

画像引用:LIXIL | 洗面化粧室 | どこでも手洗

特に2階のトイレは、多くの方がタンクレストイレではなく、通常のタンクありトイレが多いと思います。

タンクの手洗いが苦手な方には、もってこいの洗面化粧台になります。2階の廊下で余っているスペースなどがあれば有効活用できます。

1階も同様ですが、例えばトイレ空間の中に手洗いを設けたいと考える際も、「どこでも手洗い」はちょうどよい洗面化粧台です。

全体がコンパクトであることから、プラン時の制約や圧迫感を最小限にして設置することができます。

設置場所に関してのまとめ

奥行・幅などがコンパクトな「どこでも手洗い」は、上記のような洗面空間以外の設置場所でも有効的に活用することができます

間取りを考える際は、人が通る動線の問題もあるので、新築やリフォームを依頼する住宅会社によく相談して、設置場所を決めてみてください。

2.カウンター・ボウル(どこでも手洗)

画像引用:LIXIL | 洗面化粧室 | どこでも手洗

「どこでも手洗い」は、「4種類の陶器製ボウル」と「9種類のタイルカウンター・3種類の木製カウンター」があり、48パターンの組み合わせをお好みで選べます。

4種類の陶器製ボウル

どれも、焼き物の風合いが出ている洗面器になります。陶器の会社である、LIXILらしい特徴です。

  • 波工房YTシリーズ

画像引用:LIXIL | 洗面化粧室 | どこでも手洗

シンプルな形状とカラーで和風・洋風どちらにも合わせやすいです。

 

  • 創の美・産地別シリーズ/信楽

画像引用:LIXIL | 洗面化粧室 | どこでも手洗

左側より

  • 信楽 / 貫入白釉:貫入という小さなひびが入っているタイプ
  • 信楽 / 結晶黒釉:きらきらと光る結晶が入っているタイプ
  • 信楽 / 炎色ビードロ釉:信楽伝統の風合い。内側と外側で表情が異なるタイプ

素朴であたたかい土の焼き物を現代風に再現。和風でありながらモダンな空間を作ります。信楽で生産しているこだわりの洗面ボウルです。

9種類のカウンター色

タイルのカラーとエプロンのカラーは、全9パターンの組み合わせができます。

  • ムージャンホワイト/ホワイト・ベージュ・ブラック

画像引用:LIXIL | 洗面化粧室 | どこでも手洗

 

  • ムージャンブルー/ホワイト・ベージュ・ブラック

画像引用:LIXIL | 洗面化粧室 | どこでも手洗

  • ムージャンオレンジ/ホワイト・ベージュ・ブラック

画像引用:LIXIL | 洗面化粧室 | どこでも手洗

  • 木カウンター(ライトオーク・チェリー・ショコラオーク)

画像引用:LIXIL | 洗面化粧室 | どこでも手洗

木製カウンターについては、彩度を抑えた和モダンのテイストの色合いです。

排水口の仕様

排水口は、簡易的な落下防止柵のみになっています。目皿カバーありと無しが選択できます。

給排水管は扉がない分、露出してしまうためデザイン性を重視したタイプもあります。

壁・床用の全6タイプのトラップを用意しています。

画像引用:洗面化粧空間総合カタログ2023 | カタログビュー

3.水栓

「どこでも手洗」で選択できる水栓は1種類、2色です。

画像引用:LIXIL | 洗面化粧室 | どこでも手洗

モダンな雰囲気のベッセル洗面にマッチする、スタイリッシュなデザインの水栓です。

4.ミラーキャビネット

LIXILの「どこでも手洗」のミラーキャビネットは、1面鏡からの選択になります。

画像引用:洗面化粧空間総合カタログ2023 | カタログビュー

大きさは幅200mm×高さ700mmの鏡です。

鏡を固定する上下の金具の色を、シルバーもしくはマットブラックからの選択です。

また、市販品の1面鏡を組み合わせても、おしゃれになるので好みに合わせて選ぶのもよいでしょう。

実際にLIXILのショウルームでも標準外のミラーを使用して、インテリアをつくっています。

「サティス洗面器/コンパクト洗面器」の特徴3つ

画像引用:2023住宅設備機器総合カタログ A4版 | カタログビュー

LIXILの「サティス洗面器/コンパクト洗面器」についての特徴を見ていきましょう。

商品コンセプトは「水じまいがよく、清潔感のある美しいデザイン」です。自分の好きなインテリアに合わせて、アレンジもしやすいスマートな洗面器です。

3つのサイズが展開されています。

画像引用:2023住宅設備機器総合カタログ A4版 | カタログビュー

 

アクアセラミック

「サティス洗面」「コンパクト洗面」のボウル材質は、陶器です。

しかし従来の陶器とは異なり、LIXILのトイレにも採用されている「アクアセラミック」です。

アクアセラミック」は、従来の陶器に比べて表面が滑らかなLIXIL独自の素材です。

陶器は材質の性質上、表面に細かい凹凸がありますが、「アクアセラミック」は独自の技術で表面を滑らかにしていることにより、汚れがこびりつきにくくなっています

また表面処理により、傷が付きにくいというメリットもあります。

そしてISO準拠の抗菌(銀イオン)パワーで、陶器表面の雑菌の繁殖も抑えてくれる素材のため、寝室などに設置しても安心です。

 

1.洗面器の形状

「サティス洗面器」は5種類、「コンパクト洗面器」は1種類のラインナップから選べます。

YL-558タイプ

画像引用:2023住宅設備機器総合カタログ A4版 | カタログビュー

スタンダードなスクエア型の洗面器です。水栓は立ち上げとなっています。(サイズ:幅750mm×奥行450mm×高さ160mm)

YL-A557タイプ

画像引用:2023住宅設備機器総合カタログ A4版 | カタログビュー

左側にボウルが寄っている左右非対称型の洗面器です。水栓は立ち上げとなっています。(サイズ:幅650mm×奥行450mm×高さ160mm)

※右側へ寄っているタイプはありません

YL-A555タイプ

画像引用:2023住宅設備機器総合カタログ A4版 | カタログビュー

正方形に近い型の洗面器です。水栓は立ち上げとなっています。(サイズ:幅500mm×奥行450mm×高さ160mm)

YL-A537タイプ

画像引用:2023住宅設備機器総合カタログ A4版 | カタログビュー

洗面器の奥側がハイバック形式になっており、水栓まわりに汚れがたまりにくい型の洗面器です。水栓は立ち上げとなっています。(サイズ:幅650mm×奥行450mm×高さ270mm)

YL-A543タイプ

画像引用:2023住宅設備機器総合カタログ A4版 | カタログビュー

円形のかわいい印象の洗面器です。水栓は立ち上げとなっています。(サイズ:幅450mm×奥行450mm×高さ155mm)

YL-A531タイプ(コンパクト洗面器)

画像引用:2023住宅設備機器総合カタログ A4版 | カタログビュー

380mm角の非常にコンパクトな洗面器です。水栓は立ち上げとなっています。またオーバーフローの穴がありません(サイズ:幅380mm×奥行380mm×高さ135mm)

2.洗面ボウルの色

画像引用:2023住宅設備機器総合カタログ A4版 | カタログビュー

ピュアホワイトオフホワイトの2色から選択できます。

3.水栓

水栓はシングルレバー混合水栓単水栓の選択になります。

引き出しシャワー式の水栓は、YL-A558/YL-AA557/YL-A555の壁付式のみで選択できます。

画像引用:2023住宅設備機器総合カタログ A4版 | カタログビュー

※左側はシングルレバー混合水栓。右側はコンパクト洗面のみで選択できる「吐水口回転式シングルレバー混合水栓」です。

また、シングルレバー混合水栓は、エコハンドル(節湯水栓C1)になっています。

節湯水栓C1とは?

画像引用:2023住宅設備機器総合カタログ A4版 | カタログビュー

節湯水栓とは、水栓のレバーを水と湯の切り替え位置が「カチッ」というレバーの感触でわかるようになっている水栓です。

これにより、お湯を知らないうちに使わないようして、ガス代・電気代の削減に繋げることができます。

量も同様、水量70%の位置で「カチッ」という感触でわかるようになっており、節水がしやすい水栓です。

また各種補助金の申請などにも使える仕様の水栓になります。

こちらの水栓の省エネ性能は、意外にバカにできない効果があり、洗面化粧台にかかるガス代・水道代・下水代を約3割程度削減し、年間で約1,500円の節約効果(都市ガス)があります。

【2024年最新】「どこでも手洗い・サティス洗面器/コンパクト洗面器」の価格

「エスタ」の価格は、各キャビネットや色などの組み合わせ構成によって左右されます。また「どこでも手洗」「サティス洗面器/コンパクト洗面器」はスタンダードグレードの洗面化粧台であることから、下記の定価から、ある程度期待できる割引があると思います

また洗面化粧台の場合は、新築時は商品代に加えて施工費用、リフォーム時はさらに既存の洗面化粧台の撤去・処分費用が加算されますので、正確な価格については一度お見積もりを取得されて検討されることをおすすめします。

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  • 各タイプでの目安価格(表記価格はベースの目安定価)
どこでも手洗 170,000円~350,000円
サティス・コンパクト洗面器 90,000円~20,000円

※こちらは組み合わせによって、金額変動します

「どこでも手洗・サティス洗面器/コンパクト洗面器」の口コミや評判

「どこでも手洗」の口コミをみていきましょう。

私が事前調べで目をつけていたのが、こちら!

新商品の「どこでも手洗い」です!

その名の通り廊下や玄関、トイレなど好きな所に設置できるコンパクト手洗い。
タイルが可愛いし、水栓やボウルも選べます。
理想的な「既製品だけど造作風」の洗面。
↑しつこい
メインの洗面台は夫の希望通り、既製品丸出しのものにするので、トイレで私の造作風欲を満たしたい!!笑
お値段は全然可愛くないけど…手洗いはLIXILが最有力候補です。
出展:https://ameblo.jp/asanoouchi/entry-12612776446.html
もう1つ気になっていたのがこちら

画像はお借りしています。
その名も \どこでも手洗い/
タイルを使った造作洗面台が憧れでしたが、金額的に無理だろうと早々に諦めていたので
かわいい~と食いついてしまいました。
配管が見えるところもおしゃれな感じ。
ただボウルがつるつるじゃなくて、和風っぽいマットな感じらしいのが気になる。
実物見てみたいなぁ~
両方見積もりに入れてもらったので
予算や玄関の雰囲気に合わせて
決めたいと思います。
出展:https://ameblo.jp/acareader2020/entry-12615915946.html

 

まとめ

「どこでも手洗」や「コンパクト洗面」は、LIXILの洗面化粧台の中では、スタンダードグレードです。洗面所以外でも、おしゃれにプランしたり、シンプルかつスタイリッシュにコーディネートできる洗面化粧台です。

インテリアやお好みに合わせて、様々な形状の洗面器のラインナップがあります。

ウォークインクローゼットでのドレッサーとして、または玄関先に感染症対策として設置する洗面化粧台としては、コンパクトでかつおしゃれで、ベストな選択になりえるでしょう。

一度LIXILのショールームへ訪問して、ご自身の目で使いやすさを確かめてみてはいかがでしょうか。

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