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住宅で劣化しやすい代表的な場所と言えば、やっぱり水回りですよね。
水回りの劣化は、素人が見ても確認しやすい場所と、プロが見ないと確認しにくい場所があります。
確認しやすい場所に関しては早く対処することができるのですが、確認しにくい場所はなかなか気付かないために対処が遅れて、数年で大規模なリフォームが必要になってしまうケースも…。
手遅れになる前に早めの点検、補修を行いましょう。
今回は、見落としがちな水回りのポイントとリフォームについてご紹介します。
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チェックポイント
まずは、おうちの水回りがどのくらい劣化している状況なのか、チェックしてみましょう。
- 結露が激しい
- 流しの排水管から異臭がする
- 排水の流れが悪い
- お風呂や流し台近くのタイルが欠けている
- 家の中に水漏れ跡がある
- 家の中の壁にカビが発生している
- 浴室と脱衣室の境目に溝がある
もし上のチェック項目の内、2つ以上当てはまったら、要注意です。
劣化の恐れがある場所で、自分で確認できるところは確認してください。
普段見ない床下や、流しの下、タイルの裏、浴室天井裏などは、特にカビが繁殖しやすく家の劣化が進んでいることが多いものです。
自分で確認することが難しい場所は、業者に頼んで点検・確認をしてもらってください。
今ご紹介したチェックポイントの他にも、水漏れがないか水道メーターでチェックすることもできます。
- 家の中の蛇口を全て閉める
- 水道メーターが回っていないか確認する
その状態でもし水道メーターが回っていたら、水漏れしている可能性が大です。
どこが水漏れしているのか、業者に頼んで見つけてもらいましょう。
水回りリフォームのタイミングは?
劣化の進行度合いにもよりますが、築15年から20年程度で土台や排水管が腐食し始めます。
ただし小さいひび割れなどを放置していると、内側で腐食が進んでしまう場合もありますから、必ずしも築年数が浅いからといって安心はできません。
ですので、おうちを長持ちさせたいなら、数年おきに水回りの定期的な点検と補修をしておくことが重要になってきます。
一般的に、築15年を過ぎたあたりになると、水回りのカビが気になってきます。
修繕した箇所やカビの繁殖などを考えると、築15年が経過したのを一つの目安に、水回りのリフォームを行うのが良いのではないでしょうか。
水回りのリフォームについて
キッチンのリフォーム
毎日使うキッチンは、水回りの設備の中でも劣化が進みやすい場所です。
でも、いざキッチンをリフォームしようとすると、リフォームの価格が気になりますよね。
キッチンの水栓を換える、ビルトイン浄水器を付けるなど、小さなリフォームであれば価格は5万円前後で済むでしょう。
しかしキッチン全体を取り替えるような大掛かりなリフォームの場合、価格は最低30万円程度はします。
最新のシステムキッチンにまるごと変えるようなら、100万円以上は考えておいたほうが無難でしょう。
トイレのリフォーム
トイレもキッチン同様毎日使うので、劣化が早い場所です。
便器と排水管をつなぐ部分が劣化して、床下が腐ってしまうなどのケースも多いようです。
そうなると、床板をはいで床を張り替えるところからトイレのリフォームをしなければなりません。
トイレのリフォームの価格は、リフォームの内容によって大きく変わってきます。
便器だけだったら、20万円から30万円で付けることができます。
ちなみに最近発売されている便器は、節水機能や便器を洗いやすい形状になっているので、水道代が節約でき、掃除の時の洗いにくさを解消できるんです。
また、床下が腐っている場合は床を変えないといけませんし、壁紙や手洗いの流しにこだわるようなら、リフォームの価格はさらに高くなり、50万円を超えることも珍しくないようです。
浴室のリフォーム
湿気の溜まりやすい浴室は、タイルが割れたり、カビが繁殖したり、浴槽が割れたりと、お手入れが最も必要な場所です。
カビの対策としては、換気をよくすることと、掃除をしっかり行うことが基本。
タイルや浴槽の劣化に気づいたら、放置せずに、補修できるところは早めに補修を行ってください。
タイルの劣化を放っておくと、タイルの割れ目や浴槽から水が染み出て、浴室の床下にカビが繁殖したり、家の柱が腐ってしまったり、シロアリが繁殖したりしてしまいます。
小さな補修をしておくことで、水回りのリフォームまでの期間を伸ばすことが可能です。
また水回りのリフォーム時期の目安である築15年は、お風呂の給湯器の交換時期でもあります。
もし給湯器を取り替える予定があれば、一緒に浴室全体のリフォームをするのがオススメです。
浴室のリフォームの価格は、ざっくりと50~100万円程度が相場です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
水回りのリフォームは大掛かりなものなので、計画的に行う必要があります。
リフォームにかかる費用やリフォームにかかる時間、リフォームを任せる会社もしっかり調べておきましょう。
おうちを長持ちさせるために、定期的に水回りの点検をして、補修できるところは早めに対処しておきましょう。
点検を怠り補修が遅れてしまったら、リフォームする時期も早まってしまいますよ。
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