寒さに負けない!一戸建ての冬対策のまとめ

リフォーム・リノベーション

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今週は、各地で大寒波が到来していると話題に上がっていますよね。

大寒波のドカ降りの雪で、除雪作業に追われている人も多いのではないでしょうか。

この時期は暖房に頼りがちになり、電気代がかさんで家計を圧迫してしまいます。

そして暖房をつけすぎるとお肌が乾燥したり、喉が乾燥して風邪を引きやすくなってしまうんです。

しかし寒い思いをしたくはないので、暖房とは上手に付き合っていく必要があります。

そこで今回は、暖房と上手に付き合っていくための一軒家の寒さ対策についてご紹介します。

本文に入る前に、この記事を読んでいるあなたへとっておきの情報をお伝えします♪
 

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暖房代を抑える工夫

お家全体の対策での断熱リフォーム

皆さんは、断熱リフォームという言葉を聞いたことがありますか。

断熱リフォームとは、お家の断熱性をアップさせるためのリフォームです。断熱と聞くと、夏場に暑い外気をお家の中に入れないためのリフォームだと思いますよね。

しかし、お家の内側の暖かい空気外に出さないことも断熱なのです。夏も冬も快適なお家にするためには、断熱リフォームがおすすめです。

今回は、断熱リフォームをお家の場所別にご紹介します。

屋根裏

屋根の画像

部屋の暖かい空気は、上に溜まりやすくなっています。

その暖かい空気を屋根から逃していたのでは、いつまで経っても部屋は暖まりません。

その対策として、屋根裏の断熱リフォームがあります。

屋根裏に断熱材を入れることによって、部屋の上部に溜まった暖かい空気を逃さず暖房を無駄遣いせずにすむんです。

断熱材は、ウールを使ったものや発泡プラスチックを使ったものまで種類はたくさんあります。

また、屋根裏に断熱材を入れる場合や天井に貼る場合、屋根の外側に断熱材を敷く場合もあるので、リフォーム業者としっかり相談してお家に合った断熱リフォームを行いましょう。

屋根裏断熱リフォームに使われる断熱材の種類と特徴

貼り付けるタイプの断熱材

〈繊維系の断熱材〉

繊維系の断熱材はウールが良く使われていて、ガラス繊維から作られるガラスウールや、石灰などから作られるロックウールが主流です。

ガラスウールは湿気に強いので、梅雨の時期にも安心です。

ロックウールは不燃材なので、火災などのときは燃え広がりを抑えてくれます。

またロックウールは防音性にも優れているので、騒音やお家の中の音を軽減させてくれます。

ウールを使った屋根裏の断熱リフォームは、断熱材を屋根裏に貼り付けるだけなので、施工が簡単で3日前後で施工が終わります。

施工が簡単だということで手を抜く業者もいるようなので、業者選びは慎重に行いましょう。

〈発泡プラスチック系の断熱材〉

発泡プラスチックは軽くて繊維の間に空気が溜まるので、保温効果が期待できます。

断熱性を上げるために、ガラスウールやロックウールと合わせて屋根裏に貼り付ける事も多いようです。

プラスチック系の断熱材は、いろいろな形にすることができるポリスチレンフォームや硬質ウレタンフォームがあります。

吹き付けるタイプの断熱材

〈セルローズファイバー〉

セルローズファイバーの原料はパルプや紙で、人体に優しい断熱材です。

カビにも強い素材でもあるセルローズファイバーは、これから需要が伸びると言われています。

吹き付けるタイプの断熱材なので、新築のお家でも築年数が経っているお家でも施工しやすく施工日数も少なくてすむんです。

〈発泡ウレタン〉

ウレタンを発泡させて直接屋根に吹き付けるのが、発泡ウレタンです。

発泡ウレタンの形状はスポンジケーキに似てフワフワしていて、機密性が高いのが特徴です。

吹き付けるタイプの発泡ウレタンやセルローズファイバーは、ガラスウールやロックウールに比べ高価です。

予算に合うかどうかは、見積りをもらって確認しましょう。

お家の内壁

断熱材の画像

一部だけ壁に断熱材を入れても、お家全体の断熱はなかなかできません。

断熱効果を発揮させるためには、お家の壁全面に断熱材を入れることが重要です。

そのため大掛かりな断熱リフォームになることもあります。

壁の張替えの目安としては、200万円前後といわれています。

事前にお金を積み立てて、計画的に断熱リフォームを行ってください。

お家の内壁に使う断熱材は屋根裏に使う断熱材同様、グラスウールや硬質ウレタンが一般的なようです。

お家の外壁

外壁の画像

なんと外壁にも断熱リフォームがあるんです。

壁は何層にもなっていて、その中の外壁寄りに断熱材を一層入れる事によってお家を寒さから守ってもらえます。

また外壁の断熱リフォームには断熱塗料を塗るリフォームがあります。

断熱塗料を塗るリフォームは、施工日数もそれほどかからず費用も抑えることができるので、緊急的に寒さ対策をしたい人にはおすすめです。

外壁を何年も塗り替えていない時などは、外壁を塗り替えるのと一緒に断熱リフォームをしてみてはいかがでしょうか。

お家の窓

内窓の画像

お家の中で寒さが一番伝わりやすい場所は、窓なんです。

窓から伝わる冷たい空気を断つことで、部屋の温度を下げずに快適に過ごす事ができます。

窓の断熱リフォームの中で、「内窓の設置」と「ガラスの交換」が主流のようです。

「内窓の設置」

内窓は窓を二重にすることで窓と窓の間に空間ができ、お家の内側の暖かい空気を外に逃がしにくくしてくれます。

北海道のような寒い地域では、一般的ですよね。

そして窓を二重にすることによって、暖房の効きが良くなり暖房代を押さえることもできます。

最初のコストはガラス交換よりかかりますが、長い目で見たら安い買い物ではないでしょうか。

「ガラスの交換」

ガラスの交換は、一般的な窓ガラスよりも厚みがあり特殊な素材が使われているガラスを使用するので、見た目が取り付けた前と変わらずにすみます。

窓の見た目を変えたくない人やそれほど寒い地域ではない人は、ガラス交換をしてみてはいかがでしょうか。

また内窓のガラスを断熱ガラスにすれば、断熱効果が高くなりより暖かくなるでしょう。

お家の床

フローリングの画像

窓からの寒さも気になりますが、直接寒さを感じるのは床ではないでしょうか。

最近ではフローリングのお家が多く、素足で歩くたびに冷たさを感じてしまいます。

そんな冷えを解消するために、床の断熱リフォームがあります。

床を剥がして断熱材を敷き詰める大掛かりな断熱リフォームや、床下から断熱材を貼り付ける断熱リフォーム、床下に断熱材を吹き付ける断熱リフォームなどいろいろな種類があります。

床を剥がして行う断熱リフォーム

床を剥がして断熱材を敷き詰める大掛かりな断熱リフォームは、板状の保温材を打ち付けていきます。

床を剝がす分、床の張替え費用と断熱材の費用がかかるので、床下に断熱材を貼り付けるより費用は高くなってしまいます。

しかし床下の断熱リフォームより床を剥がして行う断熱リフォームの方が、保温性が高いようです。

床下に貼り付ける断熱リフォーム、吹き付ける断熱リフォーム

床下に貼り付ける断熱材も、グラスウールが多いようです。

床下に断熱材を吹き付ける断熱リフォームは、屋根裏の吹き付ける断熱リフォームと同じく発泡ウレタンなどが良く使われます。

床暖房

床を暖房として使いたい人は、温水式の床暖房や電気式の床暖房にリフォームすることも可能です。

エアコンの使用頻度を抑えるためにも、床暖房はおすすめです。

断熱リフォーム以外のお家の寒さ対策

まずは断熱リフォームをご紹介しましたが、今すぐに暖かくしたい人や断熱リフォームのお金を準備していない人は、ご自身で出来る限りのお家の寒さ対策をしましょう。

簡単にできる一工夫をご紹介します。

窓の対策

厚手のカーテン

カーテンには防犯や日の光を遮る働きがありますが、その他に断熱効果も期待できるんです。

厚手のカーテンにするだけで、お家の中の空気を逃がしにくくしてくれるだけでなく、防音効果もあるので、一石二鳥です。

また断熱用のカーテンも売られているので、ぜひチェックしてみてください。

プチプチ

荷物を保護するためのプチプチが断熱材になります。

実は、プチプチはホームセンターや100円ショップで売っているので、手に入れやすいんです。

プチプチを窓に直接貼れば、お家の保温効果が高まりますよ。

ですが貼っているのがバレバレなので、見た目にこだわる人には向きませんね。

サッシ用テープ

お家の中の暖かい空気を外に逃がしたり、外の冷たい空気をお家の中に伝えやすくするのは、窓ガラスだけではありません。

窓のサッシも温かい空気を逃がしたり、冷たい空気を伝えやすくしてしまうんです。

そんなサッシには、サッシ用テープがおすすめです。

簡単に貼ることができるので、プチプチと合わせて寒さ対策をするとバッチリですね。

断熱フィルムをガラスに貼る

プチプチと同様に窓ガラスに直接貼り付けるのが、ガラス用の断熱フィルムです。

断熱の効果だけでなく、結露を防ぐ断熱フィルムや紫外線をカットしてくれる断熱フィルムもあるので、お家の状態や日当たりなどを考えた上でフィルムの種類を選びましょう。

また見た目にこだわる人は、プチプチよりも断熱フィルムの方が良いですね。

窓の近くにいない

窓の側は断熱対策をしても、寒くなりがちです。

ソファやベッドは窓からできるだけ離し、寒さを感じないよう工夫をしましょう。

また、ベッドの下にスペースがあると冷たい空気の通り道になって、いつまでも身体が暖まりにくい原因になってしまいます。

その場合はベッドの下に収納ボックスを入れたり、床に敷く布団に変えてみてください。

床の対策

カーペット、ラグを敷く

先程もご紹介したように、冬の床は冷たく足から寒さを感じてしまいます。

そこで活躍するのが、カーペットやラグです。一枚敷くだけで、床の冷たさの度合いが大きく変わります。

またボア素材や断熱性の高い素材のカーペットやラグもあるので、なお暖かく感じられますよ。

ダンボールを敷く

ダンボールに保温性が高いのを知っている人も多いのではないでしょうか。

その保温性を利用して、布団の下やカーペットの下などにダンボールを敷きましょう。

カーペットやラグの下に敷く際は、ダンボールとカーペットやラグがずれて滑りやすくなるので、しっかりダンボールとカーペットやラグを固定してくださいね。

またダンボールは、窓に貼るのも効果的です。

見た目にこだわらない人は、是非やってみてください。

アルミシートを敷く

ダンボール同様に、アルミシートを布団の下やカーペットの下などに敷くことで、床からの寒さを防ぐ事ができます。

そして冬で使ったアルミシートは、夏にも大活躍をするんです。

アルミは太陽光を跳ね返してくれるので、窓に吊るして使えばエアコン代の節約にもなりますよ。

コルクのマットを敷く

部屋全体にカーペットやラグを敷ければ良いのですが、そういうわけにもいかないものです。

カーペットやラグを敷いてないスペースには、コルクのマットを敷いてみてください。

最近では敷き詰めやすいジョイント式のコルクマットが売られています。

コルクのマットなら暖かいですし、滑りにくいのでお子さんをコルクのマットの上で安心して遊ばせることができますよ。

視覚からの寒さ対策

色を利用して暖かく

人間は暖色系の色から暖かさを、寒色系の色から冷たさを感じると言われています。

その人間の特性を利用してインテリアに暖色系の物を置けば、気持ちから暖かく感じる事ができるんです。

しかし暖色系の物ばかり置き過ぎると、リラックスできない時があるので注意して暖色系の物を置きましょう。

体感温度からの寒さ対策

湿度を上げる

人間の体は湿度が上がるごとに、体感温度が上昇するそうです。

ですので、乾燥しがちな室内には加湿器を置きましょう。体感温度が上がり風邪予防にもなりますよ。

ですが結露が激しいお家は湿気が多いので、湿気が多くなり過ぎて余計結露をさせてしまいます。

お家の湿気具合を気にしながら、加湿器を活用して体感温度を上げましょう。

まとめ

今回は、一軒家の寒さ対策についてご紹介しましたがいかがでしょうか。

寒さを防ぐ対策は、大掛かりなものから簡単にできるものまで様々です。

寒さの度合いに合った断熱対策をチョイスするためにも、お家のための積立金があり予算をしっかり確保できていると良いですね。

お家の寒さ対策は暖房代を抑えるだけでなく、お家を長持ちさせる対策にもなります。

一石二鳥のお家の寒さ対策は、抜かりなくしっかり行いましょう。

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