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「暖かく涼しい家」と「環境やお財布にやさしい家」に関心がおありですか。せっかく家を建てるなら、あらゆる点で快適なことを希望されるのではないでしょうか。先に挙げた「家の中の快適性」と「環境・経済面でのメリット」を両立させるのはZEH(ゼッチ)の家です。今注目されているZEHの家の条件や、ZEHの家を建てる助けとなってくれる補助金、ZEHの家のデメリットについて解説いたします。
また、解説に入るまでに失敗しない家づくりで1番重要な事をお伝えします。
「夢のマイホーム」の実現に向けて、多くの人が住宅展示場を訪れたり、雑誌やウェブサイトで情報を集めたりします。
しかし、その一方で、家づくりを始める前に「知っておくべきだった…」と後悔する人が後を絶ちません。
理想の家を建てるためには、情報収集が最も重要と言っても過言ではありません。
しっかりと情報収集を行わずに安易に住宅メーカーを決めてしまった結果、取り返しのつかない後悔をしてしまう方は非常に多いです。
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家づくりは、多くの人にとって、人生で一度きりの大きなイベント。
だからこそ、後悔のない家づくりを実現するために、まずは情報収集から始めてみましょう!
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それでは解説をしていきます。
1.ZEH(ゼッチ)とは?概要をわかりやすく解説
ZEHとは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス=使う電力と創る電力がプラスマイナスゼロの家)の略です。経済産業省の旗振りのもと、エネルギー需要を低く抑えるための切り札として、家庭で消費するエネルギーを極限にまで落とす家であるZEH増加を推し進めています。2030年までには平均的な新築住宅がZEHになることを目標に、2015年に「ZEHロードマップ」を公表しました(「ZEHロードマップ」をとりまとめました│経済産業省)。
1-1.省エネの家
1973年の統計では、国内エネルギー需要の8.9%を占めていた「家庭部門」が、2014年には14.3%にまで拡大しました。最大需要部門の「産業部門」が65.5%から44.8%に低下しているにもかかわらず、家庭部門では増え続けているわけです(1.エネルギー消費の動向│資源エネルギー庁)。
私たちの快適な暮らしを支える家電製品は増加の一方、1世帯で使用する電力が上がってしまうのは当然のことでしょう。しかしながら、やはり家庭で使用するエネルギーを抑制しなければならないことも明らかです。夏は涼しく冬は暖かい家、つまりエアコンなどの空調設備に極力頼らないですむ高断熱・高気密の家が大切なのです。
1-2.エネルギーを創る家
自宅で使用するエネルギーを極限にまで落とすには、「自宅で創エネ」する必要があります。太陽光発電や家庭用燃料電池(通称エネファーム)などを設置し、自宅消費電力・熱源をまかなうのがZEHの家の必須条件です。
創エネのよさは、日ごろ電力会社から電気を購入する必要がないことに加え、何らかのトラブル(災害など)で電力インフラが絶たれたときにも自家発電ができることです。しかも、そのエネルギーは自然の力を利用したものですので、環境破壊・環境汚染の心配がありません。自然に与えられる“力”を生活に生かせるのもZEHの家のよさです。
1-3.自宅利用のエネルギーをコントロールする家
ただ単に、断熱効果が高く、自宅でエネルギーを創るだけなら、これまでの「性能が高い家」と変わりはありません。ZEHの家は、作ったエネルギーを上手に利用するため、エネルギーを溜めておく・コントロールする機能が必要です。そのためには、太陽光パネルと家庭用蓄電池をセットで設置することが重要です。
また、HEMSもZEHには必須です。HEMSとは、「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略で、各種設備と接続して、創ったエネルギーと使うエネルギーを“見える化”してくれるものです。
大手家電メーカーでは、ECONET Lite規格にのっとった家電を発売し始めました。これはHEMSにつなぎ込んだコントローラーで家電や設備機器をコントロールする仕組みです。ECONET Lite自体はまだ発展途上といえます。しかしながら、「スマホでエアコンをON・OFFする」などテレビなどで見聞きしたことがあるでしょう。あのような仕組みを、家庭内のほとんどの家電で実現するのが、ZEHの家の条件であるHEMSの目指す役割とお考えください。
2.ZEHの家にすることで75万円プラスαの補助金がもらえる
ここまでの解説で、「ZEHの家は魅力的だけど、莫大な費用がかかるのでは…」と心配になった方もいらっしゃるでしょう。確かにZEHの条件をクリアするには費用がかかります。しかしながら、とても強靭でエネルギーコストがほとんどかからない家は、長い目で見るとよいものです。さらに補助金を手にすることもできます。
2-1.2017年版補助金の概要
ZEHの基準で建てた家のへの補助金制度は、昨年(2016年度)から開始されました。今年度も予算が確保され、1戸あたり75万円の補助金が準備されています。蓄電システムの導入にも同じく補助金があり、1kWhあたり4万円(上限あり・工事費を除く蓄電システムの金額の1/3、ないしは40万円のいずれか低い金額)です(平成29年度ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)支援事業│一般社団法人環境共創イニシアチブ)。
2-2.補助金の条件を詳しく解説
上でも触れたとおり、ZEHの家と認定されるには、家そのものの性能が重要です。空調機器で暖めても冷やしても、その熱が外部にたやすく漏れ出るようでは省エネとはいえません。ZEHの家は、外気と室内の空気が触れ合う開口部(窓やドアなど)や、家そのものの断熱性能を強く問われるものです。とはいえ、日本でも寒い北海道、温暖な九州・沖縄までとその気候はさまざまです。家の断熱性能(UA値)もエリアごとに8つに分類されています。これは、俗に言う「オーバースペック(無駄な高品質)」を避けるためで、そのエリアで満たすUA値を変化させています(住宅所在地地域区分│一般社団法人環境共創イニシアチブ)。
いくら省エネ・創エネがZEHの目指すところとはいえ、都市部市街地で太陽光パネルを設置することはむずかしいものです。これを救済するため、1・2地域では年間に使用するエネルギーを可能な限りゼロに近づけた「Nearly ZEH」も補助金の対象としています。
2-3.補助金をもらうまでの手続きや流れ
もしもあなたが、ZEHないしはNearly ZEH基準で家を建てたい、と思ったのならば、最初にして頂きたいことがあります。それは、実績のあるハウスメーカーや工務店探しです。というのも、ZEHの家の補助金申請には多くの計算や書類の準備が必要であるため、慣れないハウスメーカーや工務店では認定が難しくなってしまうのです。
このような手続きになれているハウスメーカーや工務店は、「ZEHビルダー」として一般社団法人環境共創イニシアチブの公式サイトに掲載されています(ZEHビルダー一覧検索│一般社団法人環境共創イニシアチブ)。このページで、お住まいのエリア(都道府県名)で検索すると、ZEH普及目標とその実績を調べることができますので便利です。
この中から、「この会社に頼みたい」と思えるところを見つけ、家を建てる相談をします。家や設備など、基本的な家づくりについての相談は、ZEHでない一般的な家と同じような相談で進んでいきますが、ひとつだけ注意を要するポイントがあります。それは、キッチンやバスルームなど給湯に関する熱源をガスにするか、電気にするかを決めておくことです。
省エネ・創エネがZEHの基本ですが、当然エネルギーを使用しなければ生活が成り立ちません。特に毎日のことである炊事や入浴にどのエネルギーを使うかを選ぶ必要があります。小さなお子さんやご高齢の方ならば、キッチンでは安全なIHクッキングヒーターを使いたいかもしれません。逆に食べ盛りのお子さんのいるご家庭ならば、火力の強いガスを使いたいことでしょう。使用エネルギーについては、電気かガスのどちらに軸足を置くかを決めておくと、効率よく省エネすることができます。
最終的に「建てたい家」が決まると、設計~施工に入りますが、設計の段階でZEHビルダーがあなたに代わって補助金申請をしてくれます。実際に公募でOKが取れ、補助金を手にできるのは、家が完成したあとです。必要に応じて工事の完了検査が必要だからです。
2-4.他の補助金と併用できる?
家という大きな買い物をするために、できるだけ補助金を使いたいと考えるのはとても自然なことです。ZEH補助金だけでなく、他の補助金も併用できるのでしょうか。
答えは「Yes」です。地方自治体が独自に太陽光パネル設置などに補助金を設けていることがありますので、聞いてみるのもよいでしょう。しかしながら条件があり、「その原資が国庫でなければ併用は可能」とされています(よくある質問│一般社団法人環境共創イニシアチブ)。ときとして地方自治体の他の補助金の元手が国のお金であることもあります。十分に確認して申請をしましょう。ZEHビルダーであればそのあたりの情報にも精通していますので、相談してみるとよいでしょう。
2-5.中古住宅も対象になる?
中古住宅もZEH認定を受けられる可能性があります。ZEHの条件にかなう既存戸建住宅であれば、住民票や登記事項証明書の提出で補助金申請をすることができます(補助対象となりうる事業者と住宅│一般社団法人環境共創イニシアチブ)。新築の建売住宅でも条件は同じですので、既に家を持っている・建売住宅を購入する方は、ZEHと認定される家かどうかを建てたハウスメーカーや工務店に確認してもらうことをおすすめします。
3.ZEHの家を建てるには?
ZEH補助金の対象となる家を建てるには、重要なポイントがいくつかあります。
3-1.「ZEHビルダーマーク」を使用している会社を選ぶ
2017年度から、ZEHビルダーには「ZEHビルダーマーク」の使用が許可されています。グリーンカラーで葉っぱと家をイメージさせるマークにZEHと記されています。このロゴマークは、ZEHビルダーの公式サイトやパンフレットなどに用いられます。消費者にとってわかりやすいものとなりましたので、これを手がかりに会社選びをします。
3-2.暮らしのあり方をイメージしておき、設備を上手に選ぶ
省エネを実現するためには、上でも少し触れたように「エネルギーは何に頼るのか」「それにマッチした設備は何なのか」など、事前に考えておくべきことがあります。この点から考えると、設備はすべてZEHビルダーの提案してくれるもののなかから選ぶことが大切ですが、ときとして「エアコンは量販店で選びたい」と思うことがあるでしょう。
たとえば、ひいきの家電量販店がありポイントがたまっているといったケースです。そのような時は、「施主支給」という方法があります。このときは、「エネルギー消費効率の区分(い)」と記されている商品を選びます。これはエネルギー消費効率がよいと認定されZEHの家に求められている商品です。
たとえばパナソニックなど有名な家電メーカーならばWEBサイトで確認できることもあります(住宅設備用エアコン│パナソニック)。とはいえ、家の性能との組み合わせや、どの部屋に設置するのかで求められる性能は異なりますので、「このエアコンで考えているのですが」とZEHビルダーに相談しておくことが大切です。
4.ZEHにデメリットはある?
ZEHの家は、「年間を通して計算したとき、“出入り”の消費エネルギーがゼロ」の魅力的なものです。しかしながら、デメリットとも考えられる点もないわけではありません。
4-1.初期コストが高くなる
高断熱・高気密の家をつくり、そこに創エネ設備・蓄電設備などを設置するということは、年間消費エネルギーを極限にまで落とすことはできても、建設費(初期コスト)が高くなることは否めません。その家に何十年住むのか、を考え、「家の一生」と「メンテナンスを含めたランニングコスト」の計算をし、家づくりに取り組む必要があります。
4-2.ZEHの家づくりに長けたハウスメーカーの見極めが難しい
ZEHの家づくりには、ZEHビルダーの力を借りなければなりません。ZEHビルダーとは、ZEHの家をつくるにあたり、高い目標を掲げ、なおかつ実績のあるハウスメーカーです。しかしながら、ZEHの家の定義が定められ、実際にZEHの家への補助金制度が開始されたのは2012年(平成24年)からです。2017年現在、やっと6年目に入ったところですので、すべてのZEHビルダーがZEHの家づくりに「精通している」とは言いがたい面も考慮すべき点でしょう。
まとめ
ZEHの家は、私たちの毎日の生活にかかる費用を軽減してくれるのと同時に、環境にやさしい素敵なものです。しかしながら注意すべきこともあります。ここで覚えておいていただきたいのは、以下の4つのポイントです。
- ZEHとは、年間を通して使用する電力が限りなくゼロに近い家のこと。「断熱性能」「創エネ設備」「エネルギーコントロールができること」が主なポイント
- 2017年度にZEHの家を建てると、補助金は最低でも75万円。お住まいの自治体が単独で行っている家に関する補助金も併用すれば、プラスαを手にできる
- 設備に関しては、消費エネルギーを「電気に頼るのか」「ガスに頼るのか」を先に決めておくと検討がスムーズ
- ZEHの家を建てたいと希望したときは、「ZEHビルダー」に相談を。できれば、目標を高く掲げ、実績の多い会社・工務店がよい。環境共創イニシアチブのサイトでZEHビルダーを探すのがベスト
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