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家の外観の印象を大きく左右する外壁。家づくりのときや家のメンテナンスのとき、検討材料のひとつになるのがサイディングです。サイディングとはどのようなものでしょうか。
ここではサイディングの種類、選ぶときのポイント、それぞれの特徴や価格など、サイディング選びに欠かせないことをご紹介します。
このページではサイディングにまつわることを網羅的に扱っていますので、失敗しないサイディング選びをしていただけるようになります。
サイディングの選び方からメンテナンス法にいたるまで、このページの情報をお役立てください。
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1.サイディングとは?
サイディングとは、1枚のサイズが決まっている「パネル状」の外壁材のことです。設計された外壁のサイズに合わせて必要枚数をオーダーし、現場ですぐに取り付けることができます。
モルタルや漆喰など現場で材料を水で練り、手で仕上げていく方法を「湿式工法」と呼びます。一方、サイディングは形状が決まっており、現場で組み立てていきますので、「乾式工法」とも呼ばれます。
サイディング(乾式工法)を使用した外壁づくりは、湿式工法とは異なり、乾燥までの時間を要しない・職人の高度な技術を要しませんので、費用と工期を圧縮できます。
2.サイディングの種類は大きく5つ
サイディングといっても、ふたつの種類に分けられます。それぞれの特徴とメリット・デメリットは以下のとおりです。
2-1.窯業系サイディング
窯業系サイディングとは読んで字のごとし、「焼き物」と捉えてください。セメント質・繊維質・水などを練り合わせ、成型し、熱や圧力をかけて養生、その後乾燥の工程を経てその形ができあがります。
決まったサイズに切断されたパネルは、塗装されます。塗装は、デザイン・色味のためだけでなく、サイディングの保護のためにも必要です。
2-1-1.窯業系サイディングのメリット・デメリット
窯業系サイディングは上記の通り、成型や塗装が自由に行えることが特徴です。実際、新築住宅の約8割で採用されているとされています(Q4.どの外壁が一番多く使われていますか│NPO法人住宅外装テクニカルセンター)。
【メリット】
色・デザイン・厚みのバリエーションが多く、思い描く外壁に近づけやすい
防火・耐火性に優れている
【デメリット】
塗装がはげると吸水性が高まり、雨水吸収から変形やひび割れを起こす
シーリング(サイディングの継ぎ目をつなぐもの)の劣化で、継ぎ目から水が入る
2-1-2.窯業系サイディングの価格(値段)
窯業系サイディングの価格(値段)は、1平方メートル当たり約3,000円~10,000円です。
2-2.金属系サイディング
金属系サイディングもまた、その名の通り「金属製のサイディング」です。腐食に強いとされるガルバリウム鋼板、アルミニウム合金またはステンレス鋼板などが主流です。裏側には断熱材が附帯しているものが多く、家の中の温度を保ってくれるという役割も果たします。
2-2-1.金属系サイディングのメリット・デメリット
金属系サイディングは、そのシャープなイメージからシンプルさやきりっとした印象を強調したい家で用いられます。
【メリット】
断熱材が附帯しているので、外気の影響を受けにくい
寒冷地でも凍害にあいにくい
【デメリット】
台風時など、何かが飛来し衝突すると変形する
サビが発生することがある(特に海岸部での塩害)
2-2-2.金属系サイディングの価格(値段)
金属系サイディングの価格(値段)は、1平方メートル当たり約4,000円~10,000円です。
2-3.木質系サイディング
無垢の木材、もしくは表面処理(防水塗装・防火処理)を施した木材を使う外壁材です。外壁材として取り扱っているメーカーは少なく、施工費用がアップする傾向にありますが、他の素材にはない温かみのある印象の家をつくることができます。
2-3-1.木質系サイディングのメリット・デメリット
独自の印象を持たせることができるだけでなく、手入れをしながら木の色合いが深まっていくのを楽しめるのが木質系サイディングの特徴です。
【メリット】
画一的なサイディングとは異なり、自然であたたかなイメージ
熱を吸収しづらいので、断熱性能が高い
【デメリット】
こまめなメンテナンスが必要
施工に精通した工務店が少なく、施工費用が高い
2-3-2.木質系サイディングの価格(値段)
木質系サイディングの価格(値段)は、1平方メートル当たり約5,500円~10,000円です。
2-4.樹脂系サイディング
塩化ビニール樹脂を用いた外壁材を樹脂系サイディングと呼びます。樹脂というと紫外線でもろくなるというイメージですが、近年では熱を逃がさない高級なサッシに用いられるほど進化しています。
2-4-1.樹脂系サイディングのメリット・デメリット
思いの外丈夫な素材ですし、とても軽量であることが樹脂系サイディングの魅力です。水分を取り込むことがありませんので、吸水・凍結による破損がほとんどないのが特徴です。
【メリット】
色はげせず、塩害や酸性雨にも強い
日常的なメンテナンスは水洗いででき、シーリング張り替えは基本的に不要
【デメリット】
シェア率が低いため、まだ種類が少ない
「プラスチッキー」な印象がぬぐえない
2-4-2.樹脂系サイディングの価格(値段)
樹脂系サイディングの価格(値段)は、1平方メートル当たり約3,500円~5,000円です。
2-5.ALC外壁
軽量気泡コンクリートで作られているALCも、外壁材のひとつとして広く利用されています。耐火性に優れていること、軽量でありながら耐久性をもっていることが特徴です。
どちらかというとマンションなど大型の建物で使われる外壁材です。
2-5-1.ALC外壁のメリット・デメリット
軽く強いことがALC外壁の特徴ですが、その一方で軽さのもとである小さな気泡が悪さをすることがあるのも事実です。
【メリット】
50年程度は大規模工事が不要
断熱性が高く、涼しい・暖かい家ができる
【デメリット】
定期的な塗装を怠ると、気泡内に水が入り、凍結膨張で破損しやすい
1平方メートルあたりの単価が高い
2-5-2.ALC外壁の価格(値段)
ALC外壁の価格(値段)は、1平方メートル当たり約13,000円~17,500円です。
3.サイディングの劣化の見分け方
サイディングは、定期的なメンテナンスをしなければ傷むばかりで、そのままにしておくと大規模な外壁工事が必要となります。これをさけるため、住んでいる方ご自身でその兆しに気づかなければなりません。
3-1.チョーキング現象が起こっていないか
外壁を指でなぞったとき、粉が付いてくればチョーキング現象が起こっている証拠です。
外壁部材に施されている塗装(塗膜)が紫外線や風雨により劣化し、外壁材に使用されている顔料が表に出てくることでこのチョーキング現象が発生します。
この段階で気づけなければ、外壁材はほとんど「むき出し」で、水を吸ってひび割れを起こしたり、カビ・コケが発生しやすくなります。ときとして破損の原因になりますので、安易な高圧洗浄などをしないようにします。
3-2.クラックやシーリングのへたりは起こっていないか
クラック(ひび割れ)が起こっていたり、サイディングのつなぎ目のシーリングがへたってはいませんか。
これらの「隙間」から水が浸入し、さらにサイディングが傷む、ときとして家を支える柱まで傷んでしまう可能性があります。
3-3.膨れが発生していないか
金属系サイディングにおいて、「膨れ」は大きな問題の一歩手前です。その膨れの中では、サビが静かに進行しています。外壁材のカット部分や釘打ち部分からサビが生じますので、基礎に一番近い部分や、サッシはめ込み部分など加工を施してある部分を定期的にチェックしてください。
もちろん、それ以前に「光沢が落ちてきた」「色合いが変わってきた」ことに気づくかもしれません。それらもまた、金属系サイディングの劣化の見分け方です。
4.サイディングの種類によるメンテナンス時期・方法の違い
上で触れたとおり、サイディングは「一生モノ」ではありません。日頃のこまめなケアも必要ですが、概ね10年サイクルで再塗装などの大きなメンテナンスを行わなければなりません。
4-1.窯業系サイディングのメンテナンス時期と方法
窯業系サイディングそのものは30~40年ほどもつものとされています。しかしながら、10年に1度はシーリングや表面塗装をしなければなりません。
10年という期間にとらわれず、チョーキング現象が現れたとき、シーリングの「やせ」で隙間を見つけたときはメンテナンス時期です。
シーリングを一度取り再度シーリングを打ち直す、サイディング表面の洗浄、再塗装が必要となります。
4-2.金属系サイディングのメンテナンス時期と方法
水の浸入がない金属系サイディングは、窯業系サイディングに比べメンテナンス時期は長く、10~15年とされています。
とはいえ、何らかの理由でキズやへこみが生じていれば、そこからサビが発生することも考えられます。また、海が近い場所ならば塩害が発生することもありますので、日頃から適宜目で見て確認してください。
シーリングを一度取り再度シーリングを打ち直す、サビを落としサビ止めの下塗り、再塗装が必要となります。
4-3.木質系サイディングのメンテナンス時期と方法
木質系サイディングは湿気により腐食が進みやすいものでもあります。水分が染み込むのを防ぐ塗料を10年前後に1度塗布します。
他のサイディングとは異なり、高圧洗浄など水による汚れ落としはしません。サンドペーパーでの磨き、染み抜きや色合わせ、再塗装が必要となります。傷みが激しい部分は張替えをしなければなりません。
4-4.樹脂系サイディングのメンテナンス時期と方法
樹脂系サイディングは、基本的にメンテナンスフリーとされています。その理由に、外壁材そのものに表面塗装を行っていないことが挙げられます。
また、施工も概ねの場合、シーリング材を使用しないオープンジョイントという方法が採用されますので、シーリングの「やせ」の心配がありません。
とはいえ、ガス管・水道管などの引き込みに際し穴を開けたところにはシーリングをしますので、その部分は注意をします。
4-5.ALC外壁のメンテナンス時期と方法
ブロック内部の気泡が高い断熱性を実現しているALC外壁ですが、その気泡が水分を取り込み、凍結・膨張で日々を生じさせることがあります。これを防ぐため、10年前後に1度程度防水塗装やシーリングの打ち直しをしなければなりません。
芯に用いる鉄筋や、それに止めつけるボルトがさびてしまった場合、その膨れにより「爆裂(壁面の浮き上がり・亀裂)」が起こります。これらを見つけた場合は、すばやくメンテナンスをしなければ家そのものの強度も損なわれます。
5.サイディングの選び方は「メンテナンス費用」も一緒に考えることが重要
多くのサイディングは、概ね10年に1度は何がしかのメンテナンスをしなければなりません。そのとき必要な手順は
- 家全体を覆うように足場をかける
- シーリングを打ち変える
- サイディングの洗浄・磨きをする
- 下地を塗り替える
- サイディングに合った塗装をする
となります。
これらは最低でも100万円~となります。できればサイディングそのものに保証期間がついている、メンテナンスサイクルが長いシーリング材を使用するなどの工夫が必要です。
サイディングは家の印象を左右する大切なものではありますが、家は引渡しが終わった瞬間から“劣化”しはじめることを考えると、可能な限りメンテナンス頻度が低いものを選択肢に入れることも大切です。
6.サイディングメンテナンスは「飛び込み営業」で契約しない
引渡しから数年経つと、「外壁が大変なことになっています」などの飛び込み営業をかけられることがあります。どうぞ、ここで慌てないようにしてください。
本来必要でないところのメンテナンスをセットですすめられる可能性もありますし、他社と比較させないよう「今決めてくだされば○○万円値引きします」など無理な営業をかけられてしまうかもしれません。
これを避けるために、外壁塗装(メンテナンス)会社の比較ができる一括査定サイトを利用する、評判の良い会社数社に相見積もりを出してもらうといった方法を採用するのがよいでしょう。
まとめ
サイディングとは、パネル状の外壁材のことで、現場で組み立てるだけで済むことから、工期短縮・費用圧縮の面でメリットがあります。サイディングにはいくつもの種類がありますので、それぞれの特徴を知っておくことでメンテナンスの目安も立てやすくなります。
今回の記事では、特に次の5点をご理解ください。
- サイディングの種類は大きく5つ。一般住宅で多く用いられるのは「窯業系」「金属系」
- サイディングには定期的なメンテナンスが必要。チョーキングやひび割れがあれば手入れのとき
- サイディングの手入れ法は素材により異なる。正しいメンテナンスを
- サイディング選びは、メンテナンスまでの期間・費用も加味して検討を
- サイディングメンテナンスには多額の費用がかかる。必ず相見積もりを取って
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