液状化現象とは―「3つの対策」と「避け方」でかしこく土地選び

地割れした道路 注文住宅

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日本と言えば、地震大国。

地震に対する備えは、いくら行っても「やりすぎ」はありませんね。
家族を守るための家も、一歩間違えれば倒壊により、むしろ「凶器」ともなり得ます。
今回は、地震から家族を守る家ではなく、土台の問題である「液状化現象」について考えてみます。

また、解説に入るまでに失敗しない家づくりで1番重要な事をお伝えします。

「夢のマイホーム」の実現に向けて、多くの人が住宅展示場を訪れたり、雑誌やウェブサイトで情報を集めたりします。

しかし、その一方で、家づくりを始める前に「知っておくべきだった…」と後悔する人が後を絶ちません。

理想の家を建てるためには、情報収集が最も重要と言っても過言ではありません。

しっかりと情報収集を行わずに安易に住宅メーカーを決めてしまった結果、取り返しのつかない後悔をしてしまう方は非常に多いです。

家づくりで失敗しないために、そして、あなたの理想を叶える家を建てるために、ぜひ活用していただきたいのが「一括資料請求サイト」です。

一括資料請求サイトを利用すれば、複数の住宅メーカーの資料をまとめて取り寄せることができます。

家づくりのプロが厳選した優良企業ばかりなので、安心して利用できます。

「でも、資料請求って面倒くさそう…」

そんな忙しいあなたも、隙間時間で簡単に情報収集を進めることができるように、今回はスマホから1分で出来るサービスを2つご紹介します。

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「SUUMO」は、豊富な物件情報だけでなく、家づくりに関する情報も充実しているのが特徴です。

特に、地域密着型の工務店の情報が豊富なので、「地元の工務店で、こだわりの家を建てたい!」という方におすすめです。

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「HOME4U家づくりのとびら」は、NTTデータグループが運営する、信頼と実績のあるサイトです。

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家づくりは、多くの人にとって、人生で一度きりの大きなイベント。

だからこそ、後悔のない家づくりを実現するために、まずは情報収集から始めてみましょう!

今回ご紹介した一括資料請求サイトを有効活用して、あなたにぴったりの住宅メーカーを見つけてくださいね!

きっと、あなたの夢を叶える、素敵な家との出会いが待っています。

さあ、理想の住まいづくりを始めましょう!

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それでは解説をしていきます。

液状化現象が起こるメカニズム

そもそも、水分を持たない土(地面)はありません。
土の粒子同士の間に水分と空気が入り込み、粘土状になっているのが通常の状態。
これが、地震などの揺れで水分だけが地上近くに浮き出てくるのが液状化現象です。
このため、時には家やビルなどの傾き、道路の舗装の割れ、マンホールの浮き上がりなどが生じます。
重たい家が水に沈んでゆくのは、自然現象。
とはいえ、この液状化現象を「自然の事だから」とやり過ごすわけにはいきません。
一生に一度ともいえる大きなお買い物である家を支える地面の問題ですし、
なにより、ご家族の安心・安全の面からも軽く考える訳にはいきませんね。

 

どんな場所で起こりやすいの?

液状化現象は、ある一定の条件下で起こりやすいと言われています。
それは、「砂地盤×地下水位10センチメートル以内×地震」です。
砂地盤とは、土の粒子の大きさが0.03ミリメートル~0.5ミリメートルの土の事。
このような砂質土(粒の細かい土)は、埋め立て地で良く利用されてきました。
そのため、埋め立て地は疑っておいても良いかもしれません。

また、海岸線付近や川のそば、昔川だった場所も心配です。
川岸も海岸も、砂が多いのはみなさんご存知の通りです。
川のそばは、地下の水脈の位置が高いことも充分考えられます。

 

その土地がどんな状態だったのかを知る手掛かり

ニュースでも取り上げられたことがありますので、ご存知の方も多いかもしれません。
液状化現象に強い土地かどうかは、「地名」に手掛かりが残っている場合があります。

例えばサンズイの付く地名。
池・沼・川・沖・沢・湊―などなど。
また、「田」も一度は疑ってもらいたい地名です。

そもそもそこには川が流れていたよ、池だったよ、沼だったよ、という意味が残っている場合があるのです。
いずれも、「水」に関連したものばかりですね。
これらの土地のそもそもの姿から、地盤が強固かどうかをある程度推測するというやり方です。

もちろん、しっかりとした埋め立てが行われているケースもありますから、一概には言えません。
ですが、専門的な知識のない人が、土地について知る手掛かりにはなってくれるはずです。

 

液状化現象への対策

そもそも、その地盤が家を建てるのに向いているのかを知りたいと思われませんか。
地盤の「診断」も受けることができます。
例えば、東京都であれば
東京都液状化対策アドバイザー制度」というものを設けています。

こういった制度がなくとも、
「地盤調査」を専門に行っている業者もあります。
調査手法もいくつかあります。
「調べてみる」ことから始めなくてはなりません。

対策は、というと、その土地の軟弱さや土質によって変わります。

 

大きく分けると

1.締固め
土の表面に振動を加えること、または砂の柱(サンドコンパクションパイルともいう)を土の中に埋め込むことで土の密度を上げる

2.地盤そのものを固める
軟弱な地盤の表層部分に土質安定処理材を混ぜ込む、またはそれらの処理剤を柱状に土に埋め込むことで土の質を強固なものにする

3.更に深い場所にある固い地盤(支持地盤ともいう)に達するまで杭を打ち込む
セメント質や鋼管杭などを地面深くの硬い地盤に達するまで打ち込むことで、表層の土の弱さを補う
―があります。
これは、上から順に安価→高価、地盤改良の方法として軽度→重度です。

これらは、先の地盤調査の結果により工法が選ばれます。

 

大都市では情報が集積されつつあります

東京都都市整備局では、先に挙げた「東京都液状化対策アドバイザー制度」をはじめとし、
「液状化予測図」など液状化現象に関する様々な情報を集積、公開しています。

建築物における液状化対策について

このページには「土地履歴マップ」があり、古い地図との対比をさせながら、
その土地が過去にどんな場所であったのかも知ることができます。
また、相談窓口も23区・各市に設けられており、その相談窓口の課と連絡先も明記してありますので、
いざ土地を購入、という場合にはまず相談してみることもよいですね。

 

実は、地盤が一番大事な家の素顔

いくらすてきな家(家族の入れ物)が出来上がっても、その素顔ともいえる地盤が良い物でないと、いざという時に家族を守れないことが起こるかもしれません。
家は家族を守りますが、その家は地盤に守られているのが本来の姿です。
そのためには、しっかりと「その土地の昔の姿を知る事」「その土地の状態を調べること」「必要な対策を打つこと」―の3つが必須条件。
業者に任せっぱなしでは、いざというその時に後悔をしてしまうかもしれません。

何かの記念日には数日かけて立派なお料理を仕込むように、
また、着たいドレスやスーツで特別な日にドレスアップするため心身ともに整えるように、
そのような心構えで土地選びや土地の改良などに臨んで頂きたいのです。
家を建てるというご家族にとってのハレの日に向けて、家の素顔である地盤に目を向けて頂きたいのです。

ハレの日は、地盤作りからはじまっています。

 

地盤を固めたあとは家造り!賢く家を建てるならこちらで相談される事をお勧めします。

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